かがみあきら かがみあきらの概要

かがみあきら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/09 15:25 UTC 版)

かがみ あきら
(あぽ / 山田栄子)
本名 鏡味 晃
生誕 1957年10月22日
日本の旗 愛知県名古屋市
死没 (1984-08-09) 1984年8月9日(満26歳没)
日本の旗 東京都新宿区
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1979年 - 1984年
ジャンル SF漫画
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略歴

  • 1957年、愛知県名古屋市で誕生。
  • 1975年市立名古屋商業高校を卒業。同年、獨協大学法学部に入学。同時に埼玉県草加市に転居。
  • 1979年1月、作品を『ぶ〜け』(集英社)に投稿。
  • 1981年2月、石森プロ入社。これが契機となって、メカニック・デザイナーの出渕裕を始め、アニメや漫画業界の関係者との交流が生まれるようになる。
  • 1982年、『カリオストロの城大事典』(ラポート)に掲載された「クラリスメモリー未来編」で商業デビュー。なお、実質上の商業デビューはその前の『アニメディア1982年7月号』(翌年2月号まで連載)の「鏡味 晃のファンジックコラム」。同年12月、漫画連載の決定に伴って石森プロを退社。
  • 1983年、雑誌『コペル21』にて、初の連載作品「ワンダートレック」を連載開始。それと前後して、各誌に漫画やイラスト等を発表。
  • 1984年8月、1日[2]白夜書房より単行本『ワインカラー物語』(あぽ名義 ISBN 4-938256-61-4)発行。これが生前に発行された最後の単行本となる。5日頃に体調を崩す。9日午後、マンションの自室で亡くなっているのが発見される。享年26。戒名、鏡誉晃彩紫雲居士。
  • 1985年、ラポートより『さよならカーマイン』発行(雑誌69159-51)。表題作の他、最初期作品の「故郷を求めて」や「クラリスメモリー未来編」[3]、未完となった連載「はいぱぁ あくてぃぶ」等が収録された。
  • 1985年1986年にかけて、同人誌として遺作集『かがみあきらコレクション』『かがみあきらコレクション2』が発行されている(編集・発行は青柳 誠)。
  • 1994年、没後10年を記念して、うたたねひろゆきらによる追悼本『かがみのくに』が頒布された。
  • 2004年、12月に角川書店より『ワインカラー物語―かがみあきら選集』(ISBN 978-4048538213)刊行。
  • 2004年2005年コミック新現実 Vol.1,2,3,5 にて、かがみあきらの特集が行われた。

概要

1980年代前半に精力的に活動しコアな人気を得ていた漫画家であるが、若くして亡くなったこともあり、職業漫画家としての実働期間はわずか2年半足らずだった。

本名をかな表記した「かがみあきら」でSF系作品を発表する一方、“弟”というふれこみで別人を装って「あぽ」の筆名を併用しつつ、『漫画ブリッコ』『プチアップルパイ』等の雑誌でも活躍、当時の「美少女ロリコン漫画」ブームの中で異彩を放つ作品を執筆していた。ただし、どちらの名義においても、現在で言う成人向け漫画に相当する作品は発表していない。

漫画化として一本立ちする前には石森プロに籍を置いたことがあり、出渕裕ゆうきまさみ美樹本晴彦などとも親交があった。河森正治とも交流があり、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のメカデザインにも協力している。また、日本サンライズアニメ作品の企画にも携わっており、「レディキッド&ベビィボウイ」掲載のインタビュー記事では富野由悠季が、かがみを評価していた旨の発言を行っている。ただし、具体的にどの程度関わったのかはいまだ明かされていない[4]

1984年8月9日頃に急逝した。『漫画ブリッコ』1984年10月号に大塚英志編集長の追悼コメントが掲載されており、これによれば、高田馬場のマンションの自室で死後2日程過ぎて発見されたとあり、つまりは現在で言うところの孤独死である。このこともあって死因には諸説があり、やって来る仕事をほとんど断らなかった事が仇となっての過労死とも、眠気覚ましのためにシャワーを浴びたが身体を拭かずに冷房を掛けたままの部屋で居眠りしてしまった事が原因での凍死とも言われるが、いずれにしてもオーバーワークの状態で体調を崩していたとされる。あぽ名義の日記漫画「月刊あぽすとろふぃ」最終回においても、「仕事が無いと不安なのでつい入れてしまう」と記している。26歳の若さでの夭逝であった。なお6月30日の時点で体調の悪さを友人で作家の佐野邦彦に伝えていた




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  1. ^ 本来は8分音符ではなく連桁付き16分音符
  2. ^ 奥付の記述より。
  3. ^ 厳密には「クラリス・メモリー どこが未来かわからんけどとにかく 未来編」。
  4. ^ かがみの個人誌『NOCTURNE』によると、サンライズと接触する以前より、出渕からの個人的発注を受けて『戦闘メカ ザブングル』のホッグのデザインに協力していた様である。また、かがみの最後のアシスタントであった大屋正宏は、『comic新現実 vol.2 p371』において『重戦機エルガイム』第一話のザコメカ(特定はしていないが明らかにゼッダを指している)をかがみがデザインしたと発言しているが、他の証言が全く見られないため疑惑の域を出ない。この他に『銀河漂流バイファム』に登場する「デュラッヘ」の頭部と同じ画稿も残されているが、こちらも実際にサンライズに提出された物なのかは不明である。
  5. ^ 単行本『さよならカーマイン』P171を参照。
  6. ^ コミックの表紙における表記は「レディ❤キッド&ベビィ★ボウイ」


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