スパロー (ミサイル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 03:10 UTC 版)
派生型
- RIM-7 シースパロー
- AIM-7をベースに開発されたセミアクティブレーダーホーミング方式の個艦防空ミサイル。
- AGM-45 シュライク
- AIM-7Cの弾体に対レーダー用シーカー・ヘッドを搭載した対レーダーミサイル。
- スカイフラッシュ
- BAe社が開発したAIM-7Eの発展型。内部回路系統を改良し低空目標対処能力やECCM能力を向上させている。イギリス・イタリア・サウジアラビア・スウェーデンの4カ国が運用していた。
- アスピーデ
- AIM-7E-2をベースにイタリアが開発した空対空ミサイル。シースパローの様な艦対空ミサイルや、地対空ミサイル等の派生型が存在する。またアクティブレーダーホーミング方式の改良型も計画されたが中止されている。
採用国
仕様
AIM-7A (AAM-N-2) |
AIM-7B (AAM-N-3) |
AIM-7C | AIM-7E | AIM-7F | AIM-7M/P | |
---|---|---|---|---|---|---|
全長 | 3.74m | 3.85m | 3.66m | |||
直径 | 0.203m | |||||
翼幅 | (前部)0.94m (後部)0.88m |
(前部)1.02m (後部)不明 |
(前部)1.02m (後部)0.81m | |||
重量 | 143kg | 176kg | 172kg | 197kg | 231 kg | |
推進システム | エアロジェット 1.8KS7800 固体燃料ロケットモーター |
ロケットダイン Mk.38/Mk.52 固体燃料ロケットモーター |
ハーキュリーズ Mk.58 デュアル推進固体燃料ロケットモーター | |||
射程 | 10km | 7km | 11km | 30km | 70km | |
飛翔速度 | M2.5 | M4 | ||||
弾頭 | 20kg弾頭 | 30kg MK38 | 39kg Mk.71 | 40kg WDU-27/B |
登場作品
映画
- 『ガメラ2 レギオン襲来』
- 第201飛行隊所属のF-15Jが津軽海峡上空で巨大レギオンを迎撃する場面にて、スパローの発射シーンが使用されている。
- 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
- 冒頭にて、スクランブル発進した百里基地所属のF-15Jに搭載されたものがモスラに対して使用されるが、鱗粉がチャフの代わりになったために命中しなかった。
アニメ
- 『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』
- 航空自衛隊のF-15Jに搭載されたものが、ルパン三世と江戸川コナンたちが乗るアランの輸送機に対して1発使用されるが、輸送機が発射した迎撃チャフに妨害され、命中せずに終わる。
小説
- 『アイドル防衛隊ハミングバード』
- 主人公たちが搭乗するF-4 ファントムIIに搭載されている。冒頭では「高価なAAMはぶらさげているだけで実は一度も撃ったことがない」と言っているが、後に日本の領空を侵犯した所属不明のMiG-31 フォックス ハウンドに対して使用し、2機を撃墜する。
- 『亡国のイージス』
- 百里基地第204飛行隊所属のF-15Jに搭載されたものが、反乱を起こした架空のはたかぜ型ミサイル護衛艦「いそかぜ」に対して使用されかけるが、発射直前に「いそかぜ」のSM-2ERによる迎撃に遭ったために攻撃は行えなかった。なおスパローを対艦攻撃に使用することは、可能ではあるものの現実的ではない。
ゲーム
- 『Wargame Red Dragon』
- NATO陣営の各種航空機の武装としてAIM-7E・AIM-7F・AIM-7Mが登場する。
- 『エースコンバットシリーズ』
- 『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』以降の作品に登場する特殊兵装「SAAM」(セミアクティブ空対空ミサイル)のCGモデルの一つとして登場する。
- 『コール オブ デューティ ゴースト』
- 架空の空母「カロライナ」の搭載兵器として登場。Y-8改造のガンシップへの攻撃に使用される。
- 『大戦略シリーズ』
- 西側諸国戦闘機ユニットの空対空ミサイル装備として登場。
- 『War Thunder 』
- 西側諸国戦闘機の追加武装としてC型、D型、E型、E-2型、F型、M型、スカイフラッシュ、アスピーデが装備可能。
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