adjust
「adjust」とは、「調節する、適応する、順応する」といった意味を持っている動詞の英単語である。文脈によっては「調停する」「合わせる」「慣れる」などとも訳される。
- adjust(動詞):調節する、適応する、順応する
- adjustment(名詞):調整、修正、調節、調停
- adjuster(名詞):調節器、調整剤、調停人、アジャスター
- adjustable(形容詞):順応できる、加減できる、調節できる
「adjust」の発音・読み方
「adjust」はカタカナでは一般的に「アジャスト」と表記される。ただし実際の発音( /ədʒʌ'st/ )はカタカナ表記とは微妙に異なる。特に語頭の「a」の音は、日本語的な「あ」ではなく、口を少し開けて弱く曖昧に「ア」と発音する音である。他方「just」部分の母音は日本語の「あ」とほとんど感覚で発音してよい。「adjust」の語源・由来
「adjust」の語源は古フランス語およびラテン語に遡る。元々は「ad+just」という構成の語とされる。「~へ」くらいの意味をもつ接頭辞「ad-」と、「近い」という意味合いの「juxta」に由来する「just」からなる語であるらしい。なお、英語でも「ad-」は「~へ」「~に」に相当する意味の接頭辞としての意味用法がある。
「adjust」の覚え方
「adjust」の覚え方として、「ad+just(=ジャストにする)」と捉える解釈は、あながち悪くない。あるいは「アジャスター(調節するやつ)」から逆引き的に覚える方法も悪くない。「adjust」の類語
「adjust」の類語としては「transform(変える、変形する、変換する)、convert(変える、交換する、切り替える)、vary(変える、変化させる、多様化する)」といった英単語が挙げられる。また「modify(変更する、修正する、緩和する)、alter(変更する、改める、修正する)」などの英単語もadjustの類語と言える。「adjust」を含む英熟語・英語表現
「be adjusted」とは
「be adjusted」とは、「調整される、整う」などの意味を持つ英熟語である。例えば「エアコンの温度はここで調整する事ができる。」を英訳すると「The temperature of the air conditioner can be adjusted here.」となる。「adjust to」とは
「adjust to」とは、「~に調整する、~に適応する、~に合わせる」などの意味がある英熟語である。主な例文としては「I will adjust to her request.(私は彼女の希望に合わせる。)」が挙げられる。「adjust」を含む用語の解説
「adjustment disorder」とは
「adjustment disorder」は「適応障害」のことである。適応障害は社会環境に上手く順応できない事などが要因で、極端な行動や感情で対応してしまう状態を指す用語である。適応障害は、食欲不振や不眠などの症状をもたらし、場合によっては過度の飲酒や遅刻・欠勤といった問題行動の引き金になるとされる。
アジャスト
「アジャスト」とは・「アジャスト」の意味
「アジャスト」とは、「調整する」「調節する」「ピッタリはめる」「(争いごとなどを)調停する」「(差異を)是正する」という意味だ。その他には、「(間違いを)直す・修正する」「適応する」「順応する」という意味もある。ズボンのウエストを調整する部品のことをアジャスターといい、腕時計の駆動装置を調整するときもアジャストという言葉を用いる。ゴルフでアジャストを使う場合は、ゴルフクラブを手先で調整しながら打つ時に使う。また、ゴルフの日程を調整するときにも使われることが多い。野球では、チームに新しい選手が加入したとき、または自分自身が新チームに移籍したときにアジャストという。試合中に状況に応じて臨機応変にプレーすることもアジャストと表現する。サッカーでのアジャストとは、対戦相手に施した戦術が成功した場合に使う言葉だ。例えば、相手のパスを予測して上手くパスカットをした場合などに使う。その他にも、予測戦術に長けた選手のことを「アジャスト能力が高い」と表現することもある。
ビジネスでは、主に調節するという意味でアジャストという言葉を用いる。例えば日程調整やチームの人員調整、クライアントとの意見のすり合わせなどで使う。
「アジャスト」の語源・由来
「アジャスト」の語源は英語の「adjust(調整する)」だ。adjustの語源は、「~の方へ」という意味の「ad」と「正しい」という意味がある「just」の2つが組み合わさってできている。つまり、「正しい方へ」という意味が、アジャストという言葉が本来持っている意味である。その他には、9世紀頃~14世紀頃に使われていた古フランス語「ajoster」が由来ともいわれている。ajosterは「くっつける」という意味で使われていた古フランス語で、中世紀頃に「ajusten」と形を変え中英語として用いられるようになった。その後、ajustenの一部「just」が「正しい」という意味を持つようになり、16世紀頃~17世紀頃になると「調整する」という意味に変化していった。
「アジャスト」の熟語・言い回し
「アジャスト」の熟語としては、「アジャストベルト」「アジャストレバー」「アジャストフィット」「アジャストボルト」などがある。「アジャスト」の言い回としては、「アジャストベルト付きの式服を購入した」「3D可倒式のアジャストレバーを使って車をカスタマイズした」「気管切開チューブとしてアジャストフィット吸引型を使った」「アジャストボルトを使って家具の高さ調整を行った」などだ。アジャストするとは
アジャストするとは、「調整する」「擦り合わせる」という意味だ。日にちの調整やお互いの要望をすり合わせるときに「アジャストする」と表現する。しかし、アジャストは本来動詞なので、語尾に「する」を付けると言葉の重複になる。
アジャストメントとは
アジャストメントとは、「調整」という意味がある言葉だ。動詞であるアジャストの名詞形が「アジャストメント」である。
日本語の一部として用いる場合、アジャストメントの代わりに誤ってアジャストを用いることが多い。例えば予定を調整する場合に「○月○日にアジャストする」のように使いがちだ。本来ならば、アジャストの名詞「アジャストメント」を使い「○月○日にアジャストメントする」と使わなくてはいけない。しかし、「アジャストする」という使い方が一般的には浸透している。
「アジャスト」の使い方・例文
「アジャスト」の使い方・例文は、「今度新人がチームにアジャストする」「昨年メジャーチームにアジャストした」「新しいチームの人材をアジャストする」「相手チームのサッカースタイルに対してアジャストできたことが勝因」「バッターに対するアジャストが不十分だったのが敗因だ」などだ。その他には、「会議の場所・日程をアジャストする」「食い違う双方の意見を事前にアジャストしておく」「消費者のニーズに対していかにアジャストするかが当社の課題だ」「チーム全体のアジャストを行うのは困難だ」「冷蔵庫の設置場所が傾いている場合には、アジャストボルトを使用すると良い」などもある。
アジャスト
アジャスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/15 23:53 UTC 版)
アジャストとは、カイロプラクティックにおいて、脊椎及び骨盤に対して手もしくは器具を用いて椎骨、仙骨、腸骨を矯正する行為。結果として関節及び周辺軟部組織、椎間板などに影響を与える可能性がある。
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