徳島県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 13:45 UTC 版)
人口
増加 2.5 - 4.99 % 0.0 - 2.49 % | 減少 0.0 - 2.5 % 2.5 - 5.0 % 5.0 - 7.5 % 7.5 - 10.0 % 10.0 % 以上 |
徳島県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 徳島県の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 徳島県
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | ||
徳島県の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
徳島県の人口は2023年10月時点で69.5万人であり、全国44位。人口が70万人を下回る県は本県と高知県、島根県、鳥取県だけである。
明治時代初期、当時の衣服の染料として用いられていた藍の栽培によって全国屈指の人口の規模を記録したこともあったが、間もなく訪れた産業革命での綿織物、次いで化学繊維の台頭によってその需要は著しく低下し、明治から昭和にかけての人口増加の時期に他の都道府県に大きく後れを取った。
人口のピークは1956年の87万人余りで、それから半世紀後の2007年に80万人を割り込んだ。2023年4月1日の推計で70万人を割り込み、およそ1世紀ぶりに60万人台となった[18]。
徳島県の合計特殊出生率は2019年の時点で1.46であり、人口の維持に必要な2.07までは程遠く、人口の自然減に歯止めがかかっていない。また、大鳴門橋と明石海峡大橋の開通、高松自動車道の開業でストロー効果によって大学進学や就職を機に近畿地方や首都圏、さらには他の四国各県に人口が流出し社会減ともなっている。
市町村別でみると、徳島市中心地の地価高騰に伴い、ドーナツ化現象が顕著に起こっている。車で徳島市中心部に30分程度で通勤でき、かつ子育て支援政策に乗り出した藍住町や北島町などに人口が流入し、四国でも数少ない人口増加の地域となっている。徳島市西方の石井町も、鉄道が中心部を走るアクセスの良さから人口が流入し、社会増となった時期もあった。また、山間部の神山町も、IT企業誘致や現役世代重視の政策の影響で2019年から社会増となっている。一方、核都市である徳島市、鳴門市、阿南市は減少を続けている。また、県西や県南は減り続けており、存続が危ぶまれる、または消滅した集落も多くある。
- 都道府県の人口一覧より徳島県の人口の明治・大正・平成の推移
- 1888年(明治21年) - 67万6100人(全国32位、四国2位)
- 1920年(大正9年) - 67万0212人(全国40位、四国4位)
- 2005年(平成17年) - 80万9974人(全国44位、四国3位)
- 2010年(平成22年) - 78万5491人(全国44位、四国3位)
- 2015年(平成27年) - 75万5733人(全国44位、四国3位)
- 2020年(令和2年) - 71万9704人(全国44位、四国3位)
注釈
- ^ 鳴門市が兵庫県南あわじ市と海上を隔てて隣接
- ^ 徳島市と小松島市が和歌山県和歌山市と海上を隔てて隣接
- ^ 徳島県の想定した「とくしま人口ビジョン(2020年策定版)」によると、徳島県の人口は2025年に70万を下回ると想定されていた。
- ^ 統計期間:2001年 - 2010年
- ^ 2001年観測停止。統計期間:1981年 - 2000年
- ^ 2009年観測停止。統計期間:1981年 - 2000年
- ^ 2009年観測開始。
- ^ サヌカイトで作られたナイフ形石器
- ^ 高野は、任期途中の2023年6月に辞職。同年10月に参議院議員補欠選挙が行われ、無所属の広田一が当選。
- ^ 2023年徳島県知事選挙に出馬するため、三木は2023年1月に辞職。北海道出身の田中昌史が繰り上げ当選。
- ^ 沖縄県には普通鉄道の電化区間はないが、戦前には路面電車の沖縄電気が存在した。また現存する沖縄都市モノレール線(ゆいレール)は電気運転である。
- ^ 1916年に開業した阿波電気軌道(現在の高徳線・鳴門線、および廃止された鍛冶屋原線)は電化を企図していたが、資金不足により実現しなかった。
- ^ 佐古-徳島間は一見複線に見えるが、実際は高徳線と徳島線の単線並列区間である。全区間単線は宮崎県のみ。
- ^ 福井県では2018年9月8日より福井駅および敦賀駅で運用が開始、同15日に新疋田駅から牛ノ谷駅までの間の残りの駅でチャージ機含め稼働開始となった。愛媛県では伊予鉄道松山市駅に2014年まで存在していた。
- ^ 徳島駅から池谷・阿波川島・阿南の各駅間
出典
- ^ [1]
- ^ “徳島県の推計人口 戦後初の70万人割れ|NHK 徳島のニュース”. NHK (2023年4月28日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “三越徳島、13日正式オープン そごう撤退のビル核テナント:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年4月5日). 2023年1月14日閲覧。
- ^ 成紀, 秋吉 (2020年1月4日). “徳島県が日本初の「百貨店ゼロ県」に 行き場失う上顧客”. WWDJAPAN. 2023年1月14日閲覧。
- ^ 高知県海洋局HPより
- ^ 中核市とは何ですか。徳島市
- ^ a b 市町村民経済計算推計結果 | 徳島県
- ^ ““受難”再び…地図から消された「あの2県」”. 読売新聞 (2018年8月22日). 2018年8月25日閲覧。
- ^ 歴代徳島県知事列伝 : 自徳島藩知事蜂須賀茂韶至公選第九代知事武市恭信福田憲熈 原田印刷出版, 2007.8
- ^ 「吉野川の改修工事ようやく完工式」『大阪毎日新聞』1926年5月7日四国版(大正ニュース事典編纂委員会 『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p.513 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 徳島新聞 週刊阿波っ子タイムズ 第155号 2016年12月18日 5面 親子の時間 きょうは何の日?
- ^ 「風速実に六十五メートル、室戸で観測」『大阪毎日新聞』1934年9月26日(『昭和ニュース事典編纂委員会 昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p.235 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 徳島新聞 週刊阿波っ子タイムズ 第161号 2017年1月29日 5面 親子の時間 きょうは何の日?
- ^ 徳島新聞 週刊阿波っ子タイムズ 第89号 2015年9月13日 5面 親子の時間 きょうは何の日?
- ^ 徳島新聞 週刊阿波っ子タイムズ 第88号 2015年9月6日 5面 親子の時間 きょうは何の日?
- ^ 徳島新聞 週刊阿波っ子タイムズ 第160号 2017年1月22日 5面 親子の時間 きょうは何の日?
- ^ 徳島新聞 週刊阿波っ子タイムズ 第159号 2017年1月15日 9面 親子の時間 きょうは何の日?
- ^ “徳島県の推計人口、70万人割れ ほぼ1世紀ぶり”. 日本経済新聞 (2023年4月28日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “社長の「輩出率」 徳島県が6年連続トップ 沖縄県の企業は社長の9割が“地元出身””. 東京商工リサーチ (2023年10月20日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ 徳島県における区域外(県外)波受信対策について 総務省ホームページ 2015年2月12日閲覧。 (PDF)
- ^ ケーブルテレビの普及状況 四国総合通信局
- ^ モービルハム 1986年1月号 電波実験社
- ^ 徳島県の交流自治体
- ^ “独ニーダー州交流10周年 県訪問団23日出発”. 徳島新聞 (2017年4月17日). 2018年5月5日閲覧。
固有名詞の分類
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