ズィンディ危機とは? わかりやすく解説

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ズィンディ危機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/10 04:26 UTC 版)

ズィンディ」の記事における「ズィンディ危機」の解説

ズィンディ危機(Xindi incident or Xindi crisis) ズィンディ危機と、未知なるデルフィック領域への初の超長距離航海は、シーズン2最終話シーズン3全編わたって展開され、一話完結基本としてきスタートレック史上初の大長編エピソードとなった(ズィンディ危機と直接関係のない独立したエピソードいくつかある)。 2153年3月ズィンディによる地球攻撃発端として、2154年2月までの間のズィンディによる地球破壊計画を言う。 ズィンディ守護者呼ばれる未来人によって提供され未来情報元に地球へ奇襲攻撃着手した。これは26世紀人類によって母星破壊されるという偽りの情報守護者からもたらされ結果であった。 そのため、毛長族の科学者とデグラ(人族)のズィンディ評議会メンバー数年歳月をかけて惑星破壊できる兵器開発取り組んでいた。 地球に対して先制攻撃加えた兵器は、この開発によって生み出され兵器プロトタイプであり、ズィンディ偵察機とよばれ、爬虫類族の戦士によって攻撃実行された。この攻撃により、北アメリカ大陸フロリダから南アメリカ大陸ベネズエラに至る南北帯状破壊行った。この攻撃により700犠牲者出た攻撃完了の後このプロトタイプ自爆し、その破片一部乗員遺体中央アジアヴァルカン人によって発見され回収された。 突然の事態対応するため、宇宙艦隊司令部ベータ宇宙域へのディープ・スペース・ミッションに出ていたエンタープライズ(NX-01)に対して急遽帰還命令下した。そして、この悲劇犠牲者一人エンタープライズ機関主任であるタッカー中佐の妹のエリザベス・タッカーも含まれていた。 参考資料:第52話 "The Expanse" 「帰還なき旅」・第53話 "The Xindi" 「トレリウムD」・第70話 "Azati Prime" 「爬虫類族の攻撃」・第74話 "The Council" 「評議会分裂未来人からの情報 宇宙艦隊本部より、緊急帰還命令報告されエンタープライズ地球へ向けて全速航行帰還したエンタープライズに対して、突然スリバン・カバルの艦隊奇襲攻撃行いスリバン兵士ブリッジからアーチャー船長拉致し、彼らの主人である未来人謁見をさせた。アーチャー地球攻撃スリバンのシリックが関係していると疑った。 しかし、アーチャー予想反して未来人彼に時間冷戦新たな勢力ズィンディという種族に対して人類26世紀に彼らの母星破壊する。」との情報与えた事がきっかけとなり、ズィンディ地球へ攻撃加えている事実伝えた。そして、彼らは更に地球一撃破壊できる兵器開発中であることも伝えズィンディ居場所彼に教えたアーチャー疑ったが、未来人ズィンディ兵器残骸量子測定するように指示しアーチャーエンタープライズ帰したイントレピッド宇宙艦隊宇宙船)に護衛されエンタープライズ2153年4月24日地球へ帰還したアーチャー宇宙艦隊司令部スリバン未来人からもたらされ情報伝え、ただちにエンタープライズズィンディ探し出す任務に出ることを訴えたフォレスト大将ヴァルカン人ソヴァル大使当初疑ったが、ズィンディ兵器残骸量子年代測定にかけた結果、その部品が2573年に生成され部品であることが明らかとなり、未来人関連している事が証明された。 デルフィック領域への準備 フォレスト大将エンタープライズズィンディ探す任務に出ることを許可したが、この結果見ても、ソヴァル大使納得できないままであったスリバン未来人からもたらされ情報によると、ズィンディ領域デルフィック領域にあるとされていた為に過去ヴァルカン調査結果非常に危険な領域であると分かっていたからである。又、ヴァルカンタイムトラベル信じていないということ原因であった。 この会議の後に、ソヴァル大使ヴァルカン調査船ヴァンカーラがデルフィック領域入って二日後の救難信号記録アーチャー見せた。この記録デルフィック領域極めて危険である事を示すものであったが、それでもアーチャー任務に出る決意変えなかった。 人類存亡をかけたこの新たな任務備えエンタープライズ大幅にグレードアップされることとなったエンタープライズがディープ・スペース・ミッションに出ている間に開発され新し弾頭兵器である「光子魚雷」が搭載されることにもなり、新しい司センター増設され、高性能センサーとそれを解析するコンピュータ設置された。また、宇宙翻訳機アップグレードされた。 この危険な任務に際してエンタープライズクルーは9名が下船したデノビュラ人Dr.フロックス任務志願しヴァルカン軍より派遣されているトゥポル副司令官はヴァルカン最高司令部から任務参加する許可却下され為にヴァルカン軍を除隊しエンタープライズ任務参加した軍事攻撃指令作戦部隊MACO)より派遣されたJ・ヘイズ少佐アーチャー船長は、地球連合宇宙艦隊宇宙探査目的としており、軍事活動メインではない。その為、宇宙探査軍人不要だという信念持っていたが、度重なる危機直面して考え大幅に修正するしかなかった。その後軍事攻撃指令作戦部隊ケイシー将軍頼み精鋭部隊である軍事攻撃指令作戦部隊MACO)を乗船させる事にする。この事は艦隊司令部マクスウェル・フォレスト大将驚き見せた。この事から、地球連合宇宙艦隊地球防衛という軍事的側面での任務重要性改め痛感している。この決定に対してアーチャーフォレスト大将会話から、アーチャー船長任務への決意表れている。 しかし、この決定に対してエンタープライズ兵器主任であるマルコム・リード大尉憤慨した彼の指揮下の保安部士官能力不足だと判断されたと思ったからだ。 ズィンディ超兵器破壊 ズィンディ超兵器射撃には5種族のうち3種族の起爆コードが必要となる。ドラム司令昆虫族を仲間引き入れたため2つ起爆コード入手したが、三つめの起爆コードを持つ水棲族コード解読させるためにエンタープライズ言語学者であるホシ・サトウ少尉拉致した。協力しようとしないサトウ無理やり協力させるために、大脳新皮質パラサイト侵して彼女を操ろうとした。しかし、兵器起爆コード入力する際には飛行停止しなければならない仕組みとなっていたため、アーチャーらと人族、毛長族は水棲族説得し兵器使用止めるための時間を稼ぐことができた。しかし、水棲族はなかなか協力応じようとしないため、アーチャーは彼らの指導者であるアマンソーに約束した。 「例の守護者とやらは、あんたたちの新たな母星の場所を教えたか? 人間破壊したというやつだ。…ここか? この領域か? 気づいてないなら言うが、ここはあの球体群によって超次元荒れ地変えられる。あんたたちは誰も生き残れない。守護者本当に救世主なら、なぜ球体無力化しないんだ? 我々にはそれができる。君らが人間を救うなら、我々もズィンディ救おう。」 このアーチャー約束に対して水棲族アーチャーらの同盟参加することを決定した。そして2154年2月13日人族、毛長族、水棲族およびエンタープライズ連合艦隊兵器奪還為に最後の決戦へと出撃した。 連合艦隊兵器とそれを護衛する爬虫類族と昆虫族の艦隊攻撃加えた同時にJ・ヘイズ少佐率いMACO部隊兵器内に侵入しサトウ少尉救出した。しかし、起爆コードはすでに解読されており、球体創造者妨害受けたのも影響し兵器地球へ向けて発射されてしまった。地球へ向かう途中昆虫族議員ドラム司令守護者球体の関係についてアーチャー提示した証拠正しさについて尋ねたとき、ドラム味方であった昆虫族すらも排除した参考資料:第75話 "Countdown" 「地球攻撃10時間前」 破壊され超兵器 スピード兵器追いつけるのはデグラ艦のみであった。そこで、ジョナサン・アーチャーマルコム・リードホシ・サトウ及びMACO部隊によって構成される突撃部隊がデグラ艦に移乗しエンタープライズ球体破壊のために分かれることになった地球到着したズィンディ超兵器護衛ズィンディ爬虫類族艦は、地球宇宙ステーションヨセミテ3を破壊した追いついたデグラ艦は突撃部隊兵器内に転送するために近づこうとする爬虫類族艦の妨害を受ける。戦力ではデグラ艦は圧倒的に不利であったが、その時突然アーチャー旧友シレック・シュラン指揮するアンドリア戦艦クマリ援護現れた。クマリ援護でデグラ艦は兵器への転送可能域へと近づき突撃部隊転送することに成功した兵器内に侵入し警備爬虫類族を倒し兵器リアクター停止成功した。そしてアーチャー命令突撃部隊はデグラ艦へ帰還したが、最後に残ったアーチャーリアクター爆薬仕掛け破壊成功した。しかし、アーチャーはデグラ艦には戻れなかった。 死んだ思われアーチャーだが、なぜか過去地球、それもアメリカ軍ドイツ軍戦場流されて生きていた。しかも、そのドイツ軍率いているのは未来人だった。 説明もないまま未来人が顔をあらわにしたところでシーズン3終了しすべての謎とアーチャー運命シーズン4持ち越しとなった参考資料:第76話 "Zero Hour"「最終決戦」 ズィンディ危機以後ズィンディ登場しておらず、未来人踊らされ地球を敵に回し内乱まで起こした彼らがその後うなったのかは一切不明である。 表 話 編 歴 スタートレックカテゴリー 全般その他 - 異星人 - 集団 - 技術 - 宇宙船 - 惑星 ドラマ版 - プライム・タイムライン 宇宙大作戦登場人物) - 新スタートレック登場人物) - ディープ・スペース・ナイン登場人物) - ヴォイジャー登場人物) - エンタープライズ登場人物) - スタートレック:ディスカバリー アニメ版 - プライム・タイムライン まんが宇宙大作戦登場人物) 劇場版 - プライム・タイムライン 1: スター・トレック - 2: カーンの逆襲 - 3: ミスター・スポックを探せ! - 4: 故郷への長い道 - 5: 新たなる未知へ - 6: 未知の世界 - 7: ジェネレーションズ - 8: ファーストコンタクト - 9: 叛乱 - 10: ネメシス 劇場版 - ケルヴィン・タイムライン 11: スター・トレック - 12: イントゥ・ダークネス - 13: BEYOND ゲーム マイコンゲーム - スタートレック:ボーグ - Star Trek: Legacy - Star Trek Online - Star Trek (2013) - Star Trek: Alien Domain - Star Trek Timelines - Star Trek: Bridge Crew 関連項目 フェイズII - エンタープライズ号 - 日本語資料

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