駒沢大学駅 駒沢大学駅の概要

駒沢大学駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 23:39 UTC 版)

駒沢大学駅
駒沢公園口(2009年5月)
こまざわだいがく
Komazawa-daigaku
DT03 三軒茶屋 (1.5 km)
(1.5 km) 桜新町 DT05
所在地 東京都世田谷区上馬四丁目3
駅番号 DT04
所属事業者 東急電鉄
所属路線 田園都市線
キロ程 4.8 km(渋谷起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]67,494人/日
-2022年-
開業年月日 1977年昭和52年)4月7日[1]
備考 駅カラーは「若葉色」
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ホーム(2023年3月)

歴史

成り立ち

当駅は、東急玉川線(軌道線)時代にあった真中まなか電停とほぼ同じ位置にある。新玉川線開業に際し、駒澤大学に近い玉川線駒沢電停の位置(国道246号駒沢交差点付近)ではなく、やや渋谷よりの上馬に設置された。また、計画時の仮称は駒沢公園駅であった。

1968年昭和43年)に新玉川線建設ルートが当初の蛇崩川ルートから、玉川線に沿ったルートへ変更された際に発表された図面には、仮称・駒沢公園駅建設場所は、駒沢電停付近となっていた。

しかし、翌年1969年(昭和44年)2月28日に東急が世田谷区交通対策委員会に於いて発表した計画図面では、仮称・駒沢公園駅の設置場所は駒沢電停付近でなく、約500メートル東方真中電停付近と変更されていた。駒沢電停付近に駅が設けられないことに納得しない地元と駒澤大学は、あくまでも駒沢電停付近に仮称・駒沢公園駅を建設するように要望したものの受入れられず、事態収拾を図るために世田谷区長も乗り出したが交渉は頓挫、調停案も不調に終わり、遂に1970年(昭和45年)2月に、駒澤大学理事長・地元各商店会会長・各町会長らが原告になり、東京陸運局長を被告にする行政訴訟に発展した。

結局、裁判では原告側の主張は受入れられず敗訴となり、その後、駅名は「駒沢大学駅」とすること、駒沢方面への地下通路を東急負担で建設することなどと言う協定が結ばれて当駅は現在地に建設されることが決定した。改札口と駒沢公園口を結ぶ連絡通路(国道246号駒沢大学駅前交差点のすぐ先まで)は、この協定により作られたものである[2]

年表

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地下駅。国道246号の地下にある。

改札階とホーム、改札階と東口付近地上間にはエレベーターが設置されている[7]

駒沢オリンピック公園に因んで、駅カラーは「若葉色」である。但し、実際に使用されている色は、日本産業規格(JIS)が定めたJIS慣用色名での若葉色()よりも彩度が高く、より緑色に近くなっている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 田園都市線 下り 二子玉川長津田中央林間方面[8]
2 上り 渋谷押上〈スカイツリー前〉春日部方面[9]

  1. ^ 1977年4月7日開業。
  1. ^ 東急の駅、p.144。
  2. ^ 東急電車 新玉川線物語 25 - 30頁
  3. ^ 目蒲線の運行系統変更による線名変更などを実施 平成12年8月6日(日)から』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年3月28日。 オリジナルの2019年10月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191029104951/https://www.tokyu.co.jp/file/000328.pdf2020年5月3日閲覧 
  4. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月12日閲覧 
  5. ^ a b 「サステナブルな地下駅」を目指す田園都市線5駅リニューアルプロジェクト 「Green UNDER GROUND」がスタート 〜第1弾として駒沢大学駅リニューアル工事に7月30日着工〜』(PDF)(プレスリリース)東急電鉄、2021年7月30日。 オリジナルの2021年7月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210730065133/https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20210730-1.pdf2021年7月30日閲覧 
  6. ^ 東海道新幹線再生アルミと間伐材を活用した内装用ルーバーを共同開発 ~循環型社会の形成に向けたJR東海グループ・大建工業・相模原市の取組み~ - JR東海・大建工業・相模原市・ジェイアール東海商事 2024年3月25日
  7. ^ 不動前駅と駒沢大学、梶ヶ谷、宮前平駅にエレベーターを設置」(PDF)『HOT ほっと TOKYU』第241号、東京急行電鉄、2001年10月1日、2017年1月21日閲覧 
  8. ^ 田園都市線標準時刻表 駒沢大学駅 中央林間方面”. 東急電鉄. 2023年3月19日閲覧。
  9. ^ 田園都市線標準時刻表 駒沢大学駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月19日閲覧。
  10. ^ 『渋12』は、土曜夜の1本のみ運行。


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