文治省とは? わかりやすく解説

文治省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 23:41 UTC 版)

大水滸シリーズの登場人物」の記事における「文治省」の解説

梁山泊事務内政面担当する部署梁山泊旗揚げ同時に創設され事前に加入していた蕭譲裴宣たちがそれぞれの業務担当する。後に梁山泊制圧下に置いた鄆城などの自由都市行政物流担当する自由都市商いの税が徴収されないため商人集まりやすく、物流活性化させることで梁山泊補給拠点として利用できるというメリットがある。 裴宣鉄面目・地正星) 文治省の法規担当1074年生まれ身長 - 165cm、体重 - 65kg。 (水滸伝)元京兆府長安)の裁判所の孔目(書記官)。古くからの晁蓋同志で、厳しい顔が特徴堅物政治腐敗嫌気差して孔目を辞め梁山泊旗揚げ後事務方である文治省(ぶんちしょう)で法規作成執行司る。後に鄆城済州など梁山泊周辺自由都市行政担当する。法の公平さ重んじ孫二娘連携して行政に眼を光らせることで、青蓮寺による闇の金貸しなどの謀略を防ぐ。 夫・張青亡くした孫二娘惹かれあい結婚するが、済州商人化けて接近してきた史文恭暗殺される。 『楊令伝』で孫二娘裴宣の子供が産みたかった顧大嫂らに漏らしている。なお孫二娘童貫戦の後に、裴宣が遺した法と走り書きを基にして呉用宣賛と共に国家としての梁山泊法律制定している。 蕭譲(聖手書生・地文星) 文治省の文書担当1054年生まれ身長 - 165cm、体重 - 55kg。 (水滸伝)元済州私塾教師他人の字を真似するのが巧く、それに目を付けた呉用スカウト人生最後冒険のつもりで同志になる。宋の公文書偽造し各方面活動貢献する。どこか名人気質でいつも完璧であることに拘る。その腕は手紙偽造され秦明でさえ自分の字と思うほど。戦場出ないことに引け目感じつつも、自らの職務専念する決戦前夜揚州に向かう。 (楊令伝引き続き文書偽造担当していたが、梁山泊の新寨完成後は偽造の必要が少なくなり、文治省での事務仕事中心になる。童貫戦の最中、病に倒れるが己の人生満足していた。彼の功績呉用一軍指揮官以上と評価された。秦明蔡京の字を見事に真似たが、晁蓋宋江楊令の字だけは真似できなかった。死因多く戦死暗殺である梁山泊百八星メンバーにおいて、初の天寿を全うし人物だった。 金大堅玉臂匠・地巧星) 文治省の印鑑担当1060年生まれ身長 - 170cm、体重 - 55kg。 (水滸伝)元印鑑職人呉用に腕を見込まれ梁山泊誘われる。文治省の設立当初から蕭譲コンビ組んで宋の公文書偽造勤しむ宋江記した替天行道」の版木製作も担当し世に出回るきっかけ作る痩せたのような印象で、眼を細める癖がある。双頭山陥落直後には蔡京が使う特殊な印鑑偽造し残存兵の救出貢献した決戦前夜蕭譲たちと共に揚州逃れる。 (楊令伝引き続き印鑑作成担当指先震えるという症状悩まされつつも腕は衰えなかったが、童貫戦の後に倒れる。偽印ではない本物印鑑新しい国づくりに用いられることに誇り抱きつつ、自らの最期受け入れる。なお、金大堅病床には楊令呉用のほか史進李俊といった同志たちが見舞い訪れていた。 『岳飛伝』では沙門島放棄の際、湖寨時代に『母夜叉』と刻印し印鑑金大堅からプレゼントされたことを孫二娘回想印鑑源太託して送り出した孫二娘(母夜叉・地壮星) 済州物流監視管理担当1071年生まれ身長 - 165cm、体重 - 45kg。 (水滸伝張青の妻。気風のいい性格だが、愛情確かめるために髪飾りねだったことが、張青人生狂わせたことを後悔している。孟州十字波での活動経て夫婦入山自由都市物流管理して兵站役立てる張青亡くした後に裴宣再婚したが、皮肉にも張青殺害した史文恭裴宣まで暗殺された。絶望のあまり梁山泊去ろうとしたが、同じく夫を亡くした顧大嫂説得され思い止まった最終決戦直前顧大嫂と共に非戦闘員連れて揚州向かい拠点建設従事する。 (楊令伝引き続き太湖拠点である洞庭山どうていざん)を取りまとめ商館経営する陶宗旺のほかに解珍のたれのレシピ受け継いだ数少ない人物でもある。童貫戦後交易仕事加えて亡き裴宣が遺した書類を基に梁山泊法規整備制定担当する自分を母と慕う源太息子のような感情を抱くようになり、従者として連れ歩く。自由市場成立後南宋の眼を掻い潜りつつ、江南での物資流通担当する。 (岳飛伝沙門島交易従事していたが主要メンバー集まった会議ののち、幾つか設置され交易所差配担当する曹正聚義庁離れて交易仕事戻ったため、源太と共に沙門島戻ってきた。 状況の変化から梁山泊による物資管理限界判断外部人間である梁興物資扱わせることを宣凱薦める同時に孫(源太息子)を本寨の学問所進学させ、解珍のたれのレシピ朱杏伝授するなど自分最期意識した行動執る韓世忠率い南宋水軍沙門島侵攻した際、源太に島の放棄撤収指示沙門島放棄既定事項だったが、自身少数志願者と共に島に残留陶宗旺構築していた石積み上陸部隊使用して損害与え死亡する韓世忠の命により亡骸は他の戦死者たちと共に埋葬された。

※この「文治省」の解説は、「大水滸シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「文治省」を含む「大水滸シリーズの登場人物」の記事については、「大水滸シリーズの登場人物」の概要を参照ください。

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