「BELIEVING IN MYSELF」、<動>から<静>への原点回帰 (2020 - 2021)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 13:37 UTC 版)
「hyde」の記事における「「BELIEVING IN MYSELF」、<動>から<静>への原点回帰 (2020 - 2021)」の解説
2020年1月に新曲「BELIEVING IN MYSELF」の完成を発表。同曲は「東京マラソン」のレースディレクターとの対談をきっかけに制作され、同年の大会イメージソングに起用され、同年3月18日に13thシングル「BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY」として発売された。ただ、シングル発売後にライブハウスでのツアーなどを計画していたが、世界各国での新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、バンドならびにソロで予定されていた活動計画の多くが大幅に変更・中止されることとなった。音楽活動が止まる中で、同年5月にチャリティーグッズの販売を発表。この企画のグッズ収益の一部を緊急支援募金へ寄付することが発表された。 前述の新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、長らくライブ活動を停止していたが、2020年9月にアコースティックライブツアー「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」を敢行。本公演は、東京在住のファンクラブ会員を対象に収容人数を絞る形で行われ、動画配信サービスSHOWROOMを活用した自身初となるライブの有料配信も実施された。翌2021年にはコンサートツアー「HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE」を開催。再び前作『ANTI』を冠して行われたツアーとなったが、HYDE曰く「前年のライブ「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」を"Episode.1"とすれば、今回は"Episode.0"にあたるライブ」だといい、前年のツアーから演出を変え、セットリストも演出に合う曲がピックアップされた。また、アコースティックコンサートでありながらも重低音感を失わないようロックと両立したサウンドを意図した音作りがなされている。 上記ツアーの3月6日・7日に開催した大阪城ホールのツアー最終公演のMCにて「『ROENTGEN』の第二弾を作る」と突如発表。これは、前述の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ライブ開催において接触感染や多人数での発声に伴う飛沫感染に対する処置を要するため、自身が求める激しいライブを国内外で開催することが当面難しいと判断したことが理由となっている。こうした状況を踏まえ、HYDEは「だったら2年後にやりたいと思っていたことを今やろうと気持ちを切り替えた」と告白している。これにより、アルバム『ANTI』以降にリリースされた「BELIEVING IN MYSELF」や14thシングル「LET IT OUT」のようなハードなギターリフを主としたロックサウンドの追究から一転し、弦楽器や生楽器を取り入れたサウンド作りに原点回帰することなった。
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