「変身ポーズ」の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:22 UTC 版)
「第二次怪獣ブーム」の記事における「「変身ポーズ」の登場」の解説
「仮面ライダーシリーズにおける変身」も参照 『仮面ライダー』は、巨大ヒーローものと一線を画す「等身大のヒーロー」であり、当初はスタッフも路線に迷い、巨大ヒーロー化案が検討された経緯があるが、7月からの「2号ライダー」登場に伴って、定番パターンとして歌舞伎の「見得」を採り入れた「変身ポーズ」を劇中に盛り込んだ。 主人公の「一文字隼人」がヒーローである「仮面ライダー」に変身する際に、「変身!」と掛け声をかけ、揃えた両手を大きく振りかぶって「決め」をとるこの「変身ポーズ」は、その真似のしやすさもあって子供たちの間で爆発的なブームを呼び、「変身ポーズ」と「変身」は一大社会現象となって、文字通りテレビ番組、日本列島を席巻していった。子供たちは、こぞってこの「変身ポーズ」を遊びに採り入れ、まさに子供の遊びの作法を一変させた。 また「変身ポーズ」は他番組にも多大な影響を与えた。「変身ブーム」の真っただ中に円谷プロが制作した『ウルトラマンA』(TBS)は、「男女合体変身」という新機軸を盛り込んだ意欲的な作品だったが、「子供たちが変身ごっこをする際に真似しにくい」との理由が大きな要因となって、結局、劇中から設定自体が排除され、より真似しやすい単独変身に変更されてしまった。
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