100・200番台
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「国鉄117系電車」の記事における「100・200番台」の解説
モハ117形100番台。冬季の霜取り用にパンタグラフが増設されている(手前。撮影時は春で不使用) 100番台車の室内 TR235E形台車 (JR東海所属車) 1986年11月1日のダイヤ改正に伴う、京阪神地区の新快速増発用および名古屋地区の編成短縮(6両→4両)による快速増発用に投入された増備車である。4年ぶりの増備であることから、各部の設計が変更されている。主な変更点は以下の通り。 車端部の配電盤など、デッドスペースを減らして扉回りの立席スペースを拡大。 側窓を外はめ式のユニット構造から、2列1組のバランサー付き1段下降式に変更。 乗務員室背面仕切窓の拡大。イメージアップのため、客室内の配色を変更。 車体裾部にステンレス材を使用するなど台枠付近の防錆構造を強化。 前面ガラスのワイパーを電動式化、ウインドウウォッシャーを新設。 台車のDT50C(電動車)・TR235B(制御車)への変更と、これに伴う床面高さの45 mm引き下げ(1235 mm→1190 mm)。 電動車ユニット間の連結器を棒連結器に変更。 座席のセミバケットタイプへの変更。 冷房装置のAU75Eへの変更。 本番台車は京阪神地区用に6両編成3本(18両)、名古屋地区用に先頭車のみ18両(クハ117形、クハ116形各9両)、計36両が投入された。 クハ117形は、0番台では名古屋地区向けの増備車においてトイレ付きに変更されていたが、京阪神地区向けは再びトイレなしに変更された。一方、名古屋地区向け車は従来の6両編成を3両ずつに分割の上、それぞれに新造の先頭車を連結するという方式で投入されることとなった。よって、名古屋地区向けでは全ての編成で1両だけ形態の異なる先頭車が連結されることになった。なお、編成中のトイレを1箇所とするため、クハ117形100番台は京阪神地区向けと同仕様のトイレなしで、クハ116形は京阪神地区向けと異なるトイレなし仕様の200番台として投入された。なお、名古屋地区向けは編成短縮と同時に神領電車区に転属し、中央西線快速の増発にも充てられた。 ・100・200番台 編成番号クハ117モハ117モハ116モハ117モハ116クハ116竣工日メーカー備考C22101 101 101 102 102 101 1986年8月26日 近畿車輛 C23102 103 103 104 104 102 1986年9月6日 東急車輛 C24103 105 105 106 106 103 1986年9月9日 川崎重工業 S18104 1986年10月6日 日本車輛製造 S4105 S6106 S7107 1986年10月16日 S2108 S8109 S14110 1986年10月27日 S7111 S3112 S10 201 1986年10月6日 S15 202 S9 203 S13 204 1986年10月16日 S12 205 S11 206 S16 207 1986年10月27日 S17 208 S1 209
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100・200番台
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「国鉄415系電車」の記事における「100・200番台」の解説
モハ414-114JR東日本所属車 クハ411-218JR九州 所属車 クハ411-107客室内JR九州所属車 ロングシート化されたクハ411-105客室内 1978年より製造された。MM'ユニット28組56両及び、クハ411形52両・サハ411形4両で計112両のグループ。4人掛クロスシートが狭く評判も悪かったため、座席幅を930→1,040 mmに、間隔を1,420→1,490 mmとして、従来の急行形車両並に拡大を行った。いわゆるシートピッチ改善車である。客室扉間間隔寸法と窓配置を変更されたのがこの番台の大きな特徴。4両編成7本およびMM'ユニット2組4両とサハ411形4両が勝田電車区に、4両編成14本が南福岡電車区に、4両編成5本が大分電車区へそれぞれ新製配置された。 車体構造は同時期に製造されていた113系2000番台と基本的に同一である。制御車は奇数向きがトイレ無しで100番台。偶数向きはトイレ付きで200番台となっている。CPと、出力160 kVAのMGを搭載する。車内は客室荷物棚棒と、腰掛ヶ込板がステンレス化などによる無塗装化された。車体中央部の通風器は、取付位置を冷房装置から離れた位置に変更した。床下に搭載される電磁弁等やブレーキ装置を集約ユニット化。トイレの明かり窓の形状は、特急車両と同型FRP製ユニットとした。 最終増備車は、1984年にモハ415・414-127・128とサハ411-1 - 4の8両が、日立製作所笠戸事業所で製造された。本グループは、常磐線一部編成7両化や将来の15両編成化を考慮されている。当初より常磐線の新塗装で落成した。そのほか、屋上の押込式通風器と、冷房装置キセ、室内化粧板が500番台と同一となっている。押込式通風器はFRP製。車内の室内色はクリーム色となっており、クロスシートの腰掛モケット色は落成当初の713系電車と同様のロームブラウンを基調としたものに変更された。 サハ411形は常磐線の基本編成の一部を7両編成化するために製造された。新規に起こされた中間付随車形式のため番台区分は1-となる。またCPと容量160 kVAのMGが2と4には新製時から搭載されたが、1と3はMG搭載準備工事で落成した。翌1985年の7両編成化時に搭載された。 2021年4月1日現在、JR東日本車は全廃。JR九州車は、Fo104編成が2021年1月から3月にかけて廃車されたが、4両編成x18本計72両が車籍を有しており、全編成が大分鉄道事業部大分車両センターに配置される。なお大分車両センター所属車のうち、小倉車両センターから転入した12編成はロングシートへ改造されている。
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