馬廻りとは? わかりやすく解説

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うま‐まわり〔‐まはり〕【馬×廻り】

読み方:うままわり

主君または一軍大将乗っている馬の周囲

「義貞は兼ねてより—に勝れたる兵を七千余騎囲ませて」〈太平記一四

主君大将乗った馬の周囲にあって警護をする騎馬武者また、その一団近世には職制化され特定の者が任命された。馬廻組馬廻衆

「ここに主の妹婿、政山三五平といふ—」〈浄・堀川波鼓


馬廻

( 馬廻り から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 08:43 UTC 版)

馬廻(うままわり)は、騎馬武士で、大将の馬の周囲(廻り)に付き添って護衛や伝令及び決戦兵力として用いられた武家の職制のひとつ。平時にも大名の護衛となり、事務の取次ぎなど大名の側近として吏僚的な職務を果たすこともあった。武芸に秀でたものが集められたエリートであり、親衛隊的な存在であったとされる[1][2]


  1. ^ a b 馬廻 - 世界大百科事典第2版「馬廻」(コトバンク
  2. ^ a b 図説 戦国武将おもしろ事典 p276(監修/奈良本辰也1990年 三笠書房
  3. ^ 小和田哲男『今川義元:自分の力量を以て国の法度を申付く』ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2004年、pp.83-84
  4. ^ 谷口 1998, pp. 68–75.
  5. ^ 谷口 1998, pp. 40–47.
  6. ^ 谷口 1998, p. 48.


「馬廻」の続きの解説一覧

馬廻り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/15 19:53 UTC 版)

小諸藩牧野氏の家臣団」の記事における「馬廻り」の解説

馬廻りは、歩行の士。小諸藩小規模な藩であるため馬廻り格の士分馬上資格がなく、家老指揮され歩兵隊構成した格式が馬廻り格で、代官などの各種役方職務与えられることもあった。小さな藩の馬廻りであるため、下級士分としての側面と、中堅士分としての側面併せ持っていた。馬廻りは、一般的には決戦兵力説明されることが多いが、歩行の士が決戦兵力主力とは言い難いことは、説明するでもない

※この「馬廻り」の解説は、「小諸藩牧野氏の家臣団」の解説の一部です。
「馬廻り」を含む「小諸藩牧野氏の家臣団」の記事については、「小諸藩牧野氏の家臣団」の概要を参照ください。

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