シンシアイベンツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:56 UTC 版)
「ハケン占い師アタル」の記事における「シンシアイベンツ」の解説
登場人物の苗字は、中とキズナを除き全て山手線の駅名から採られている。 的場中(まとば あたる)〈21〉 演 - 杉咲花(幼少期:野澤しおり) イベント会社「シンシアイベンツ」に入った派遣社員。社会人としての経験がなく、この会社が初めての勤務先であった。働くことがとても好きで、「初めての◯◯(飲み会など)」を経験する度に、「記念」として自撮り写真を撮っている。出勤時にはニット帽にサングラス、コートを着用し、誰が見ても蒸し暑そうに映る服装をしてくる。幼い頃から悩める人の心の内面などを見通す能力があり、その能力がやがて多くの人たちが持つ悩める心を洗浄していくことになる。しかし、自分の過去や家族については堅く口を閉ざしたまま沈黙を守っており、偶然から過去を知り悩みを相談してきた和実には口外しないよう釘を刺していた。 普段は周囲に対して明るく振る舞っており、仕事を頼まれた時などには笑顔で「喜んで」と言うことが多いが、「占い」を行う時だけ、「そうしないとやってられない」という理由で上から目線かつタメ口で会話をする。占いをする際、「料金は10万円」で、「質問は3つまで受け付ける」というルールを相手に告げている。また、自分の過去について聞かれたりすると「それについては(も)言いたくありません」と答えていたが、キズナの占いを受けた大崎に初めて自分の母親のことを明かした。 上野誠治(うえの せいじ)〈45〉 演 - 小澤征悦(幼少期:浅川大治) シンシアイベンツの制作Dチーム主査。自尊心が大変強く、暴走したら誰にも止められないほどである。いつも気取ってはカタカナのビジネス用語を多用してくる。どうやら以前はエリート管理職であったようだが、結果が出せずに降格処分になった。小さい頃はマジシャンになりたかった。 5年前に離婚しており、娘と暮らしているが疎遠になっていた。 飲み会でやけになっていたところで神田と目黒と品川に中に占ってもらうように勧められた。 田端に中に占ってもらうように勧めたがうまくいかなかった。 中が仕事上の壁にぶつかった上にキズナに無理矢理辞職願を出されそうになり落ち込んでいた時、彼女のことを占うと言い出し、結果彼女を勇気づけた。 アタルの占い後に田端と急接近し、恋人となったようで彼女と結婚の約束をした。 姓の由来は、台東区にある上野駅。 神田和実(かんだ かずみ)〈25〉 演 - 志田未来(幼少期:溝口咲來) シンシアイベンツの制作Dチームに所属する正社員。中の教育係を任命される。「常に仕事を行うことに誠実でありたい」と思っているが、自分自身に自信が持てず、常に緊張した制作状態に晒されている。そんな悪影響からか、決断力に欠け、肝心な場面でミスを侵すことが多い。中が会社に派遣されるまで内面に抱え込んだ悩みを誰にも打ち明けられずに苦しむ日々を送っていた。 司法浪人生と交際していたが、妊娠が判明した後に報告すると一方的に別れを告げられショックを受けていた。 悩みをスマホで検索していた時に中がかつて天才占い少女だったころの動画を発見し、彼女に相談し、翌日仲間に妊娠の報告をして前向きに生きようとする。 小学生のころ同級生から「(表情が)くさい(演技をしている)」と言われて体臭を気にし、香水を使っていた。 アタルの占い後に目黒と急接近し、バレンタインでは目黒に他の人よりチョコを多く贈る。しかし、お腹の子どもの父親である元彼に復縁を提案され、よりを戻す。 アタルの退職後に出産した模様。 姓の由来は、千代田区にある神田駅。 目黒円(めぐろ まどか)〈26〉 演 - 間宮祥太朗(幼少期:石田星空) シンシアイベンツの制作Dチームに所属する正社員。父親のコネで入社したこともあって入社2年目であるにもかかわらず、他人を上から目線で見る傾向にあるお坊ちゃま。仕事がまともにできないのに、性格だけはポジティブで明るいうえに無駄に声が大きい。なかなか仕事を任せてもらえる状態になく、社内では常に窓際族になっている。 昔からの特撮ヒーロー番組『キセキ戦隊ミラクルヒーロー』のファンで、新しいグッズを発表するイベントのコンペに参加するもうまくいかず、 中がかつて天才占い少女だったころの動画を神田和実が彼に見せ、彼女に相談することを勧められた。 母を亡くして以来、父と暮らしており、食事は家政婦に作ってもらっている。出勤時は運転手に駅まで送ってもらっている。 一時、上野のアシスタントを務めていた。 アタルの占い後に神田と急接近し、彼女との将来を考え指輪まで用意していたが、元彼と復縁した神田に振られてしまう。しかし、アタルから「ピンクのものを持った運命の人と出会う」と予言される。 姓の由来は、品川区にある目黒駅。 品川一真(しながわ かずま)〈23〉 演 - 志尊淳(劇団員時代:冨田佳輔) シンシアイベンツの制作Dチームに所属する正社員。上司である上野からパワハラのような行為を受け続けていたため、告発まで考え、上野のアシスタントを辞めたが、のちに復帰した。上野からは「覇気がない」と言われており、自分の現状に不満があるのを周りのせいにしている。 大学時代に所属していた演劇サークルの仲間や、声優になる夢を叶えつつある恋人に接し、自分が置かれた理不尽な状況に焦燥感を募らせていた。退職することまで考えていたが、神田と目黒が説得しているときに中がかつて天才占い少女だったころの動画を彼に見せ、彼女に相談することを勧められた。Dチーム全員がクライアントの依頼でサンプリング調査をしているのを神田から聞き女装してサクラをかってでたり調査に協力した。最終的に会社を辞めず、働き続けると決心した。 アタルの占い後は仕事にのめりこみ、様々な企画書を出すようになる。なかなか採用されずに落ち込むが、アタルから「伝説のイベントをつくる」と予言される。 姓の由来は、港区にある品川駅。 田端友代(たばた ともよ)〈34〉 演 - 野波麻帆(少女期:柿澤ゆりあ) シンシアイベンツの制作Dチームに所属する正社員。相手から干渉されるのが大嫌いで、相手から何か言われそうになると、まだ言い終わっていないにもかかわらず、声を荒げて返事をしてしまう。口癖は「それ、私ですか?」「余計な仕事が増えなければ」。仕事はできるのだが、常に周りに神経をとがらせている。自分はなぜ認められないのかという不満に苛まれていた。 母親が病気で入院したため医者を志望していたが、父親が退職したので断念、母親が亡くなってからは仕事をしながら家事をこなしていた。弟は就職活動に失敗し無職。 上野から中に占ってもらうように勧められ、一旦断ったが、日頃から不満が溜まっていたこともあり、自分から占いを志願した。 アタルの占い後は上野と急接近し、恋人になる。なかなか結婚に踏み切れずにいたが、上野と結婚を約束する。 姓の由来は、北区にある田端駅。 大崎結(おおさき ゆい)〈45〉 演 - 板谷由夏(幼少期:遠藤璃菜) シンシアイベンツの制作Dチーム課長。仕事ができて、真面目であるが故に頼まれたことは断れない性格。多種多様な社員たちの接し方にいつも悩んでおり、上司と部下の板挟み状態。家庭でも大きな不安を抱えており、自分の心の悩みを誰にも打ち明けられないでいる。 前の会社で産休が取れず困っていたところ、現在のチーム部長である代々木匠に誘われて今の職場に転職した。 姑が老人ホームを抜け出し彼女が介護をしないといけないために会社を辞めることを決めたが、アタルの助言により家族総出で介護をすることになり、会社を辞めずに済む。 アタルから「将来はこの会社の社長になる」と予言される。 姓の由来は、品川区にある大崎駅。 代々木匠(よよぎ たくみ)〈48〉 演 - 及川光博(若い頃:楽駆) シンシアイベンツの制作部長→制作Dチーム専任部長。親会社からの出向でシンシアイベンツに就いた。異様に出世欲が強く、一刻も早く親会社に戻りたいが故に、常に上司や取引先の人物に媚びを売っている。自分にとって価値のある人物には異常なほどに接していくのに対し、逆に自分にとって価値のない人物は顔どころか名前すらも覚えようとはしないという徹底ぶりである。 社長から「経費削減」をするよう命じられたのを、人事異動を間近に控えた自身の「点数稼ぎ」をするために独断で「(「鴨川への出向」という名目での)リストラ計画」に話をすり替え、A・B・C・Dチームにリストラ候補者を1名ずつ出させようと目論み、大崎を精神磨耗状態に追い込む。最終的には、「リストラ計画」が社長の指示ではなく代々木の独断専行であることを中に見抜かれ上野たちに問い詰められるが、大崎らDチームへの謝罪や、既にリストラ候補者を挙げていた他のチームへの対応についての説明をせず、逃げるようにその場を去った。それが響いて親会社にもどることができなくなったばかりかDチームの専任部長(上野曰わく『出世できなくなった人のためのよくわからないポスト』)に就くことになってしまう。 若い頃、コンサートのスタッフとして働いていた。 姓の由来は、渋谷区にある代々木駅。 友人から新しく立ち上げた広告代理店から誘いを受けたが、給料が今の半分になってしまうことから躊躇っていた。しかしアタルから「この会社では出世が見込めない」と諭され、転職を決意した。 警備員 演 - 吉田ウーロン太 毎日、社員たちに挨拶している。 中に「これからも社員たちを守っていって」と言われる。 五味(ごみ) 演 - 柳谷ユカ 清掃員。捨てる物を集めに来る。 トイレにイベントで余った花を飾っている。 食堂のおばちゃん 演 - 歌川椎子 社員たちの健康を気遣って、いつもサービスしている。 中が来た時に歓迎した。 社長 演 - 上谷健一 シンシアイベンツの社長。 最終話では中に自分の将来を占ってほしがっていた。 中野(なかの) 演 - 佐野元哉 専務。 どうして自分が出世できないのか訴えようとした代々木に「往生際の悪いことはやめろ」と冷たく言う。 重役 演 - 武本健嗣、沢木楓 社内アナウンス 演 - 中村英香
※この「シンシアイベンツ」の解説は、「ハケン占い師アタル」の解説の一部です。
「シンシアイベンツ」を含む「ハケン占い師アタル」の記事については、「ハケン占い師アタル」の概要を参照ください。
- シンシアイベンツのページへのリンク