『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』のカメーバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 10:07 UTC 版)
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無人宇宙船ヘリオス7号に付着して南太平洋のセルジオ島に飛来したアメーバ状の宇宙生物が、マタマタガメに憑依して生まれた怪獣。伸びる首を活かした頭突きが武器。宇宙生物の弱点である超音波を放つコウモリを探す太郎とアヤ子の前に現れ、彼らを鍾乳洞まで追い込むが、そこにコウモリが生息していたことにより、退散する。その後、宇宙生物の支配を脱した小畑によって解き放たれたコウモリの群れに思考を乱されたうえ、同種の宇宙生物によって怪獣化した巨大ガニの怪獣ガニメの2体目との同士討ちに陥り、最後はガニメともども火山の噴火口に飲み込まれる。 スーツアクターは中村晴吉。 検討用台本『海の大怪獣 大襲撃』では、センザンコウがモチーフであった。 造形 着ぐるみの造形は安丸信行。全身の粘土原から石膏型が起こされ、細かい鱗の表現にこだわった造形が行われている。背中のとげは時計回りに渦を巻いており、これは同じ安丸による『怪獣総進撃』のアンギラスの背中のとげと同じ表現である。腹部にチャックがあり、演技者は下から入る仕掛けになっている。後ろ足は演技者の膝から先が入り、膝をつかずに演技できるように作られている。また、甲羅を長くすることで膝部分を隠し、中の人間の体型を隠している。ジャンプは操演で表現された。 カメーバの頭が勢いよく飛び出すギミックは、自転車の空気ポンプを仕込んだもので、フロンガスによって押し出される。首にはエキスパンダーのスプリングも仕込まれており、射出後に縮む構造となっている。スーツアクターの中村は、頭が飛び出す際の「ポン」という音に毎回中で驚かされたそうである。 劇中に登場するマタマタガメは、イシガメの甲羅にとげのデコレートを乗せて出演させたもの。手足にばねの入った造形物も作られたが、本編では未使用。
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