《頑張ってください》の敬語
「頑張ってください」の敬語表現
誰かを応援したい時や励ましたい時に使う「頑張ってください」は、丁寧な言い回しではありますが、目上の人に対して使うのは好ましくありません。そもそも「頑張る」には「困難に耐えて最後までやり抜く」という意味があり、「頑張ってください」は「頑張る」の命令形にあたるため、目上の人に対して「最後までやり抜け」と命令するのが失礼にあたると考えられているからです。そのため、目上の人を激励する時には「頑張ってください」の代わりに、「ご成功をお祈りしています」「ご健闘をお祈りしております」「ご活躍を祈念しています」といった間接的な表現を使うのが一般的です。また、頑張ってほしいと思っている内容を具体的に伝える言い回しでも、「頑張ってください」の代わりに使う敬語表現として活用できます。「心から応援しております」「どうかお気を付けていってらっしゃいませ」「どうぞお大事になさってください」など、シチュエーションに応じた素直な表現を用いることで、相手を思いやり敬う気持ちを十分に伝えることができるでしょう。「頑張ってください」での誤用表現・注意事項
「頑張ってください」の代わりにせっかく別の敬語表現を用いたつもりが、やはり目上の方に対してタブーな言い回しであったとなっては元も子もありません。例えば、相手を労うための「お疲れ様です」「ご苦労さまです」は、ビジネスシーンにおいては目上から目下に対して使う言葉として定着しているため、相手を敬う表現としてはNGです。また、相手の成功を祈って使われる「期待しています」というフレーズも、目下が目上の成果の有無に踏み込む立場にはないという理由から、相手を立てる言い回しとしては不適切とされているので注意しましょう。「頑張ってください」での言い換え表現
・応援しています・応援しております・心より応援しております・うまくいくとよろしいですね・うまくいくことをお祈り申しあげます・影ながら応援しております・どうかお気を付けて・どうぞお気を付けて、いってらっしゃいませ・ご自愛ください・くれぐれもご自愛ください・お大事にしてください・どうぞお大事になさってください・ご無理なさらず、どうぞお大事になさってください・ご無理なさいませんよう、お気を付けてお過ごしください・ご活躍を祈念いたします・さらなるご活躍を楽しみにしております・ますますのご活躍を祈っております・今後ますますのご活躍をお祈り申しあげます・ご成功を心より願っております・ご成功を心よりお祈り申しあげております・ご健闘をお祈り申しあげます・ますますのご健闘を心よりお祈り申しあげます・お疲れの出ませんよう、お祈りしております・ご健勝とご多幸をお祈り申しあげます・ご発展を心よりお祈り申しあげますWeblioに収録されているすべての辞書から《頑張ってください》の敬語を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 《頑張ってください》の敬語のページへのリンク