上古とは? わかりやすく解説

じょう‐こ〔ジヤウ‐〕【上古】

読み方:じょうこ

古くは「しょうこ」》

大昔

日本史、特に文学史時代区分の一。文献存する限りで最も古い時代。ふつう、大化の改新のころまでをいう。


古代

(上古 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 09:04 UTC 版)

古代(こだい、英語: antiquity)とは、世界の歴史時代区分で、文明の成立から古代文明の崩壊までの時代を指す。「歴史の始まり」を意味する時代区分である[注 1]。古典的な三時代区分の一つであり、元来は古代ギリシア古代ローマを指した(古典古代)。歴史家にとっては語ることのできる歴史の始まり(書き出し)を意味した。考古学の発達が歴史記述の上限を大幅に拡大したと言える。


注釈

  1. ^ 古代生物」といった場合は「地質時代に存在していた生物」を意味しており、歴史学の「古代」に存在した生物ではない。
  2. ^ この分類には、古代ギリシアとローマをまとめて古典古代と呼ぶ、欧米の文化的伝統、欧米人のアイデンティティ確立にともなう価値観が内在していると指摘される。東京大学をはじめとする日本の歴史学界も、この概念に基本的に従っており、古代オリエント史を西洋史の冒頭に置く分類は斥けられる場合が多い。もっとも、欧米でも、人類の歴史がオリエントから始まったとする見方から、古代オリエント史を西洋史の冒頭に置く場合がある。近藤和彦編『西洋世界の歴史』(1999年、山川出版社)中、桜井万里子「古代地中海世界」参照。
  3. ^ 井上章一『日本に古代はあったのか』(2014年、角川選書)

出典

  1. ^ 都出比呂志『古代国家はいつ成立したか』(2011年、岩波新書)
  2. ^ 佐藤 1983.
  3. ^ 岩波講座日本歴史 6 中世1』(2013年、岩波書店)
  4. ^ 井上章一http://publications.nichibun.ac.jp/region/d/NSH/series/symp/2009-12-15/s001/s017/pdf/article.pdf
  5. ^ 松沢祐作「時代 -時代を分けることと捉えること-」(『大人のための社会科』2017年、有斐閣 所収)


「古代」の続きの解説一覧

上古

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 09:00 UTC 版)

鵠沼」の記事における「上古」の解説

縄文時代縄文海進により、鵠沼を含む湘南砂丘地帯は浅い海底であった。従って鵠沼地区には縄文時代遺跡はない。 弥生時代から古墳時代海面が下がり北部から陸化が進んだ鵠沼地区北部横須賀遺跡西宮遺跡などから弥生土器須恵器土師器出土しているが、まとまった集落遺跡大規模な古墳は見つかっていない。 天平7年735年)閏11月10日 - 相模国司、相模国封戸交易帳作成し中央政府報告鵠沼付近を表す土甘郷50戸が見られる大同3年808年) - 現在の神明宮位置延喜式内社石楯尾(いわだてお)神社創建された。石楯尾神社の場所は異説もある。 天長9年832年) - 石楯尾神社鎮座地皇大神宮創立し社殿造立された。 醍醐天皇の頃 - 皇大神宮(藤沢市)現在の鵠沼をさす相模国土甘郷の総社に列せられ、相模国土甘郷総社神明宮称される長治元年1104年) - 相模国住人鎌倉景正平景正鎌倉権五郎)、高座郡私領開発伊勢神宮寄進企画大庭御厨(おおばのみくりや永久4年1116年) - 大庭御厨国司により正式に認められ御厨田畑検注なされる天養元年1144年9月 - 鎌倉にいた源義朝大庭御厨乱入神人8人死傷鵠沼郷の大豆小豆等を奪取伊勢神宮記録天養記出てくる。これが鵠沼という地名初出である。

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上古

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刀工」の記事における「上古」の解説

古事記日本書紀などに記録されている神代(かみよ)から奈良時代延暦24805年)まで。 祖神:天目一箇神 刀匠祖神『日本書紀』高皇産霊神大物主神に詔した段にみられる天目一箇神『古事記』天岩戸の段で、思金神呼ばれた鍛人天津麻羅(あまつまら)と同一神との説もあるが、天叢雲剣天照皇大神のために造った伝承されている。この剣は人皇第12代景行天皇皇子日本武尊草薙剣で、熱田神宮御神体として伝来されている。 倭鍛部(やまとかぢべ)の天津真浦(あまつまうら) 『日本書紀』綏靖天皇記に鹿を射る鏃(やじり)を作らせる記事があり、職制としての鍛冶が伺われる。 太刀佩部の川上部(かはかみのとも) 『日本書紀』垂仁天皇記に、五十瓊敷命(いそたましきのみこと)は太刀佩部の川上部かわかみのとも)に千振の剣を作らせた。 韓鍛(からかぬち)の卓素(たくそ) 『古事記』応神天皇記によると、百済の照古王(近肖古王か)が和邇吉師鍛冶(韓鍛(からかぬち))の卓素を献上した近肖古王七支刀神功皇后時代献上している。 天国 (人物) 銘尽には、大宝年中作刀し銘を切るとある。同書には、次の順序神代鍛冶記載している。藤戸神武天皇御剣)、国重宇佐明神)、天国村雲剣)、天春日大明神)、海中龍王)など。

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