『思潮』の廃刊と『思想』の創刊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 『思潮』の廃刊と『思想』の創刊の意味・解説 

『思潮』の廃刊と『思想』の創刊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/30 08:06 UTC 版)

思想 (雑誌)」の記事における「『思潮』の廃刊と『思想』の創刊」の解説

前述のように、『思想』の前身にあたる雑誌として、岩波書店から『思潮』が刊行されていた。和辻哲郎によると、この雑誌は『思想』につながる側面があるものの「同人誌」的な色彩であったという。 この『思潮』が廃刊になった後、2年前後経過した後に、岩波茂雄によって雑誌思想』の刊行計画される。和辻はこの問題石原純東北帝国大学退職したことが関係している可能性指摘しつつ、岩波が「岩波書店雑誌」として『思想』を刊行するのに協力求めてきたことを述懐している。このような経緯ののち、大正10年10月創刊号刊行された。創刊号掲載され文章次のような表題であったラファエル・ケーベル 盛夏漫筆 桑木厳翼 流行哲学思潮 土居光知 国民的文学世界的文学 石原純 相対性原理真髄 和辻哲郎 原始基督教文化史意義 M.M. 世界見聞録 倉田百三 父の心配 このうち倉田執筆した文章創作であり、戯曲であった。和辻によると、発刊直後は、掲載され文章の中では、この倉田戯曲評判良かったという。また、ケーベルによる随筆継続して掲載されており、これはケーベル逝去まで続いた創刊後しばらくの間の『思想』には、創作設けられていたことが特色のひとつである。谷川徹三によると、倉田のほか、中勘助小宮豊隆安倍能成らの小説、随筆等が掲載されていた。

※この「『思潮』の廃刊と『思想』の創刊」の解説は、「思想 (雑誌)」の解説の一部です。
「『思潮』の廃刊と『思想』の創刊」を含む「思想 (雑誌)」の記事については、「思想 (雑誌)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「『思潮』の廃刊と『思想』の創刊」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「『思潮』の廃刊と『思想』の創刊」の関連用語

1
思想 (雑誌) 百科事典
14% |||||

『思潮』の廃刊と『思想』の創刊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



『思潮』の廃刊と『思想』の創刊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの思想 (雑誌) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS