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みなもと-のよしとも 【源義朝】
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源義朝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/06 14:56 UTC 版)
源 義朝(みなもと の よしとも)は平安時代末期の河内源氏の武将である。源為義の長男。母は白河院近臣である藤原忠清の娘。源頼朝・源義経らの父。
源義家の死後、河内源氏は内紛によって都での地位を凋落させていた。都から東国へ下向した義朝は、在地豪族を組織して勢力を伸ばし、再び都へ戻って下野守に任じられる。東国武士団を率いて保元の乱で戦功を挙げ、左馬頭に任じられて名を挙げるが、3年後の平治の乱で藤原信頼方に与して敗北し、都を落ち延びる道中で家人に裏切られ謀殺された。
注釈
- ^ ただし贈正二位と贈内大臣は『平家物語』のみの記載で他の文献に同内容は見当たらない。
- ^ 後出本の『平治物語』によると美濃国青墓宿の義朝の妻の名は延寿となっているが、成立年代の古い『平治物語』においては「大炊」となっている。また『吾妻鏡』にも左典厩寵者「大炊」と記載されている。
- ^ 女子として江口腹娘、夜叉御前という二人の娘が『平治物語』の後出本に登場する。しかし両者とも後出本にのみ登場し成立年代の古い『平治物語』やその他文献には登場しない。『尊卑分脈』には女子(一条能保室)の隣に「女子」とのみ記されその女子の詳細は不明である。
- ^ 元木泰雄(元木 [2004])は、義朝の弟義賢が先に任官していたのに義朝は無位無官であった為、廃嫡されて東国に下ったと見ている。高橋典幸は『源頼朝 東国を選んだ武家の貴公子』(山川出版社)において元木泰雄と同様の理論で義朝が嫡子でないと主張している。永井晋は『鎌倉源氏三代記』(吉川弘文館)の中の「河内源氏と摂津源氏ープロローグ」において、義朝を為義の庶長子と記載している。
- ^ また、義朝が左馬頭となることによって、馬牧の経営者である東国武士との間の主従関係を強化することが可能となったという見方もある(野口 [1998])。
- ^ 従来源氏と称する武士たちは源義朝に従属するものとみなされていた。だが実は源光保は二条天皇側近の立場として独自の意志で信頼に与力し、光保の参戦には義朝の意向が働いていたわけではない。また、季実と重成は義朝の同族支配下にあるものではなく義朝の同盟者であった。武門源氏が全て河内源氏の当主に従属するのが当然という見方は鎌倉幕府成立以降の観念である(元木 [2004])。
- ^ 従来通説では、義朝と清盛は対等の武家棟梁と認識されていたが、近年の研究ではかならずしも対等ではなく、義朝と清盛の間に大きな格差が保元以前に存在していたことが指摘されていている。上記の保元の乱の項でも清盛と義朝との間に官位の格差が元々あったことが述べられているが、保元の乱後の大内裏の造営において両者の間に大きな経済格差が存在していたことが指摘されている。この造営において清盛が仁寿殿、頼盛が貞観殿、教盛が陰明門、経盛が淑景舎と重要な建物を造営したのに対して、義朝は北廊を負担していたに過ぎない(野口 [1998] )
- ^ 『愚管抄』の記述を史料に義朝の縁組の申し入れに対して信西が「我が子は学者であるので、武門の家の聟には相応しくない」と拒否しながら同じ武家である平家と縁組したことなど、信西のあからさまな冷遇を受けたことに対して義朝が不満を募らせたといわれる説。
- ^ 縁談に関しては、院近臣として四位五位くらいの地位にいた信西の子と、祖父の代から順調に昇進を重ね自らは公卿一歩手前で、その弟達や子供もそれなりの官位を得ている清盛の家では釣り合いが取れているのに対して、父為義やはずっと受領にもなれず保元の乱直前に自らが受領それも下国の下野守になれた義朝の家では信西の子とは家格的に釣合いが取れない(清盛と義朝の家が同等をみなされるのは鎌倉幕府成立以降の視点で当時は清盛と義朝の家格は同等のものではなかった)。その観点からすると義朝の縁談の申入れは義朝からしてみればかなりの無理を承知で申し入れたもので、信西の子と義朝の娘との婚姻の非成立と清盛の娘との縁談の成立が信西への遺恨に発展することは有り得ない。また、信頼に対する酷評は敗者に対する酷評であり信頼の能力があらかさまに低いものではなく、また信頼の官位上昇も当時人事に関して発言権のあった信西の了承のもと行なわれていた可能性もあり、また信頼の官位の昇進の停止の原因はその上位者の官位の空きがなかったことであり、信西一人の妨害によるものではない、等のことが示唆されている(元木 [2004])。
出典
固有名詞の分類
「源義朝」の用例一覧
源義朝に関連した本
- 清盛がもっとも恐れた男 源義朝 宮下 玄覇 宮帯出版社
- 源義朝を祀るサバ神社その謎に迫る 江本 好一 武田出版
- 源義朝・平清盛・後白河上皇 (ぎょうせい学参まんが 歴史人物なぜなぜ事典) 本山 一城 ぎょうせい
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