ロックマンX1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 15:19 UTC 版)
「ロックマンX (漫画)」の記事における「ロックマンX1」の解説
雪原の皇帝 アイシー・ペンギーゴ(Icy Penguigo) ペンギン型レプリロイド。元第13極地部隊所属の特A級ハンター。 同じ部隊のマルスを「デカい図体しているだけで威張っている奴」と難癖付けて、氷漬けにして捕らえる。マルスの旧友のエックスと対峙した際には、ことあるごとに(当時のエックスの階級である)「B級(ハンター)」と罵りながらも特A級であることは伊達ではなく、エックスを圧倒するが、マルスから教えられた誇りを思い出したエックスの反撃に遭い、フットパーツによるダッシュで機動力も逆転されてしまう。それでもエックスの説得に耳を貸すふりをして、マルスを盾にするが、地震の影響で補助電源が作動したマルスに動きを封じられてしまい、エックスのフルチャージバスターで撃ち抜かれた。 豪速拳の雷王 スパーク・マンドリラー(Spark Mandriller) マンドリル型レプリロイド。第17部隊所属の特A級ハンター。 「いかなる手段を用いても任務を遂行してこその忠誠だ」として、エックスに倒された部下スライマーを「クズ」と罵る。エックスとの戦いでは、ゼロのアドバイスを思い出し、ペンギーゴのチップでショットガンアイスを使用したエックスに腕を凍らされた際、エックスに伝説の「ロックマン」の面影を見て、戦意を喪失。エックスに命乞いをして、シグマの居所を教えようとするが、突如現れたシグマの立体映像を伴う攻撃ビットによって処刑された。 幽林の妖撃手 スティング・カメリーオ(Sting Chameleao) カメレオン型レプリロイド。元は第9特殊部隊、別名:レンジャー部隊に所属する実力者。 ソフトはレコード、プレイヤーは手回し式の骨董品により、鑑賞するクラシック音楽に傾倒し、戦いをダンスパーティーに見立てる倒錯した嗜好の持ち主。名古屋弁と思しき喋り方が特徴。外皮に鱗のようなアレンジが加えられている。 武装化させた動物たちを使って、破壊活動を行う最中、エックスを捕獲するようにとのメッセージを伝えてきたシグマの使者を惨殺し、命令を握りつぶす。武装動物たちがエックスのレプリカを倒したのを見て、勝利を確信し、エックス本人にも武装動物の集中砲火を浴びせるが、ボディパーツを得たことで防御力を高めたエックスには通用せず、動物たちもエックスの説得で正気に戻ってしまう。エックスとの直接対決では変色機能でエックスを翻弄し、エックスバスターを使用不能にまで追い込むが、エックスの作戦で部屋の照明が壊されて暗闇と化した際、エックスバスターの強烈な光によって、変色機能を麻痺させられてしまったところにフルチャージバスターを受けて砕け散る。直後、エックスからは「力にさえ溺れなければ、良いハンターになれただろう」と評された。 鋼鉄の甲弾闘士 アーマー・アルマージ(Armor Armarge) 第8機甲部隊の隊長を務めていたアルマジロ型レプリロイド。 礼を尊ぶ武人で、一人称は「某(それがし)」。「闘いというものは臆した者に必ず負けが訪れるものなのだ」が持論。本作では「高速回転装甲(ローリングシールド)」の名前が付けられた体を丸めての体当たり攻撃を確実な物とするために、体内に高性能かつ精密なセンサーを搭載。 カメリーオに強い不信感を抱いており、彼を倒したエックスにバスターを修理した上で果し合いを申し込むが、この行為にシグマは激怒し、ビームサーベルで彼の顔に一本傷を入れられてしまうが、辛うじて、決闘を許される。エックスとの決闘では、バスターのビームを反射するシールドを駆使して、エックスを翻弄するが、炎と決闘場所にあったアゴニウム鉱石で温度センサーから逃れた状態からエックスが放ったエレクトリックスパークでセンサーを破壊され、その影響で自身の走行も崩れてしまう。敗北を認めた後、シグマに対する忠誠の証として、ボディ内部に裏切りと同時に起動する爆弾による自身の爆破からエックスを守るため、体内の起爆装置ごと「レプリロイドを切ることができる唯一の”妖刀”」紫炎を使って文字通り”切腹”。最終的にVAVAの攻撃からエックスを庇って戦死するが、身を挺して守り抜いた部下たちも先にVAVAによって皆殺しにされていた。 なお、X1でエックスがボス相手に特殊武器を使ったのは、彼とスパーク・マンドリラー(ショットガン・アイス)、スティング・カメリーオ(エレクトリック・スパーク)との戦いのみ。 灼熱のオイルタンク バーニン・ナウマンダー(Burnin' Noumander) ナウマン象型レプリロイド。元第4陸上部隊隊長として中東で戦っていた。 小型のCPUボールがレプリロイドのスクラップを吸収して生まれ変わった存在として描かれている。幾らボディを破壊されても本体がダメージを受けない限り、捕らえたレプリロイドたちからパーツを奪うことで何度でも再生可能。再生のための核を搭載している左胸だけは装甲が厚くなっており、そこを「再生と共にバスターを同化させ、内側から撃ち抜く」という奇策によって敗北した。本体が転げ落ち、レプリロイドから見下されていた自身の辛い過去を吐露。エックスからマルスの信念である「誇り」と大きなナウマンダーに勝てたことを伝えられ、エックスを通すことにした。エックスから贖罪を条件に存命を許され、工場地帯に留まることとなる。X1のボスキャラクターたちでは唯一の生存者。 天空の貴公子 ストーム・イーグリード(イグリード)(Storm Eagleed) 第7空挺部隊の隊長を務めていた鷲型レプリロイド。 元々は第17精鋭部隊所属で同期たちの憧れの的でもあったが、おべんちゃらばかり言ってくる彼らに対して「(おべんちゃら言っている暇があるなら)トレーニングでもしろ」と一喝する厳格さも見せた。その直後にゼロと出会い、最初はケンカばかりしていたが、互いを認め合うようになっていく。恋人のティルが殉職した後、ゼロと顔を合わせることなく、第7空挺部隊に転属。 エックスとは2回に渡って交戦。1戦目は圧勝した上、駆けつけたゼロとの戦いでも、ゼロの心に迷いがあったことから勝利。飛行艇の甲板を舞台とした空中での2戦目でもエックスを圧倒した上、自らの弱点が背中であることを教えることでエックスをより追い詰めていくが、覚悟を決めたエックスのダッシュジャンプバスターで背中を破壊され、それと引き換えに地上に落下するはずだったエックスも強風が来ることを読んでいたために落下死せずに生還。戦い終わった後は「エックスがヘッド強化パーツを手に入れるに相応しいかどうかを試すために、悪を演じていた」ことが、ゼロの口から明らかになり、エックスを称賛した後に機能停止。ゼロの手によって、ティルが眠る空へと打ち上げられた。 X2では、空にトラウマを抱いたオストリーグの除隊を認めながらも、彼がトラウマを克服することを信じての激励も送る。そして、改心すると同時に空へのトラウマを克服したオストリーグと共に、幻として現れ空を飛んだ。 名前が「イグリード」だった詳細については後述。 深海の武装将軍 ランチャー・オクトパルド(Launcher Octopuld) 元第6艦隊所属の、タコ型レプリロイド。 漫画版独自の設定として、触手それぞれに敵のエネルギー波長を感知し自動追尾するセンサーや超振動機能で敵をパーツ単位にまで破壊するシステムが搭載されている。一人称は「わし」だが、倒される直前には「俺」と発言。 マーティを利用して、エックスを消耗させた上、バスターを無効化するサイドス溶液を戦いの舞台にする事によって戦局を優位に進める。さらにマーティを触手の超振動機能で破壊するも、その残骸がエックスバスターのエネルギーを帯びたことによって、職種が残骸をのほうを追尾してしまい、最後はマーティの形見の三叉槍を持ったエックスに顎から脳天まで貫かれて機能停止。 時空の斬鉄鬼 ブーメル・クワンガー(Boomer Kuwanger) 第17精鋭部隊に所属していたクワガタ型レプリロイド。 丁寧な口調とは裏腹に狂気じみており、シグマ軍で活動するようになってからは、本人曰く「退屈な優等生(ハンター)時代と違って、毎日が楽しい」とのこと。 自らの頭脳をタワー最上階の壁面全体に移植・増築していた為、レプリロイドの限界以上の速さで動けるようになるが、そのからくりをエックスに見破られた後、日本を消滅させるためにチャージしていたエネルギーを自身のバスターに加えるエックスの捨て身の戦法で頭脳を破壊される。 X3では弟であるグラビティー・ビートブードの尽力によって復活。残された僅かなチップで再生されたことから、台詞がカタカナになっており、下半身は浮遊ユニットで代用された姿になった。ビートブードによって壊された右腕にバグホールを纏わせたエックスの奇策により、バグホールに吸い込まれるが、中和せずにブラックホール化する。最終的には、かつての戦いの時と同じく外部エネルギーで強化されたエックスのバスターで完全に消滅した。 幻影などを含めると、全シリーズに登場している。
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