歴史民俗用語辞典 |
刀装具の世界 |
美濃国
美濃国では「美濃彫」という特徴的な彫金技法を用いた作品が多くある。「美濃彫」という呼称は稲葉通竜が著した『装剣奇賞』の中の一節「光暁、濃州住光暁と銘せり。縁の天井まで金着にして秋の野など至って深彫にす。光政、光伸、右に同じ。世に是を美濃彫といひ、或は美濃後藤などとも称する事、詳かならず。」とあり、ここからの名称であることが知れる。美濃彫の作には秋草の意匠が多く、材質は赤銅で鉄地はほとんどない。また、目貫以外のものには魚子をまき、鍔は切羽台と耳を残し、他は鋤き下げる事を常としている。一方、古美濃と汎称される金工作品もあるが、これは美濃風の作柄を示しながら製作期が桃山時代を上がる刀装具に対しての名称である。美濃彫の特徴を持った桃山期以前の作を桃山時代以降の美濃彫に遡及的に有縁と推定して表現したものが古美濃と呼ばれているのである。したがって古美濃とは美濃に近似した作柄で時代が古いということが確定的に言えるだけで、必ずしも美濃で作られているという事を意味するものではない点注意が必要である。
関連用語 : 秋草図鐔 秋野鹿図縁頭 山椒図目貫 這龍図目貫
関連用語 : 秋草図鐔 秋野鹿図縁頭 山椒図目貫 這龍図目貫
ウィキペディア |
美濃国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/03 16:47 UTC 版)
美濃国(みののくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に位置する。別称は濃州(のうしゅう)[1]。領域はおおむね現在の岐阜県の南部だが、変遷がある。『延喜式』での格は上国、近国。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||
[続きの解説]
美濃国に関係した商品
美濃国のページへのリンク