ダーズリー家とは? わかりやすく解説

ダーズリー家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:27 UTC 版)

ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「ダーズリー家」の解説

ハリー母方伯母で、マグルであるペチュニア・ダーズリーの一家1981年ヴォルデモート襲撃により両親亡くした赤ん坊ハリー預けられ冷遇しながら養育してきた。1991年ハリー入学案内届いた際は、一家可能な限り逃亡するが、最終的に入学認める。以後も、ハリー休暇のたびに嫌々ながら帰省し17歳魔法使い成人年齢)になるまで、ダーズリー家を「実家」とする。第7巻ではリリーが遺したハリー保護魔法が切れることにともない死喰い人の手から逃れるために家を離れて不死鳥の騎士団保護下に入る。 ペチュニア・ダーズリー 演 - フィオナ・ショウ映画版)、アリエラ・パラダイス(映画版幼少期) / ヘレナ・リンベリー(舞台呪いの子ロンドン公演日本語吹き替え - さとうあい映画版)、諸星すみれ映画版幼少期ハリー伯母で、リリーの姉。痩せ型で馬のような顔と長い首が特徴で、整った容姿をしていた妹のリリーはまった似ておらず、美人とは言いがたい。噂話が好きで、つねに体裁を気にしており、長い首で近所覗き見ることが趣味となっている。潔癖な一面もあり、寝る前にキッチン磨いているためキッチンにはしみひとつない。近隣住人であるアラベラ・フィッグと交流があり、よくハリー嫌がらせ兼ねて預けていた。 マグルエバンズ家出身かつてはリリーとの仲は非常によく、リリーには「チュニー」と呼ばれていた。しかし、リリー魔法力兆候示しセブルス・スネイプ親友になったことで徐々に悪化するリリーのもとにホグワーツの入学案内届いた際には、当時校長にあったダンブルドアに「自分入学させて欲しい」と手紙送り返事受け取っている。同年9月両親とともにリリー見送りで、ダンブルドアの手紙をリリースネイプ知られていることを知って激しく動揺しリリーを「生まれそこない」と罵った。これ以降姉妹の仲は決定的に悪化したが、リリー亡くなるまで最低限交流はあった。 その後バーノン・ダーズリーと結婚し息子ダドリー誕生1981年ハリー引き取りその際夫妻魔法族と縁を絶つことを誓いあう。以後ダドリー溺愛する一方でハリー冷遇するが、それでも11歳になるまで自宅育てていた。 第5巻ヴォルデモート復活を知ると、恐怖満ちた表情見せハリー追い出そうとするバーノン対しペチュニアダンブルドアからの「吼えメール」を受け取ったあと、かたくななまでにハリーを家に置くことを主張する第7巻でのハリーとの最後別れの際には、何か言いたげ素振り見せるが、言えないまま立ち去る。 『ハリー・ポッターと呪いの子』では故人になっているが、実は生前からリリーのたった一つ形見であるハリー赤ん坊の頃に着ていた産着秘かに保管しており、ペチュニア死後遺品整理していたダドリー発見してハリー郵送している。ハリー推測では、リリー形見産着をいずれハリー渡そう思っていたが、長年確執で渡すことができないまま亡くなった模様で、この産着が『呪いの子』で起こった事件解決する手掛かりとなる。 バーノン・ダーズリー 演 - リチャード・グリフィス映画版) / ポール・ベントール(舞台呪いの子ロンドン公演日本語吹き替え - 楠見尚己映画版ペチュニアの夫でダドリーの父。穴あけドリル製造会社「グランニングズ社」の社長学生時代息子と同じ「スメルティングズ男子校」に通っていた。でっぷりとした体付きで、首はほとんどない赤ら顔口髭特徴的。妻と同じく息子溺愛しているが、事情によっては叱ることもある。デイリー・メール愛読している。 家族中でも特にハリー敵視し恫喝的な態度接したり、理不尽な罰を与えたりする。 根っから現実主義者で、魔法を含む非現実的な概念を「まともでないもの」として嫌い、実際出来事であってもその存在いっさい認めないハリーの「空を飛ぶオートバイ夢を見た」という何気ない発言に対してすら激昂するほどである。 ダドリー・ダーズリー 演 - ハリー・メリング映画版) / ジャック・ノース(舞台呪いの子ロンドン公演日本語吹き替え - 忍足航己(映画版ハリー従兄名門「スメルティングズ男子校」に在学しているが、成績は非常に悪い。学校ではいじめっ子ガキ大将であり、「ダドリー軍団」という5人組いじめグループ率いている。両親甘やかされ育ったため、わがままかつ意地悪な性格で、自分思いどおりならないとすぐに怒る。縦より横の方が長いと言われるほどの肥満体形で運動嫌いだが、いじめを率先しているだけあって腕っ節は強い。親の影響からハリーとは互いに軽蔑しあっており、ダドリー軍団メンバー一緒になってハリー執拗にいじめる。ただ、甘やかされ育ったため、臆病な一面もある。 ハリー魔法使いであることが明らかにされてからは、魔法界ハリー味方となるルビウス・ハグリッドやフレッド・ウィーズリーによって散々な目に遭わされる第5巻ではダイエット効果表れ英国南東部ボクシングジュニアヘビー級のチャンピオンになる。一方器物破損未成年喫煙を行うなど、素行悪化していた。グループ仲間には「ビッグD」と呼ばれている。 物語が進むごとに、ハリー魔法魔法界人脈凶悪犯罪者として知られるシリウス・ブラックなど)を恐れ良くも悪くも対話重んじるかたちで、ハリーをいじめることはなくなり、ほぼ対等な関係になる。ハリーダドリー心底嫌っているわけではなくダドリー吸魂鬼襲われた際は迷わず助ける。第7巻では、ハリー別れる際、自分救ったことに感謝示し別れ握手交わして和解するその後は、クリスマスカード送りあう間柄となる。 マージョリー・ダーズリー 演 - パム・フェリス映画版日本語吹き替え - 磯辺万沙子映画版バーノン姉妹ダドリー伯母外見バーノン似通っており、原作では女性ありながら口ひげ蓄えている。傲慢かつ狭量な性格持ち主で、ハリー一家以上に徹底的に見下し蛇蝎のごとく忌み嫌っている。 第3巻アズカバン囚人』でダーズリー一家ところに1週間遊びに来るが、滞在最終日ハリー散々悪態をついたあげく、彼の両親を「出来損ない呼ばわりし真っ向から侮辱したため、堪忍袋の緒切れたハリー魔法暴走させ、風船のように膨らませられ天井飛ばされるその後魔法省魔法事故リセット部隊駆けつけて彼女の記憶修正し実害発生せずに済む。なお、その後ハリーマージに会うことはなかったとされる映画版は『アズカバン囚人』に登場原作ではハリー魔法により天井飛ばされるが、映画版では部屋飛び出して上空まで飛ばされる

※この「ダーズリー家」の解説は、「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の解説の一部です。
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