小荷駄
小荷駄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:33 UTC 版)
備の補給部隊。動員された駄馬と人夫(陣夫・夫丸ともいう)を荷宰料(足軽)、小荷駄奉行(侍)が管理する。 小荷駄の規模は遠征か防衛か、移動時・戦地における現地調達(収奪、買い上げ)の容易さ、動員兵力の規模、要員として動員される領民の状態など様々な要素を鑑みた結果、決定され編成される。 小荷駄奉行は平時において領国の代官を務めるものが就く事が多く、同時に移動時・戦地における物資の入手や管理、分配についても責任を負った。 内訳…侍1人、奉公人2人、足軽4人、人夫2人、口取8人(計17人) 乗馬1頭、駄馬8頭(計9頭) ※これ以前に編成された備の小荷駄は口取40人、駄馬40頭を数える。 合計…侍35人、奉公人112人、足軽141人、中間5人、人夫39人、口取22人(計354人) 乗馬32頭、駄馬22頭(計54頭)※奉公人は侍に仕える武家奉公人、中間・人夫・口取は大名に仕える武家奉公人という位置付けになる。
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「 小荷駄」の例文・使い方・用例・文例
- 小荷駄を運搬する馬
小荷駄と同じ種類の言葉
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