「ノルウェー」時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 03:16 UTC 版)
「フランス (客船・2代)」の記事における「「ノルウェー」時代」の解説
「フランス」は、1977年にいったん買い手が付いたものの、再利用されずにそのまま係船されていたが、1979年になってノルウェーのクルーズ企業であるノルウェージャン・クルーズライン(NCL)が購入し、カリブ海クルーズ用客船に改造されることになった。工事のため、長年の母港であったル・アーブルから西ドイツのブレーマーハーフェンに回航され、船名にもなったフランスに別れを告げた。 クルーズ客船化により2400人定員に変更するため船内は大幅に改装され、客室が増設された。一方、31ノットの高速は不要なことから、ボイラーの半数は撤去されて最高出力は4万馬力に、速度は17ノットとなった。島巡りに使用する400人乗りの大型ランチも搭載され、塗装も従来の白黒から白と青のツートンカラーに変更された。 1980年4月14日に改装工事が完成し、船名も「ノルウェー」(SS Norway)となった。総トン数は7万トンに及び、これまで世界最大のクルーズ客船であったP&Oの客船「キャンベラ」を抜いて、当時世界最大のクルーズ客船となった。 その後、数回にわたり改装を受けた。特に1990年に行われた改装では、最上部デッキの上に客室を新たに増設した結果、「フランス」当時の姿から大きく変化してしまった。
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