執筆スタイル・作風とは? わかりやすく解説

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執筆スタイル・作風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 02:47 UTC 版)

浅田次郎」の記事における「執筆スタイル・作風」の解説

400字詰め原稿用紙万年筆で、おびただしい種類辞書囲まれ書斎文机にあぐらというスタイル執筆する原稿用紙は、駒形舛屋(満寿屋)製のもので、中学生の頃に日本近代文学館見た川端康成自筆原稿格好よい感じ入ったためである。数ある原稿用紙の中から、三島由紀夫と同じ「赤罫」を用いようになった最初にその原稿用紙買ったのは、自衛隊除隊後貰った退職金でだった。職業作家としてやって行けるという自信持った時、舛屋依頼して用紙の左隅に「浅田次郎用箋」と入れてもらった特製原稿用紙執筆始めた400字詰め原稿用紙なければ字が書けないという珍しい性質持ち主で、子供の頃から、授業面白く聴き学問も嫌いではなかったが、ノートを取るという作業ができず、提出求められた際には友達から借りたノート徹夜丸写ししていたという。以上の性質から、作品構想メモ書き留めるということ出来ず思いついたアイディアは、以前その場で頭の中で書き始め後で原稿用紙書き写すという作業をしていたが、一度すっぽり忘れてしまったことがあり、家人秘書編集者がいれば、彼らに話しておくようになった。 常に複数連載掛け持ちし、その合間短編小説エッセイ依頼も受け、ワーカホリック一面もあるが、急病含めいまだに連載原稿落としたとがない。 「小説大衆食堂」を自称、「書くのは最大道楽」と語る。現代小説では「平成泣かせ屋」の異名持ち人情味あふれる作風特徴がある。 自衛隊時代経験元に執筆した歩兵の本領』、祖先武士であることから時代小説多く書いており、『壬生義士伝』などの新撰組を材に求めた作品のほか、人間不変さを描いたという『お腹召しませ』などの作品がある。東京人であることにこだわっているが、ダイナミックな変化により町名変更など過去振り捨てて発展する東京あり方には疑問持っている新宿好きだと言い『角筈にて』など小説の舞台になることも多い。しかし、かつては悪い思い出が多すぎるためあまり行かなかったという。 暴力団窃盗犯などのアウトロー対しユーモアペーソス交えながら、肯定的に描くことが多い。 ヘビースモーカーであり、エッセイ勇気凛凛ルリの色」のシリーズにて、「喫煙について」などの稿で、喫煙者立場から喫煙権利訴えている。また前述競馬以外にもギャンブル全般趣味で、カジノ題材にした『オー・マイ・ガアッ!』といった小説や、『カッシーノ!』などのエッセイがある。 作品の舞台については、各種資料調査しているが、現地訪れことなく書かれ作品も多い(「鉄道員」『蒼穹の昴』など)。現地見ない書いた方が、ロマンのある作品になるともいう。 日本航空機内誌SKYWARD』に毎月連載されているエッセイ「つばさよつばさ」では他作品作風とは異なり土産キャビア想像以上高額だったことに愕然とする話・鹿児島市名物白くま本人曰く生しろくま」)を食べ損ねた話(後に再び現地へ赴き賞味を果たす)・楽勝だと思って始めた朝カレーダイエットに思わぬ苦慮させられる話など、作者普段の生活をユーモア交えて紹介している。

※この「執筆スタイル・作風」の解説は、「浅田次郎」の解説の一部です。
「執筆スタイル・作風」を含む「浅田次郎」の記事については、「浅田次郎」の概要を参照ください。

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