ダイアゴン横丁
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「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「ダイアゴン横丁」の解説
ギャリック・オリバンダー 演 - ジョン・ハート(映画版) 日本語吹き替え - 小林勝也(映画版) / 緒方賢一(ゲーム版) 月のように輝く薄く淡い色をした大きな目を持つ、超一流の杖作り。ダイアゴン横丁にある杖専門店「オリバンダーの店」の主であり、今まで売った杖は、買った人から杖の材質・長さ・特徴まですべて覚えている。多くの魔女や魔法使いが、この店で杖を買っている。第1巻でヴォルデモートの行ないを「形が違えど偉大だったかも知れない」と称したことから、ハリーにはよい印象を持たれないが、実際は正義感の強い人物で、第7巻でヴォルデモートと対面したときは不快感を示す。 第4巻『炎のゴブレット』で開催される三大魔法学校対抗試合では、各校の代表選手の杖調べのためにホグワーツに来校する。第6巻『謎のプリンス』でネビルに杖を売った翌日、行方不明となるが、第7巻でヴォルデモートによりマルフォイ家の地下牢に監禁されていたことが判明する。ヴォルデモートに拷問され、ヴォルデモートとハリーの杖の芯に関する情報や、ニワトコの杖の情報を語らされるが、その後ハリーたちによって救出され、ビルの家に匿われてハリーたちの質問に答えるが、死の秘宝のことは知らなかった。体調が回復したあとは、ビルの大叔母ミュリエルの家に匿われる。 映画版は『賢者の石』、『死の秘宝』2部作に登場。『死の秘宝 PART2』では原作と違って死の秘宝のことを知っており、最初にハリーたちに尋ねられたときには知らないと嘘をつく。 フローリアン・フォーテスキュー ダイアゴン横丁「フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリームパーラー」の店主。第3巻では夏休みのあいだ、ハリーの魔法史の宿題を手伝う。第6巻で死喰い人に襲撃され、行方不明になる。 トム 演 - デレク・デッドマン(映画『賢者の石』)→トム・ダヴァレ(映画『アズカバンの囚人』) ダイアゴン横丁の入り口であるパブ「漏れ鍋」のマスター。はげて歯の抜けたクルミのような顔をしている。 ドリス・クロックフォード ハリーが初めて漏れ鍋に来店したときにいた魔女。ハリーに出会えたことを光栄に思う。 マダム・マルキン ダイアゴン横丁「マダム・マルキンの洋装店」の主。 ベリティ ダイアゴン横丁の悪戯用品専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」を経営するフレッドとジョージの助手で、第6巻に登場する。
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ダイアゴン横丁
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「ハリー・ポッターシリーズの地理」の記事における「ダイアゴン横丁」の解説
魔法使いや魔女が必要とする、ありとあらゆる魔法道具が売られている横丁。ロンドンにあるパブ「漏れ鍋」の裏庭にある壁の特定の煉瓦を杖で叩くと、ダイアゴン横丁に入ることができる。 横丁名は対角線を意味する「diagonal」からで、英語でDiagon Alley(ダイアゴン横丁)というとDiagonally(斜めの)と同じ発音になり、建物も斜めに建てられている。また、「夜の闇横丁」に隣接している。 漏れ鍋 デイジー・ドッダリッジが創業した、マグルのロンドンとダイアゴン横丁を繋ぐパブ。同時に宿屋も兼ねており、第3巻でダーズリー家を出たハリーがしばらくのあいだ滞在する。第3巻時点での亭主はトムという頭のはげた老人で、物語終了後はハンナ・アボットが亭主になる。 本屋とレコード屋に挟まれており、ほとんどのマグルはこの店の存在に気付くこともなく通り過ぎる。第6巻におけるアルバス・ダンブルドアとトム・マールヴォロ・リドルの会話のなかで、マグルには「漏れ鍋」を視認することさえ不可能であることが示唆されている。ただし「漏れ鍋」の存在を知っていれば中に入ることはできるようで、第2巻ではハーマイオニー・グレンジャーの両親が入店する。 映画『アズカバンの囚人』では、店の出入り口をシトロエン・エグザンティアで塞いでおり、客が店を訪れると車の警報装置が作動して店内に知らせる仕組みになっている。撮影した場所はレデンホール・マーケットの眼鏡屋で、映画のなかでハリーが使用しているものに似た眼鏡も飾られている。 グリンゴッツ魔法銀行 魔法界唯一の銀行。ゴブリンが経営している。ただしビル・ウィーズリーやフラー・デラクールのように、グリンゴッツに勤務する魔法使いや魔女もいる。地下金庫の管理、マグルの通貨との両替、財宝の発掘などを行なっている。 建物はダイアゴン横丁と夜の闇横丁の交差点付近にあり、ひときわ高くそびえ立っている。金庫は地下深くにあり、大理石のホールからトロッコを使って金庫へ向かうという仕組みになっている。 地下金庫へ向かう道の途中には、「盗人落としの滝」と呼ばれる、侵入者の魔法や呪いを洗い流す防衛装置が存在する。また金庫のなかには、ゴブリンでなければ開けることができない金庫や、ドラゴン(映画版ではウクライナ・アイアンベリー種のドラゴン)によって守られている金庫が存在する。こうした厳重な警備から、ルビウス・ハグリッドは「ホグワーツ以外でもっとも安全な場所」と語るが、作中では2度金庫が破られる。 第7巻において、分霊箱が盗まれ激怒したヴォルデモートによってほとんどの職員が殺害される。 オリバンダー杖店 紀元前382年創業の老舗の杖専門店。店主はギャリック・オリバンダー。 この店で販売されている杖の芯にはユニコーンの毛、ドラゴンの心臓の琴線、不死鳥の尾羽のいずれかが使われている。 フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリームパーラー アイスクリーム専門店。店主はフローリアン・フォーテスキュー。 第3巻では、ハリーがここのテラスで夏休みの宿題をする。その際、中世の魔女狩りについて非常に詳しい店主は、ハリーの宿題を手伝った上にサンデーを30分ごとにおごる。 第6巻で、店主が失踪したために閉店状態となる。 フローリシュ・アンド・ブロッツ書店 書店。魔法界のさまざまな書物を扱っており、ホグワーツの教科書もすべて揃っている(指定教科書に対応して品揃えを変更するためである。そのため、教科書によっては本の大量紛失によって赤字になるといった憂き目に遭う)。通販も受け付けている。 第2巻では、ギルデロイ・ロックハートのサイン会を行なう。 魔法動物ペットショップ ヒキガエルやネズミなどのペット用魔法生物(ふくろうを除く)の店。ハーマイオニーの猫クルックシャンクスはここで購入。「ネズミ栄養ドリンク」も購入可能。 イーロップのふくろう百貨店 ふくろう専門店。ハリーのペットとなるヘドウィグは、ここでハグリッドが購入する。 高級クィディッチ用品店 一流のクィディッチ用具の販売店。ファイアボルトなどが売られている。 高級箒用具店 高級クィディッチ用品店とは別の店らしい。 ポタージュの鍋屋 魔法薬の調合に使う鍋を売る店。大小色々、銅、真鍮、錫、銀、自動かき混ぜ鍋、折り畳み式と品揃えは豊富。 薬問屋 悪くなった卵と腐ったキャベツの混じったような悪臭がする。いろいろな魔法薬の材料が売られている。 ギャンボル・アンド・ジェイプスいたずら専門店 魔法の悪戯(いたずら)道具専門店。 ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ フレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーが開業する悪戯専門店。ダイアゴン横丁93番地にある。商品は「ハリー・ポッターシリーズの用語一覧」を参照。 営業自体は以前から通販というかたちで行われていたが、店舗を構えるのは第5巻で二人がホグワーツを中退してからである。店舗を構えてからは、ますます繁盛しているらしい。ホグワーツではこの店の商品は全面禁止にされるが、ほかの悪戯道具の禁止令と同様に生徒に完全に無視される。WWWも通販では中身を偽装して、教師のチェックをすり抜けられる届け方をするというサービスがある。第6巻では、ベリティという従業員が勤めている。 ふたりに開業資金を提供したハリーはこの店で優待され、どこで手に入れたか宣伝するという条件付きで、無料で好きな商品を譲ってもらえる。 マダム・マルキンの洋装店 マダム・マルキンが経営する衣料専門店。普段着から式服まで扱っており、ホグワーツの制服も購入できる。第1巻『賢者の石』で、ハリーがドラコ・マルフォイと初めて出会う場所でもある。また第6巻では、ハリーたちがドラコと母ナルシッサに出会い、口論になる。
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