ダーダネルスとは? わかりやすく解説

ダーダネルス海峡

(ダーダネルス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 16:29 UTC 版)

ダーダネルス海峡(ダーダネルスかいきょう、英語: Dardanelles)、もしくは、チャナッカレ海峡[1](チャナッカレかいきょう、トルコ語: Çanakkale Boğazı)は、地中海につながるエーゲ海黒海につながるマルマラ海を結ぶ狭隘な海峡ボスポラス海峡とともにヨーロッパアジアの境界をなす。日本では、英語名のダーダネルス海峡がよく知られている。古くはヘレスポントスヘレースポントスΈλλης πόντος)とも呼ばれていた。


  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年6月9日閲覧。
  2. ^ トルコ最長つり橋、日本勢退けSKなど落札”. NNA (2017年2月1日). 2018年5月13日閲覧。
  3. ^ ロシア軍艦の海峡通航制限可能に トルコ”. www.afpbb.com. 2022年3月25日閲覧。


「ダーダネルス海峡」の続きの解説一覧

ダーダネルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 14:38 UTC 版)

中東戦域 (第一次世界大戦)」の記事における「ダーダネルス」の解説

詳細は「ガリポリの戦い」を参照 東部戦線で独墺軍に相対するロシア軍コーカサス方面負担感じており、イギリスにこの圧力和らげてもらえるよう要請したイギリス側はこれに応えるため海軍によるダーダネルス海峡強行突破計画された。イギリス政府コンスタンティノープル目標としてガリポリ半島攻撃決定2月期し海軍による攻撃準備した一方オスマン側では1914年8月動員よりガリポリ半島には最精鋭配置されバルカン戦争戦闘経験者が優先的に配属された。半島防衛にはバルカン戦争勇名をはせたエサド・パシャ指揮下の第3軍団置かれ集中の遅いオスマン軍の中では異例ともいえる予定通り22日動員完結したチャナッカレ地域全体はジェヴァト・ベイ指揮下のチャナッカレ要塞地区司令部統括し、対上陸戦訓練にいそしんだ。11月3日イギリス海軍による襲撃ダーダネルス海峡重要さオスマン軍認識させ、ドイツ軍砲兵部隊を含む多数火砲運び込まれた。1915年2月19日英仏連合艦隊ガリポリ半島南端及び対岸に対して砲撃。ついで25日第2回攻撃3月より断続的に攻撃した3月18日攻撃最高潮達した英仏艦隊戦艦3隻沈没を含む大損害をこうむって失敗し、これにより陸軍による上陸作戦計画移った4月25日英仏連合軍チャナッカレ地域において強行上陸開始、キリディ・バヒル要塞占領目的とし、一部をもってサロスおよびアジア側クム・カレに牽制上陸主力をもってアルブルヌ(アンザック入り江)およびガリポリ半島南端上陸したオスマン軍チャナッカレ地域新たにザンデルス・パシャ指揮下の第5軍をすえて連合軍迎え撃った。アルブルヌ方面ではムスタファ・ケマル・ベイ指揮下の第19師団果敢な攻撃によってアンザック橋頭堡閉じ込めることに成功し半島南端方面ではハリル・サーミ・ベイ指揮下の第9師団が英第29師団進出をなんとか食い止めた。これよりガリポリでの戦い西部戦線にも似た陣地戦様相呈し夏季行われたクリティア (キルテ)攻防戦人命ばかりが失われた戦局打開のため連合軍8月上旬をもって総攻撃計画当初からの目的、キリディ・バヒル要塞占領目指し半島南端において陽動攻撃をなし、アンザック部隊を主攻としてスヴラ湾に新たに別部隊が上陸してこれを援護することとなったオスマン側は連合軍の攻勢察知していたが第5軍はスヴラを重視せず、サロス湾に新たに上陸するものと予想していた。8月8日連合軍総攻撃開始したオスマン軍はスヴラ上陸驚愕し、ただちにサロス湾にいた部隊をスヴラへと南下させた。これとともに半島南端対す南部集団アンザック対す北部集団加えて新たにスヴラ上陸部隊(英第9軍団)に対するアナファルタラル集団創設し、これにムスタファ・ケマルをこれに当てた。スヴラではイギリス軍緩慢な前進に対してオスマン軍急速に集中して要地占領し攻撃押しとどめたアンザック方面では高地占領するオスマン軍対しアンザック果敢に突貫したが、ついに挫折した1916年1月初旬までにガリポリ半島上の連合軍全面撤退した

※この「ダーダネルス」の解説は、「中東戦域 (第一次世界大戦)」の解説の一部です。
「ダーダネルス」を含む「中東戦域 (第一次世界大戦)」の記事については、「中東戦域 (第一次世界大戦)」の概要を参照ください。

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