《倦怠感》の正しい読み方
「倦怠感」の正しい読み方
「倦怠感」は「けんたいかん」と読む。「倦(けん)」「怠(たい)」「感(かん)」すべて漢字の音読みである。「倦怠感」の意味解説
「倦怠感」は、心身に疲れが感じられる状態である。はっきりした理由がなくやる気が起きなかったり、考えがまとまらなかったりするときも含まれる。「倦怠感」はあくまでも感覚なので、病気や怪我による深刻な症状は該当しない。また、物事に飽きてしまい、これ以上関心を持てなくなった状態を「倦怠感」と表現することもある。なぜ「倦怠感」をこう読むのか・理由
「倦」は物事に飽きて嫌になることを意味する字であり、「怠」は退屈さ・気だるさ・気の乗らない感じに陥ることを意味する字であり、両者はほぼ類義語である。意味の似た字が連なっており、その点において「清涼感」や「爽快感」「嫌悪感」「拒否感」などの語と同じ構成の熟語といえる。「倦怠感」の類語・用例・例文
「倦(けん)」「怠(たい)」「感(かん)」すべて漢字の音読みである。「倦怠感」の類語には「疲労感」が挙げられる。いずれも、心身が重く、本来の力が発揮できない状態を表す。ただし、「疲労感」はより深刻な症状を意味する。また、体力が削られ、行動に支障をきたしているときにも「疲労感」が使われる。「倦怠感」は感覚的な概念であり、「重大な理由がないのに不調に思える」状態だ。単なる気の持ちようでだるい感じがする際にも「倦怠感」が用いられる。そのほか、やる気がない状態を表す言葉として、「弛緩」も「倦怠感」に近い。違いを挙げるなら、「弛緩」は力が抜けてしまっている状態を指す。「倦怠感」は十分に力が入らず、万全の体調ではないことを意味する。
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