ドレファス派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:33 UTC 版)
「七つの大罪 (漫画)」の記事における「ドレファス派」の解説
ドレファス 声 - 小西克幸 身長:185cm / 体重:82kg / 血液型:A型 / 種族:人間 / 誕生日: 11月29日 / 年齢:47歳 闘級:3000(魔力1000/武力1000/気力1000)/ 聖騎士ランク:聖騎士長→元聖騎士長 二大聖騎士長のひとり。先代聖騎士長ザラトラスの異母兄弟。グリアモールの父親。長くウェーブのかかった黒髪で無精髭が特徴的な成人男性。強い求心力とカリスマ性を持ち、剣術にも秀でている傑物。しかしその一方で優秀な兄への強い劣等感を燻らせていたことや、息子の訃報を聞いて塞ぎこむなどの精神的に弱い一面を見せた。 ヘンドリクセンと共謀し、実兄である先代聖騎士長ザラトラスを殺害、〈七つの大罪〉に罪を着せた黒幕。だがその行いを悔い、魔神となった親友ヘンドリクセンを止めるべく息子とともに彼に挑むが、戦いの最中に誤ってエリザベスを害してしまい、精神の均衡を崩したところをヘンドリクセンの「腐蝕」によって融かされてしまい死亡したと思われた。だが実は十数年前のダナフォール跡地捜索任務の際、魔神族のフラウドリンに憑依されていた。本編の時間軸におけるドレファスの行動、つまり上記のような精神的な薄弱さや失態は、すべてフラウドリンが「ドレファス」という人間を演じていた振る舞いに過ぎない。 本来のドレファスは兄への劣等感を確かに抱きながらも、魔神の洗脳をはねのけるほどの強靭な心と信念を持つ高潔な聖騎士であったが、ヘンドリクセンを人質に取られたことで抵抗をやめ肉体を明け渡している。ヘンドリクセンとの交戦時の死亡も偽装であり彼を〈十戒〉復活に導くものの、その際フラウドリンにヘンドリクセンの助命を頼むなど、精神そのものは活動を続けていた。王都決戦にて、ザラトラスのすべての命を使った「浄化」によりフラウドリンと分離。洗脳から解放される。聖騎士長職を辞したが、リオネスを守護するために聖騎士としては復職する。それに際して髪型が短髪になり髭も整えている。またリュドシエルによって刺され倒れたビビアンを介抱したことで、彼女から猛烈な好意を寄せられることとなった。その後は聖騎士を引退し、剣術指南役として後進の育成に励んでいる。魔力「砕貫(ブレイク)」 あらゆる物体を撃ち抜く衝撃波を放つ。「羅貫(ラカン)」 突き出した剣先から、非常に貫通力の高い衝撃波を発生させ敵を撃ちぬく。 「天漢破獄刃」 自らの全魔力を剣に凝縮し、一度に放出して敵を貫く、「羅貫」の強化版。凄まじい威力を誇る切り札。 「崩撃」 渾身の力で剣を振り上げ、相手を吹き飛ばす。 「貫突」 高速の突進と同時に相手の身体を貫く突きを放つ。 「流撃」 渾身の力で剣を振り下ろす。「崩撃」とは逆向きの技。 魔力「巨大化(フルサイズ)」 元はフラウドリンの魔力。殺されそうになったグリアモールを救おうとした際に初めて発現した。 ギルサンダー 声 - 宮野真守、山本和臣(幼少期) 身長:185cm / 体重:73kg / 血液型:A型 / 種族:人間 / 誕生日:8月26日 / 年齢:21歳 闘級:1970→2330(魔力1130/ 武力670 / 気力530)/ 聖騎士ランク:金剛 先代聖騎士長ザラトラスの息子。ドレファスの甥に当たり、グリアモールとは従兄弟同士になる。幼い頃はメリオダスに懐く気弱で純粋な少年だったが、現在は聖騎士長に次ぐ実力を持つ、ピンク色の髪が特徴の美青年。王国の第一王女マーガレットの護衛を務め、同時に恋人同士でもある。親しい者たちからは「ギル」と呼ばれ、幼少期はメリオダスから「ギル坊」と呼ばれていた。 10年前、ザラトラス殺害の真実をマーガレットから知らされたところをビビアンに見つかり、マーガレットを人質に取られた上にビビアンの使い魔に四六時中監視される。表向きは〈七つの大罪〉を父ザラトラスの仇として憎み、職務のためには民に苦しみを強いることを厭わない冷徹な聖騎士を演じるが、メリオダスには彼に少年期に伝えられたおまじないを再会直後から救難信号として発していた。王都での戦いでメリオダスの機転によりマーガレットが解放されたため、父親の真の敵であるヘンドリクセンと戦う。リオネス王国奪還後は民を苦しめた罪滅ぼしと真実を知るためにハウザー、グリアモールとともに旅に出る。その途中赤の魔神、灰色の魔神と交戦。苦戦しているところにヘンドリクセンが現れる。その後彼とともに、ドルイドの里に向かいハウザーとともに試練を受け、型を破ることで闘級が上昇した。メリオダスたちと合流した後、バイゼル大喧嘩祭りに参加する。王都決戦にてフラウドリンと交戦しようとするも、ギルフロストに扮していたビビアンによって連れ去られ、雲上にある女神族の建造物の中に幽閉されてしまう。その後も執拗に迫って来るビビアンから逃れながら脱出手段を探していたが、現れたリュドシエルによってビビアンが殺害された事で共にリオネスへ帰還した。聖戦ではマーガレットを守るべく強襲部隊としてキャメロットへ向かい、ヘンドリクセンの手によってマーガレットが解放されると、彼女を連れて一足先にキャメロットを離れた。魔力「雷帝(サンダーボルト)」 雷を自在に操る魔力。巨大な雷雲を呼び込むことも可能。「雷帝の鉄槌」 強力な落雷を発生させて対象をピンポイントで攻撃する。 「雷帝の粛清」 広範囲に莫大な量の雷を発生させ強力な電撃で敵を一網打尽にする。 「雷獣の追走」 相手をホーミングする獣の形をした雷撃を発生させる。 「雷鳴斬」 全身を雷をまとい、そのまま相手へ斬撃による直接攻撃を加える。 「雷帝の剣」 手にした剣に「雷帝」の魔力を込めて攻撃する。充填に多少時間がかかる。 「雷帝の重鎧」 武器を片手で持ち、武器に纏わせた雷撃を効率的に抑え、余剰分の魔力で空き手に雷の盾を作り出し、全身を雷の鎧で覆う事により、雷を多重展開し、全方位からの死角を無くした防御特化の状態になる。「雷神の抱擁」 「雷帝の重装」の状態で両腕から雷撃を放ち、敵を雷で包み込む。 合技「雷竜の城(ドラゴンキャッスル)」 ハウザーの「ライジングトルネード」との合わせ技。 小説版 雷帝の裁き 雷帝の鉄槌のように、任意の相手に雷撃を浴びせる。 ハウザー 声 - 木村良平 身長:182cm / 体重:73kg / 血液型:B型 / 種族:人間 / 誕生日:9月19日 / 年齢:21歳 闘級:1910→2350(魔力1090/武力700/気力560)/聖騎士ランク:白金→聖騎士長代理→聖騎士長 リーゼントが特徴的な陽気な青年。平民出身で加治屋の息子だがギルサンダーやグリアモールとは幼馴染。ドレファス派の騎士で、師匠でもある彼に強い尊敬の念を抱いている。バイゼルの喧嘩祭りで対戦した後、ディアンヌに好意を寄せるようになる。王国でディアンヌと再会した際には動揺しながらも攻撃してしまうが、彼女のためにギーラと手を組んでドレファス達と対峙したこともある。王都の実家に両親と共に住んでいる。 王国奪還後はギルサンダー、グリアモールと共に、真実を知るための旅に出る。その途中に遭遇した魔神をヘンドリクセンとの共闘で撃破し彼から王国転覆の真実を聞かされる。その後、ドルイドの里で試練を受ける。メリオダスたちと合流した後は、彼の提案でバイゼル大喧嘩祭りに参加する。メリオダス死後の王都決戦では、絶望的状況の中でも仲間を鼓舞し続け奮闘した姿を評価され、〈十戒〉撃退後、バルトラ王から「聖騎士長代理」に任命される。最終話では聖騎士長となっており、顎髭を生やしている。魔力「暴風(テンペスト)」 風や竜巻を自在に操る魔力。「ライジングトルネード」 「暴風」の魔力で、巨大な竜巻を発生させる。範囲を絞ることで威力を上げることも可能。 「ワール・ショック」 目の前に風の渦を創り出し、圧縮して相手に放つ飛び道具。 「スーパーサイクロン」 自身を中心に最大規模の竜巻を発生させる。最強の嵐 「貫突(ブレイクスルー)」 拡散型である風を切っ先に一点集中させ威力を高めた、ドレファスの「貫突」の型で放つ技。 グリアモール 声 - 櫻井孝宏、原優子(幼少期) 身長:213cm / 体重:181kg / 血液型:A型 / 種族:人間 / 誕生日:11月10日 / 年齢:21歳 闘級:1520→410(魔力390/武力10/気力10)/ 聖騎士ランク:蒼玉 ドレファスの息子。ザラトラスの甥及びギルサンダーの従兄弟でもある。長い黒髪と筋骨隆々な体格が特徴の青年。王国の第二王女ベロニカの護衛を務める。ベロニカへの強い忠誠心を持ち、父親を強く尊敬している愚直な男だが、その熱意が空回りしてしまい、失敗してはベロニカに叱られている。 王国奪還後はギルサンダー、ハウザーとともに、騒動の真実について知るために旅に出た。道中でヘンドリクセンと出会うも、当初は許していなかった。ドルイドの里の試練で「太古の幽鬼アオナン」のいたずら魔法によって自身の一番畏れていた貧弱な幼少期の姿に縮んでしまった。それ以降はヘンドリクセンとも親しそうにしている。 王都の戦いでは自身もろとも道連れにしようとするフラウドリンを命懸けで止め、彼が辞めた際には安堵するもその直後目の前でメリオダスによってフラウドリンを殺されてしまう。フラウドリンの死後、ベロニカの接吻によって元の姿に戻った。フラウドリンの墓を作っており、自身の親を操りながらも自身を愛してくれた彼のことは純粋に慕っている模様。魔力「障壁(ウォール)」 地上に降り注ぐ星屑でも破壊不可能な強力な魔法障壁を作り出す。攻撃を防ぐだけではなく、相手を隔離・拘束することにも使用できる。「完全な独房(パーフェクト・シェル)」 球状の魔法障壁の中に対象を完全に閉じ込めて強制的に隔離する。 「長方形の盾(ロングシールド)」 前方に長方形の障壁を作り出す。
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