臭化銀(I) 感光剤

臭化銀(I)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/24 01:09 UTC 版)

感光剤

写真感光剤として臭化銀を生成する場合は、良質の結晶を沈殿させるため、ゼラチン等の保護コロイドを入れた水溶液中で、連続的に撹拌させながら、臭化カリウム水溶液と硝酸銀水溶液を同時に混入する。この時、流入速度をコントロールして、所定の水溶液中の銀イオン濃度プロファイルを維持する。この値は、通常対数値をとって pAg と呼ばれるが、非常に重要なパラメタである。ゼラチン濃度が十分で、銀イオン濃度が十分低い条件では、正八面体の結晶が得られる。最近では、双晶面を二つ以上含む平板粒子が特にフィルム用に多く使われる。

関連項目

参考文献





  1. ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
  2. ^ 新良宏一、庄野利之 益田勲 共訳 『基礎分析化学』 三共出版、1982年
  3. ^ 『化学大辞典』 共立出版、1993年


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