対人恐怖症とは? わかりやすく解説

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たいじん‐きょうふしょう〔‐キヨウフシヤウ〕【対人恐怖症】

読み方:たいじんきょうふしょう

恐怖症の一。人と会うのがこわいという強迫観念のある神経症


対人恐怖症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 04:18 UTC 版)

対人恐怖症(たいじんきょうふしょう、英語: Taijin kyofusho, taijin kyofusho symptoms ; TKS)は、対人場面で不当な不安や緊張が生じて、嫌がられるのでは、不快感を与えるのではと考え、対人関係から身を引こうとする神経症の一種であるとされる[1]


  1. ^ a b 笠原嘉、(編集)加藤正明ほか「対人恐怖」『精神医学事典』弘文堂、1975年、427-428頁。 
  2. ^ アメリカ精神医学会、(翻訳)高橋三郎、大野裕、染谷俊幸『DSM-IV精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院、1996年初版。p.811.より引用
  3. ^ 永田法子1992「対人恐怖症」(『心理臨床大事典』、培風館、pp.800-801)
  4. ^ a b c 『人間関係の心理と臨床』p.138
  5. ^ 鍋田恭孝1989「対人恐怖症」(『性格心理学 新講座 3 適応と不適応』金子書房、pp.299-315)
  6. ^ 『人間関係の心理と臨床』p.139
  7. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 14-60頁.
  8. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 14頁.
  9. ^ 塩路 理恵子 (2014). “社交不安障害・対人恐怖症の診療における助言と指導”. 臨床精神医学 43: 1129-1134. 
  10. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 43-44頁.
  11. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 44頁.
  12. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 48-49・59-60頁.
  13. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 49-52頁.
  14. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 52-54頁.
  15. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 57頁.
  16. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 56-57頁.
  17. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 51頁.
  18. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 50-51頁.
  19. ^ クラーク, D. M. & エーラーズ, A. 丹野義彦(訳)(2008). 対人恐怖とPTSDへの認知行動療法――ワークショップで身につける治療技法―― 星和書店, 51・56-57頁.
  20. ^ 長尾 博 (2014). やさしく学ぶ認知行動療法 ナカニシヤ出版, 53・55頁.
  21. ^ 長尾 博 (2014). やさしく学ぶ認知行動療法 ナカニシヤ出版, 23・55・58頁.
  22. ^ 吉松 和哉 (1981). 対人恐怖の症状と分類 飯田 真(編)対人恐怖――人づきあいが苦手なあなたに――(20頁, 4-5行) 有斐閣.
  23. ^ 青木 勝 (1981). 重症対人恐怖症 飯田 真(編)対人恐怖――人づきあいが苦手なあなたに――(36頁, 3-4行) 有斐閣.
  24. ^ 森田 正真・高良 武久 (1953). 赤面恐怖の治し方 白揚社, 263-264頁.
  25. ^ 長尾 博 (2014). やさしく学ぶ認知行動療法 ナカニシヤ出版, 53・55-56・65頁.


「対人恐怖症」の続きの解説一覧

対人恐怖症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 02:50 UTC 版)

人間関係」の記事における「対人恐怖症」の解説

人生青年期になると進学就職などの局面迎えることになり、新たな対人関係待ち受けることになる。この時期の人に対人恐怖症がしばしば発生する。 対人恐怖症についての理解のしかたはいくつかある。対人恐怖症は「対人場面で不当に強い不安や緊張生じその結果人からいやがられたり、変に思われることを恐れて対人関係避けようとする神経症である」ともされる。 対人恐怖症には、赤面恐怖視線恐怖表情恐怖発汗恐怖など様々な種類がある。赤面恐怖とは、人前赤面するではないか恐れ症状であり、視線恐怖とは、他人視線恐れ症状である。 対人恐怖症の中でも妄想確信を抱く恐怖症を「重症対人恐怖症」もしくは思春期妄想症」と呼ぶ人もいる。ただ、このような恐怖症妄想伴っているので、対人恐怖症には含めず別のカテゴリー扱ったほうがよいと考える人もいる。 対人恐怖症の人は、初対面相手やすっかり打ち解けた相手には不安を感じず中途半端に知った人に出会ったりすると不安をおぼえるという。ただし、最近対人恐怖は、恐怖対象顔見知りであるとは限らないという。 対人恐怖症の起きるしくみについて、西園昌久は、恥の心理と関係あるのか、恐れ心理と関係があるのかについて調べている。西園研究によると、男子場合は、周囲から圧迫感じ漠然とした対人恐怖、あるいは視線恐怖がほとんどで、他者対立する自己への不安がみられるという。それに対して女子場合は、対人恐怖視線恐怖醜貌恐怖赤面恐怖関連しており、他人の目さらされる自己の身体像へのこだわりがあるという。 鍋田恭孝分析では、自意識過剰を「私的自己意識」と「公的自己意識」という用語によって分けている。私的自己意識とは、内面感情気分などの他人から直接観察されない自己側面注意を向けることである。公的自己意識とは、服装容姿言動など、他人に観察される側面にこだわることである。対人過敏性が正常範囲であれば周りからの評価視線への(過剰な気づかいは、公的自己意識が高まることによって生まれ年齢が高まるとともに消失してゆく。それに対して、対人恐怖症患者は、自己評価のほうを低め自己嫌悪感を抱いているにもかかわらず、こうあるべきだという高い自我理想無理に示そうとして公的自我意識強めることで、それらの乖離悩んでいるのだという。

※この「対人恐怖症」の解説は、「人間関係」の解説の一部です。
「対人恐怖症」を含む「人間関係」の記事については、「人間関係」の概要を参照ください。

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