ダーダネルス海峡
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ダーダネルス海峡(ダーダネルスかいきょう、英語: Dardanelles)、もしくは、チャナッカレ海峡[1](チャナッカレかいきょう、トルコ語: Çanakkale Boğazı)は、地中海につながるエーゲ海と黒海につながるマルマラ海を結ぶ狭隘な海峡。ボスポラス海峡とともにヨーロッパとアジアの境界をなす。日本では、英語名のダーダネルス海峡がよく知られている。古くはヘレスポントス(ヘレースポントス、Έλλης πόντος)とも呼ばれていた。
- ^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “トルコ最長つり橋、日本勢退けSKなど落札”. NNA (2017年2月1日). 2018年5月13日閲覧。
- ^ “ロシア軍艦の海峡通航制限可能に トルコ”. www.afpbb.com. 2022年3月25日閲覧。
- 1 ダーダネルス海峡とは
- 2 ダーダネルス海峡の概要
- 3 概要
- 4 脚注
ダーダネルス
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「中東戦域 (第一次世界大戦)」の記事における「ダーダネルス」の解説
詳細は「ガリポリの戦い」を参照 東部戦線で独墺軍に相対するロシア軍はコーカサス方面を負担に感じており、イギリスにこの圧力を和らげてもらえるよう要請した。イギリス側はこれに応えるため海軍によるダーダネルス海峡強行突破が計画された。イギリス政府はコンスタンティノープルを目標としてガリポリ半島攻撃を決定、2月を期し海軍による攻撃を準備した。 一方、オスマン側では1914年8月の動員よりガリポリ半島には最精鋭が配置され、バルカン戦争の戦闘経験者が優先的に配属された。半島防衛にはバルカン戦争で勇名をはせたエサド・パシャ指揮下の第3軍団が置かれ、集中の遅いオスマン軍の中では異例ともいえる予定通りの22日で動員を完結した。チャナッカレ地域全体はジェヴァト・ベイ指揮下のチャナッカレ要塞地区司令部が統括し、対上陸戦訓練にいそしんだ。11月3日のイギリス海軍による襲撃はダーダネルス海峡の重要さをオスマン軍に認識させ、ドイツ軍砲兵部隊を含む多数の火砲が運び込まれた。1915年2月19日、英仏連合艦隊はガリポリ半島南端及び対岸砲に対して砲撃。ついで25日に第2回攻撃、3月より断続的に攻撃した。3月18日に攻撃は最高潮に達したが英仏艦隊は戦艦3隻沈没を含む大損害をこうむって失敗し、これにより陸軍による上陸作戦計画に移った。 4月25日、英仏連合軍はチャナッカレ地域において強行上陸を開始、キリディ・バヒル要塞占領を目的とし、一部をもってサロスおよびアジア側クム・カレに牽制上陸、主力をもってアルブルヌ(アンザック入り江)およびガリポリ半島南端に上陸した。オスマン軍はチャナッカレ地域に新たにザンデルス・パシャ指揮下の第5軍をすえて連合軍を迎え撃った。アルブルヌ方面ではムスタファ・ケマル・ベイ指揮下の第19師団が果敢な攻撃によってアンザックを橋頭堡に閉じ込めることに成功し、半島南端方面ではハリル・サーミ・ベイ指揮下の第9師団が英第29師団の進出をなんとか食い止めた。これよりガリポリでの戦いは西部戦線にも似た陣地戦の様相を呈し、夏季に行われたクリティア (キルテ)攻防戦は人命ばかりが失われた。 戦局打開のため連合軍は8月上旬をもって総攻撃を計画。当初からの目的、キリディ・バヒル要塞占領を目指し、半島南端において陽動攻撃をなし、アンザック部隊を主攻としてスヴラ湾に新たに別部隊が上陸してこれを援護することとなった。オスマン側は連合軍の攻勢を察知していたが第5軍はスヴラを重視せず、サロス湾に新たに上陸するものと予想していた。8月8日、連合軍は総攻撃を開始した。オスマン軍はスヴラ上陸に驚愕し、ただちにサロス湾にいた部隊をスヴラへと南下させた。これとともに半島南端に対する南部集団、アンザックに対する北部集団に加えて新たにスヴラ上陸部隊(英第9軍団)に対するアナファルタラル集団を創設し、これにムスタファ・ケマルをこれに当てた。スヴラではイギリス軍の緩慢な前進に対してオスマン軍は急速に集中して要地を占領し攻撃を押しとどめた。アンザック方面では高地を占領するオスマン軍に対しアンザックが果敢に突貫したが、ついに挫折した。 1916年1月初旬までにガリポリ半島上の連合軍は全面撤退した。
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