関西線 (名古屋地区) 関西線 (名古屋地区)の概要

関西線 (名古屋地区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 07:22 UTC 版)

関西本線 > 関西線 (名古屋地区)
関西線 (名古屋地区)
紀勢本線参宮線へ直通する快速「みえ
基本情報
日本
所在地 愛知県三重県
種類 普通鉄道在来線幹線
起点 名古屋駅
終点 亀山駅
駅数 19駅
経由路線 関西本線
路線記号 CJ
開業 1890年12月25日 (133年前) (1890-12-25)
所有者 東海旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
運営者 東海旅客鉄道
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離 59.9 km
軌間 1,067 mm狭軌
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 ATS-PT
最高速度 120 km/h
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概要

愛知県から三重県北勢中勢地方を結ぶ。名古屋駅 - 四日市駅間では近畿日本鉄道(近鉄)の名古屋線と並走しており、近鉄との競争が激しい区間である。名古屋駅 - 河原田駅間は紀勢本線に付随する路線と化し、伊勢南紀方面に向かう快速特急が通過する一方で、河原田駅 - 亀山駅間は通勤・通学輸送に徹している。

全線複線でかつ四日市市の中心部にターミナル駅(近鉄四日市駅)を構える近鉄名古屋線に対し、JR関西本線は単線区間が多く残っている関係などで輸送力が低く、運行本数や所要時間の面で劣勢となっている。しかし、JR発足後の設備向上や一部複線化によってラッシュ時の増発が可能となり、快速「みえ」を設定するなどして近鉄に対抗している。運賃も特定区間運賃を設定して近鉄より安くなっており、輸送量はJR発足当時と比較して1999年ダイヤ改正後の時点で3倍の伸び率となっている[1]。名古屋駅 - 四日市駅間では日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車も運行される。1992年運輸政策審議会平成4年答申第12号では、名古屋駅 - 南四日市駅間を完全に複線化するという計画があり、1993年に一部区間が複線化された[1]が、それ以降は実施されていない。

路線データ

沿線概況


  1. ^ a b c d e f g 「[特集]JR東海311系・313系電車と名古屋都市圏のJR線 - JR発足後の名古屋都市圏の輸送のあゆみ」『鉄道ダイヤ情報』第304号、交通新聞社、2009年8月、pp. 4-11。 
  2. ^ JR東海のICカード「TOICA」2019年春にエリア拡大…愛知環状鉄道も導入へ - レスポンス、2017年7月25日
  3. ^ 最混雑区間における混雑率(令和2年度)” (PDF). 国土交通省. p. 1 (2021年7月9日). 2021年8月22日閲覧。
  4. ^ 『JR時刻表』2015年5月号、交通新聞社。
  5. ^ a b “3線区でワンマン運転”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2001年2月8日) 
  6. ^ 近畿日本鉄道鉄道本部企画統括部営業宣伝部『近鉄時刻表 2020年3月14日ダイヤ変更号』2020年3月14日、155頁及び307頁頁。 
  7. ^ a b c "平成23年3月ダイヤ改正について" (pdf) (Press release). 東海旅客鉄道. 17 December 2010. 2012年10月21日閲覧
  8. ^ “冬”の臨時列車のお知らせ (PDF) - 東海旅客鉄道、東海旅客鉄道プレスリリース 2014年10月24日
  9. ^ 『JTB時刻表』2015年3月号、JTBパブリッシング、p.1060
  10. ^ a b 平成21年3月ダイヤ改正について 別紙詳細 (PDF)インターネットアーカイブ)- 東海旅客鉄道ニュースリリース 2008年12月19日
  11. ^ 『JR時刻表』第438号、弘済出版社、1999年10月、207 - 215頁。 
  12. ^ a b 『JR時刻表』第440号、弘済出版社、1999年12月、218 - 226頁。 
  13. ^ a b 2022年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東海旅客鉄道、2021年12月17日
  14. ^ a b 関西線混雑でロングシート投入 JR東海、競合の近鉄値上げで利用者流入か:ニュース:中日BIZナビ”. 中日BIZナビ. 2023年9月29日閲覧。
  15. ^ a b 211系5000番台(4両編成)が関西本線運用に暫定復帰 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2023年10月29日
  16. ^ 313系8000番台が関西本線に入線”. 鉄道ファン・railf.jp. 鉄道ニュース. 交友社 (2022年3月7日). 2022年3月8日閲覧。
  17. ^ 鉄道ファン 1999年11月号 118頁
  18. ^ トイレ反対側を除く車端部はロングシート。
  19. ^ 「JR東海 関西線より213系が撤退」『鉄道ピクトリアル』2011年12月号、電気車研究会、p.79。
  20. ^ 「【特集】大都市圏JR線区の快速運転 - JR各社の快速運転状況 JR東海 名古屋圏」『鉄道ピクトリアル』第736号、電気車研究会、2003年9月、pp. 53-56。 
  21. ^ 須田寛「“シティ電車”方式の経緯と実績」『鉄道ジャーナル』第222号、鉄道ジャーナル社、1985年8月、68-72頁。 
  22. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、188頁。ISBN 4-88283-115-5 
  23. ^ a b 「Railway Topics」『鉄道ジャーナル』第35巻第5号、鉄道ジャーナル社、2001年5月1日、96頁。 
  24. ^ “関西線に春田駅誕生”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2001年3月6日) 
  25. ^ a b 【社長会見】在来線駅に駅ナンバリングを導入します (PDF) - 東海旅客鉄道、2017年12月13日
  26. ^ 車両側面にカメラを設置した315系の営業運転開始及び画像認識技術の検証について』(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年5月16日https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042716.pdf2023年6月2日閲覧 


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