ALLとは? わかりやすく解説

all

別表記:オール

「all」とは、まとまり全体のことを意味する表現

「all」とは・「all」の意味

「all」とは一般的にすべての」「全体の」と訳される英単語だ。形容詞として用いられ場合単数名詞の前では「全体の」、複数形名詞の前なら「あらゆる」「すべての」と訳す。性質特質を表す抽象名詞結びつく場合あらん限りの」「最大の」、否定的な動詞となら「一切の」「なんら」という意味になる。また「This is all money I have.」のような使い方場合は「〇〇だけ」「〇〇限り」とする。この文の場合は「私が持っているお金これだけです。」と訳す。

代名詞名詞として使う場合単数扱いでは「万事」「すべて」「ことごとく」などという意味で用いられる複数扱いなら「すべて」「皆」という意味になる。副詞としての利用では「まったく」「全部」「すっかり」などが主な意味だ。「all the 比較級」とすることで「ますます」「かえって」とすることもある。

「all」の発音・読み方

「all」の読み方は「オール」だ。「オー」は口を大きく開いて「オ」と発声した後、口をすぼめるようにして音を伸ばす。「ル」は「l」の音なので、上前歯の根本舌先触れさせるようにしながら、歯と舌の隙間から息を吐き出すようにして、「ウ」と「ル」の間のような音を出すとよい。

「all」の語源・由来

「all」の直接語源中期英語使われた「all(すべて)」である。この語はゲルマン祖語由来するゲルマン祖語「allaz(すべて)」は、古期英語組み込まれ「eall(すべて)」と変化した中期英語伝わった「eall」は「all」となった

「all of」と「all」の違い

all of」と「all」はどちらも全体の」「すべての」という意味を持つ。ただし、一般論として全体を指す場合には「all」、特定の集りのなかにおけるすべてを指すなら「all of」を使うという違いを持つ。例えば「All art is great.」では「芸術素晴らしい」となる。だが「All the art in this museum is wonderful.」では「この美術館の芸術素晴らしい。」と、特定の集り限定された意味となる。

「all」を含む英熟語・英語表現

「allの位置」とは


「allの位置」は文法によってさまざまに異なる。「主語修飾する」ためにallを用い場合be動詞あるいは助動詞後で一般動詞の前が「allの位置」だ。助動詞2つ上続場合は、最初助動詞後ろにallを置く。「目的語修飾するall」の場合修飾される名詞(句)の直前である。修飾される語が代名詞場合は、代名詞後ろにallを置く。

「all + 名詞」とは


「all + 名詞」は頻出英語表現1つである。「(名詞の)すべての」「(名詞の)すべて」「(名詞そのもの」といった意味だ。例えば「all body」なら「全身で」「all men」なら「すべての人(男性)が」となる。この使い方抽象名詞用いることも可能だ。「all kindness」なら「親切そのもの」、「all cruelty」なら「残酷そのもの」、「all smile」だと「満面の笑み」と訳す。

「all in all」とは


all in all」は、「概して」「大体においては」「合計で」などと訳す。例えば「All in all, I am happy with this result.(おおむね、この結果満足している。)」「He fought three times, all in all.(彼は合計3回戦った。)」のように使う。なお「she is my all in all.」のように用いられ場合は「なによりも大切で」と訳す。この場合「彼女は私の最愛のものだ。」となる。

「we all」とは


we all」は「私たちはみな」と訳すことが多い、頻出言い回しである。「We all are sinners.(私たちはみな罪人だ。)」と使う。

「after all」とは


after all」は英熟語1つである。文頭用いると「なんといっても」「とにかく」「だって」、文末用いると「やはり」「結局」という意味になる。

「all of」とは


all of」は、複数のものをひとまとまりにする場合に使う英語表現だ。だが、使い方によって意味が変化する。「all of 名詞句代名詞)」なら「○○のすべてが(全員が)」「○○全員と」となる。また、数詞が結びついた場合は「たっぷり」「少なくとも」と訳す。「He is all of 2 meters tall.」は「彼の身長少なくとも2mはあった。」となる。なお、「all of 単数名詞」の場合「すっかり○○となる」と訳すこともある。例えば「She was all of a disappointment.」なら「彼女はすっかり落ち込んでしまった。」と訳す。

「of all」とは


of all」は「数ある〇〇のなかで」「こともあろうに○○」「よりによって」などの意味用いられている。「Of all things, you should come today!(よりによって今日来るなんて!)」のように使う。

「to all」とは


to all」は、「すべて(の人)に」「全員に」といった意味を持つ。「E-mail send to all.」なら「全員メール送信。」となる。

「all」に関連する用語の解説

「over all」とは


over all」は、肩紐で吊るすようにして着るツナギ服の一種である。ツナギ服とは服の上衣と下衣が一体となった外衣のことを指す。イギリス英語では「overall」、米英語では「overallsと書くこともある。元々は作業服として生み出された。現代においてファッションやマタニティウエアとして用いられている。なお、「over all」は「全体として」「概して」「全体わたって」と訳される場合もある。

「all rights reserved」とは


all rights reserved」とは、著作権表示を示す文言だ。意味は「すべての権利留保している」である。この表記方法は「ブエノスアイレス条約1910年)」に由来する。現在は「ベルヌ条約文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約)」に則り著作権通知形式問わず著作物保護認められているため「all rights reserved」の表記権利保護に必要ではない。だが、著作権侵害への警告をかねて「all rights reserved」の表記多くアーティスト版権所有会社などによって用いられている。

「all」の使い方・例文

No smoking all day.(終日禁煙。)
We all need jesus.(私たちはみな神を必要としている。)
・This whisky is the masterpiece, after all.(やはりこのウイスキー傑作だ。)
Not all of them were involved in the incident.(彼らの全員事件関与したわけではない。)
Thank you for choosing this machine from of all product.(数ある製品のなかから本機選んでいただき誠にありがとうございます。)
・It feels to have my all in all taken away.(私のすべてが奪われたような気がする。)

エー‐エル‐エル【ALL】

読み方:えーえるえる

acute lymphoid leukemia》⇒急性リンパ性白血病


オール【all】

読み方:おーる

全部多く複合語の形で用い、すべて、全部、の意を表す。「成績が—A」

スポーツで、得点数える際に、双方とも、両組とも、の意を表す。「ツー—」

ある範囲のすべてから選抜した意を表す。全。「—日本チーム

俗に、「オールナイト」の略。「—で飲み明かす

「オール」に似た言葉

ALL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/18 09:35 UTC 版)

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ALL




ALL!!!!!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/26 06:30 UTC 版)

『ALL!!!!!!』(オール)は100sのセカンドアルバム。2007年5月16日発売。




「ALL!!!!!!」の続きの解説一覧

ALL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 10:01 UTC 版)

EIGHTH」の記事における「ALL」の解説

急性リンパ性白血病。りおが発症した悪性化したリンパ球異常に増える疾患で、他の正常な血液細胞圧迫することで造血機能障害等が起こる。2011年掲載本作では、放置すれば4ヶ月以内にほとんどの患者死亡する、りおの発症した小児ALLは80%〜90%が長期生存が可能であるが抗がん剤大量に投与する治療が必要で子供には優しくはない、と説明されている。

※この「ALL」の解説は、「EIGHTH」の解説の一部です。
「ALL」を含む「EIGHTH」の記事については、「EIGHTH」の概要を参照ください。

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