徒士・30石〜40石級家臣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/15 19:53 UTC 版)
「小諸藩牧野氏の家臣団」の記事における「徒士・30石〜40石級家臣」の解説
徒士(かち)は、歩行の士。多くの藩では、徒士より格上の士分である馬廻りには、馬上資格があるのに対して、小諸藩では、馬廻りにも馬上資格がなかった。小諸藩における徒士と、馬廻りの相違点は、馬廻りは、家老の直属であるが、徒士は、家老の直属ではない点である。共通点は藩主に公式の場で直答ができる謁見資格を有する士分であるということである(熨斗目は、士分であるから当然に許された)。徒士を支配するのは、番頭であった時期と、歩行頭であった時期がある。徒士の職務については、番頭・侍大将の説明を併せて参照のこと。 また、一般的な番方(軍事・警備部門)・役方(行政部門)の職務を行う徒士のほか、主に不浄な職務を執り行う徒士が存在した。この2つには、明確な分類があったか否かは不明であるが、しばしば不浄な職務を執り行う傾向のある徒士の家と、そうでない徒士の家があったことは、疑いがない。ほかに番方の徒士には、御持筒の士があり、銃士隊を構成して、戦時には本陣を守護する任務を負った。
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