冀州軍(袁紹軍)
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袁紹バウ(バウ) 声 - 秋元羊介 河北の雄。代々将軍を務める冀州の名門・袁家の現当主で、天下を狙う野心家。幽州攻略で公孫瓚軍の投降を受け容れず、皆殺しにするなど尊大かつ冷酷な性格の持ち主。主君としての才覚はそれなりに持ち合わせているが、自らの出自を鼻にかけており、家柄や名誉に固執するあまり、張郃などの進言に耳を貸そうとしないなど、優柔不断で猜疑心が強い。 その圧倒的な財力と名声を背景に反董卓連合軍の盟主に就任したが、虎牢城の戦いでは本陣から出てこなかったようである。第一部ラストで劉備が董卓の元から召喚した聖印「玉璽」は、最終的に盟主である彼に渡された。玉璽を袁紹に渡した司馬懿は「黙示録」を成就させる序曲らしき発言をしている。 その後河北一帯を支配下に置き、官渡にて曹操軍との決戦に臨むが、曹操の前に敗死する。 『BBW』では、劉備たちの反董卓軍への参加を認めようとしなかったが、華雄の襲撃を退けたことで参加を認めた。しかし雒陽において袁術に先を越された事に立腹した上、玉璽に魅了されるあまり幽州軍までもが玉璽に目が眩んで裏切ったと勘違いし、進軍を開始したが趙雲によって阻止される。冀州にて劉備たちと再会し、袁術を止めて欲しいと求められるが、曹操同様「武による三璃紗統一」を望んでおり劉備の救援を拒否した。その裏では孫策、曹操、袁術の共倒れを狙い玉璽を強奪する「三虎競食の計」を企てていた。また、この頃から兄弟仲は冷めており、第26話で落ち延びてきた袁術を「玉璽を持つ資格がない者に用はない」と見捨てている。袁術の死後は、玉璽と十極呪導鎧を手に入れ、領土拡大を目指し百万の大軍を率い幽州攻略を開始し、圧倒的な物量と田豊や沮授、呂布隊の活躍により公孫瓚を追い詰める。そして、張遼の提案により公孫瓚の降伏を一旦は承諾するが元より降伏を受け入れる気はなく、武装解除した丸腰の公孫瓚らを殺害する。性格面では仲間との絆を尊重する劉備たちの信念を「何が絆だ」「下らない友達ごっこ」と一蹴したり、自分の部隊が捨て駒にされたことに憤る張郃に「閣下に叛く者が現れる」という警告を「敵も味方も関係ない!」「自身に従わないものは皆殺しにする」として意にも介さないなどケロケロエース版『英雄激突編』以上に冷酷非情な性格が強調されている。また、第9話では袁術と共に『機動武闘伝Gガンダム』の石破ラブラブ天驚拳の動きを披露するといったコミカルな面を見せていた。 『BBW創世記』では、司隷校尉として十常侍直属の武装警察のトップに就任したが、曹操の計略で十常侍の暗殺計画に協力させられ、事件後は大将軍に出世した。曹操とは、お互いを利用し合う油断ならない関係だが、一方で奇妙な友情も存在する「腐れ縁」ともいえる間柄であった。 前述のような傲慢かつ猜疑心の強い性格や行動が、張郃を始めとした有能な武将を活かし切れず、趙雲や張遼の離反する要因となるなど、民衆や兵卒からの人望は薄く、自身とは逆に身分が低いのに人望が厚い曹操を憎んでいたとされている。 武器/飛紅剣<ひこうけん>(誇り高き袁家の当主に代々受け継がれてきた、両刃が黄金に輝く剣)、龍紫尾<りゅうしび>(百万ともいわれる冀州軍の兵たちを、縦横無尽に指揮する采配)、弓(ビームライフル) 必殺技/袁琉闘舞・血冥斬<えんりゅうとうぶ・けつめいざん>『BBW』で追加された技。飛紅剣に染み込んだ敵の血が、闇の怨念となって敵に襲いかかる必殺技。冥界の声を聞いた者は、恐怖の中で絶命するという。名称は、「流派東方不敗」を意識したものになっている。 BB戦士 No.409、BBW030袁紹バウ 龍飛形態 『BBW』に登場。玉璽の力を得た袁紹が、十極呪導鎧と地獄に彷徨う袁術の魂と合体した姿。腕が4本に増加し、「龍」のごとき強さを誇り、飛行能力まで持つ魔神。身体の一部に、袁術の腕と下半身が雑じり、彼の武器である飛双刀と飛旋棍も使用する。 官渡の戦いで、頼みの綱の呂布が関羽と張遼に足止めされ、さらに背後から劉備達の奇襲を受け焦った袁紹が、第38話で田豊の制止を聞かず玉璽に手を伸ばした瞬間、玉璽の闇に飲まれてこの姿になった。圧倒的な力で曹操を追い詰めるものの、天玉鎧・炎鳳を目覚めさせた曹操の「焔神昴」を受け、「み、三璃紗の帝王が叶わぬなら、地獄の帝王になってみせるわ!!」と言い残し、高笑いとともに燃え尽き、その際に骨が見えており、登場キャラの中で唯一凄惨な戦死を遂げている。 武器/飛紅剣<ひこうけん>、飛双刀<ひそうとう>、飛旋棍<ひせんこん> 必殺技/袁琉闘舞・四坤の型<えんりゅうとうぶ・しこんのかた>飛紅剣と飛双刀、飛旋棍から、獣の顔した四つの塊を敵に放つ技。/紹術地獄炎<しょうじゅつじごくえん>邪悪な気がまとまった巨大な炎の球を放つ技。 BBW030+024 田豊ガルスJ(ガルスJ) 声 - 白熊寛嗣 袁紹に仕える参謀長で、冀州軍筆頭軍師。冀州の大軍を縦横に指揮する非常に優秀な軍師だが、やや高飛車な物言いが多く、田舎の武将や兵法を見下すなど、袁紹に似て尊大な面がある。地味ながら堅実な采配には定評があり、数々の戦いで袁紹に献策し、その勢力拡大に大いに貢献した。 幽州軍をその兵法と物量で圧倒したが、曹操に敗れ、袁紹と共に戦死した。 『BBW』では、目的のためなら手段を問わず、幽州軍との戦いで張郃部隊を囮にした矢による無差別攻撃を決行し、白馬陣を撃破した。張郃のことを表向きでは信頼する素振りを見せているが、陰では「猪武者」と嘲り馬鹿にしている。官渡の戦いでは第38話で玉璽の力に頼ろうとする袁紹を制止しようとするが聞きいれられず、袁紹が龍飛形態に変化した際の爆風に巻き込まれ死亡した。 前述のように袁紹が弟・袁術と同じように闇に飲み込まれることを危惧するなど、玉璽の力を危険視していたようである。 武器/手甲鉤(フィンガーランチャー)、扇(エネルギーガン:巻物を入れることでその内容を表示する機能を持つ) 顔良ガズアル(ガズアル) 声 - 杉野博臣/山口りゅう(真三璃紗大戦) 冀州右将軍。文醜ガズエルの義兄。文醜と並ぶ、袁家が誇る二枚看板。力に秀でた猛将だが、文醜と共に夏侯兄弟の連携攻撃により戦死した。 『コミックワールド版』では、本陣が曹操軍によって陥落したことに気をとられたところを夏侯淵によって文醜ともども倒された。 『BBW』では顔に髭が生えているデザインになった。文醜と共に冀州に来た劉備たちを不審者と勘違いし交戦しかけるが、袁紹によって止められる。官渡の戦いでは関羽と張遼の連携攻撃の前に敗れ戦死した。 武器/薙刀(ヒートランス)、牛頭剛槍<ごずごうそう>(『BBW』) 必殺技/金剛爆炎破<こんごうばくえんは> 文醜との連携技。力に優れる顔良による加速で、技に優れる文醜が突撃を行う。 文醜ガズエル(ガズエル) 声 - 杉崎亮/吉開清人(真三璃紗大戦) 冀州左将軍。顔良ガズアルの義弟。顔良と並ぶ、袁家が誇る二枚看板。技に秀でた猛将だが、顔良と共に夏侯兄弟の連携攻撃により戦死した。 『コミックワールド版』では、顔良と共に夏侯淵によって倒された。 『BBW』では武器に変化があり、馬頭鋭刀という二刀流の刀になっている。また顔良とは違い髭を生やしていない。官渡の戦いでは顔良と共に関羽と張遼の連携攻撃の前に敗れ戦死した。 武器/薙刀(ヒートランス)、馬頭鋭刀<めずえいとう>(ビームサーベル:『BBW』) 必殺技/金剛爆炎破<こんごうばくえんは> 顔良との連携技。技に優れる文醜が突撃、力に優れる顔良はその加速役を担う。 沮授Rジャジャ(Rジャジャ) 声 - 喜山茂雄 袁紹軍軍師にして、冀州防衛軍司令。「罠の天才」と呼ばれ、二重三重に張り巡らされた罠が計略の特徴。軍内では筆頭軍師の田豊に次ぐ地位にあり、顔良や文醜よりも格上の存在である。 美しいものを愛で、「美しく〜」「〜美しくない」といった表現を好むが、劣勢と見るや真っ先に逃亡を図り、部下を自身の影武者に仕立てて捨て駒にするなど、その表現とは程遠い人物。官渡の戦いでは罠を駆使し曹操軍の先遣隊を全滅させるが、それらの姦計も関羽と彼を援護する張遼らには通じず、関羽に一刀のもと切り捨てられた。 なお、沮授Rジャジャのデザインは元々袁術Rジャジャとして設定されていたものだが、BB戦士版では袁術の登場が見送られたため、沮授に流用されたという経緯がある。そのため、袁紹バウとの類似点も多く、後に『BBW』で登場する袁術ズサのデザインにも影響を与えている。 『BBW』では、全体の色合いが、演者のRジャジャに近い姿になっている。白馬陣の騎馬の特徴を分析し、田豊と共に張郃部隊を囮にした無差別攻撃を行い白馬陣を撃破した。易京楼の攻略では烏丸の兵を脅迫し、城壁に土嚢を積ませる。そして、土嚢の中の火薬を爆破させ、城壁を破壊した。 武器/剣、扇(ビームサーベル) 袁紹軍部隊兵(ガザD) 『BBW』に登場。袁紹軍の一般兵。袁紹の死後、その一部は曹操軍に吸収された。部隊長は、本来ガザDには存在しない、ハマーン専用ガザCに倣ったカラーリングとなっている。
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