『レフトビハインド』
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「ティム・ラヘイ」の記事における「『レフトビハインド』」の解説
ラヘイの名は小説『レフトビハインド』の著者として最も知られている。この小説は患難前携挙説に基づく携挙後の社会を描いている。この携挙は、前千年王国説、特にディスペンセーション主義者の間で複数回行われると信じられている。この本は、実際にはスポーツライターで数多くの小説を書いているジェリー・ジェンキンスがラヘイのノートから着想を得て書いている。 このシリーズは1995年に第1巻が発売され、その後全12巻が発売された。非常に人気を博したこのシリーズは2016年7月時点で6,500万部を売り上げている。また、このうち7タイトルはニューヨーク・タイムズやUSAトゥデイのベストセラーリストにも掲載された。福音派牧師のジェリー・ファルエルは第1巻についてこのように述べている。「この本は現代キリスト教に非常に大きな影響を与えた。現代においては聖書の次に偉大な本だ。」また、売上においてはトム・クランシーやスティーブン・キングと比較される。 ラヘイは自ら原案を思いついた時期について述べ、それは1994年ごろに飛行機に乗っていた際、結婚しているパイロットがフライトアテンダントと浮気しているのを見た際だと言っている。その時、彼は今携挙が起きたらこのパイロットはどうなるのかと考えたのだった。実際、小説の最初の場面は類似の展開となっている。彼は『レフトビハインド』の映画製作権を売却したが、その映画「レフトビハインド」がラヘイの望むキリスト教価値観に基づいたものというよりも、単なる興行的成功を狙ったものとなってしまったとして、彼は後悔することとなった。
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