トウヤ神曲楽士事務所
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「神曲奏界ポリフォニカの登場人物」の記事における「トウヤ神曲楽士事務所」の解説
ヤワラベ・ティアン プレイヤー:三田誠 トウヤ神曲楽士事務所に所属する神曲楽士にして、ボウライやジムティルなどの精霊の力を借りる独自の武術ヤワラベ=シンカゲ流の二十三代目当主。 トルバス神曲学院に奨学金で入学できるほどの天才的な神曲の腕を持っており、神楽鈴を主楽器とし、槍を携えての神楽舞に応じて音階を奏でる特殊な単身楽団を使用する。第三話(2巻に収録)から単身楽団と槍を一体化させ、槍の動きも含めた舞によって神曲を奏でるというスタイルを確立している。しかし、舞の動きも神曲演奏に欠かせない要素になっているため、舞が出来ない状況だと十分な神曲演奏が行えない欠点も抱えている。 病と事故で両親を失っており、縁者と呼べるのは一緒に暮らしている妹レナのみ。現在は契約精霊レイファスを含めて三人で暮らしている。 「侍であるがゆえ」と言う理由で「拙者」「ござる」などの特徴的な口調を使用し、普段から着流しのような服を着ている。衰退してしまったヤワラベ=シンカゲ流を復興させたがっている。 トルバス神曲学院在学中にレナがコーティカルテに勝負を仕掛けるという出来事があり、その際にフォロン達と知り合っている。リプレイ中でもソバを持参してツゲ神曲楽士派遣事務所を訪れており、現在は事務所間でも交流がある。 バーセルは兄妹の恩人に当たる古い友人らしく、トウヤ事務所への就職活動もバーセルの根回しによって実現した。 精霊力発電所の出来る以前のヤワラベが流派発祥の地で、その地名を姓にしている。 もともとはTRPGのために三田誠が作った異色キャラであったが、『エイフォニック・ソングバード』第四話より登場。先天的に耳の聞こえない神曲楽士志望者であるコガムラ・ウリルを初弟子として迎えることとなった。 その他、榊一郎著ではクリムゾンS第5巻収録の短編「RASH MARAUDER」、GM加納正顕著では、GAマガジンvol.2に掲載されたスピンオフ「はじまりの狂騒曲〜侍楽士(ヤワラベ・ティアン)就職譚」や、「まぁぶる・すぺさる」の短編にも登場している。また「ノスタルジック・クリムゾン」では直接の登場はないものの、コーティカルテ不在のため仕事の出来ないフォロンの代役を行っていた。レイファス・ガリエ・ビークッド プレイヤー:合鴨ひろゆき(2巻より) ヤワラベ・ティアンの契約精霊。始祖精霊にすら匹敵する力を持つと言われていた上級精霊だったが、百年ほど前に契約楽士の怪我で錯乱状態に陥り、周囲に攻撃を加えたことで精霊文字の石棺に封印されていた。1巻ではNPCとして登場したが、事件の結果ティアンと契約しトウヤ神曲楽士事務所の一員となったため2巻よりPCとして登場することになった。 その強大な力を利用しようとするゴダンによって封印から解き放たれ、支配楽曲によって暴れさせられていた所をトウヤ神曲楽士事務所の面々の活躍により救出。その後もう1度ゴダンに誘拐され、再度操られかけるが、その際にティアンと契約する。レナと共に家事の類を分担しており、現在ではヤワラベ兄妹の世話も板についている。 前契約者であるオルステッドを忘れられずにいたが、第四話でのティアンとのやり取りで彼との関係に整理をつけることができた。 かつては始祖精霊並みの力を持つ精霊と評されていたが、長い封印期間のためオルステッドと契約していた頃に比べて戦闘力が落ちている。にもかかわらず、精霊雷で編んだ乗馬鞭(ルール上の扱いはチェーンソーと同等)から放たれる一撃は驚異的な威力で、数多くの敵を一撃で屠る、事実上トウヤ事務所の主砲。コーティカルテが「力の大きさはイアリティッケ並」と評したこともあるほど。そのためコーティカルテの代役としてツゲ神曲楽士派遣事務所から仕事が回ってくることもある。 ティアンと共に『エイフォニック・ソングバード』に第四話から登場。精霊雷などのイメージカラーは藍色(紺碧と表現されている)。みかきみかこのイラストでは髪は薄紫だが、榊一郎の著作内に登場した際は黒髪と表現されている。 バーセル・ダム・アーゼル プレイヤー:榊一郎 熊の姿をした、リカントラ(獣人型)の上級精霊。柔和で礼儀正しい性格で、かつてはトルバス孤児院で保育士もしていた。当時の院生の子供たちからは「くま先生」と呼ばれて慕われており、当時の経験からか子供たちをあやすのはお手の物。ティアンとはトウヤ神曲楽士事務所に就職する前から知り合いで、立ち上げたばかりのトウヤ神曲楽士事務所へティアンと共に就職した。 トウヤ神曲楽士事務所は彼がいないと機能が止まると言われている。実際リプレイ中でもバーセル以外の所員が事務仕事をしている描写は存在しない。そのため「ノスタルジック・クリムゾン」では「トウヤ事務所の事務を司る精霊」と表現された。また、本文には記載がないが、イラストでは事務仕事などの際は眼鏡を着用している。 涙もろく、神曲楽士資格を持たないシイナ・メイフェアが神曲演奏をしようとしたとき、その事情を聞いて彼女に協力を申し出ている。また、かなりの聞き上手で兄に腹を立てているレナの愚痴に付き合うこともある。相当にタフで、戦闘時には仲間への攻撃を身を挺(てい)してガードする頼りになる白熊。 トウヤ・ローゼリエ プレイヤー:矢野俊策 トウヤ神曲楽士事務所の所長。田舎の資産家の六人兄弟の末娘で、蝶よ花よと育てられた結果対人恐怖症になった。 家族や気心の知れた仲間以外の人間とは目を見て話すことが出来ず、祖父に貰った仮面をつけている。が、精霊とは普通に会話できる。これは精神的な問題でローゼリエが精霊だと思っていれば大丈夫、とのこと。仮面のデザインが「バリ島の仮面のような派手なもの」であるため、初対面のメイフィアに「変わった精霊」と言われてしまっている。 扱う楽器はクラリネットで、神曲楽士としての実力は折り紙つき。 事務所は神曲学院卒業の際に両親が出資して設立された。そのため事務所の生殺与奪を母親であるフランシーヌに握られており、彼女がやってくる度に事務所は嵐のような騒ぎになる。 人付き合いは苦手だが、一連の事件を経てミリエーヌとは親しい友として付き合うようになった。また、ティアンと仮面なしで会話できるのは、実は幼いころによく一緒に遊んだ幼馴染(ただし神曲楽士の資格を取得するまで長い間会って居なかった)であるため。ネルグリット・クァス・ディストラペリ プレイヤー:鈴吹太郎 トウヤ・ローゼリエの契約精霊。雌のオウムの姿をしたベルスト(獣型)の中級精霊だが、「自前の羽根が2つ有るから6枚羽根」と良く主張している。 口やかましくて騒がしく、引っ込み思案なローゼをけしかけるのは彼女の役目である。 ローゼリエがまだ幼かった頃からの付き合いで、事務所を有名にしようといつも張り切っている。少々行きすぎて「ウチに仕事が回ってくるからコーティカルテを拉致しておけ」など、とんでもない発言をしてたしなめられることも。 マナガと知り合いで、支配楽曲の影響で暴れていたレイファスの足取りをマナガから聞いていた。 鳥型だがなんと車の運転ができ、事務所用の車は彼女が購入した物。彼女専用に運転機構を改造された六人乗りの大型四駆パス・ファインダーを乗り回し、曲乗りすらもこなす。
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