館林市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 12:57 UTC 版)
交通
主要都市までの距離
県境付近にあるため、生活圏(約20km)に群馬県(太田市)、栃木県(佐野市、足利市、栃木市藤岡町)、茨城県(古河市)、埼玉県(羽生市、加須市、行田市、熊谷市)のそれぞれ4県の市がある。
- 前橋市まで約50km。
- 群馬県内の市では最も遠い。
- 宇都宮市まで約60km。
- さいたま市まで約40km。
- 高崎市まで約60km
- 前橋と同じく群馬県内の市では最も遠い。
- 東京都心まで約70km
- 群馬県内の市では最も近い。
鉄道
市の中心・館林駅は関東北部に広がる東武鉄道の鉄道路線網の核的存在の一つ。東京(北千住・浅草)方面と両毛地域3方面(太田・佐野・小泉)が分かれる。東京の浅草駅から館林駅まで特急列車「りょうもう」で58 - 65分。伊勢崎線の普通列車は館林駅を境に運行形態が異なっており、館林駅以北では全ての普通列車がワンマン運転を行うほか、系統も館林駅以南とは分断されているため、乗り換えが必要である[28]。
路線バス
コミュニティバス
コミュニティバス「広域公共路線バス (館林市外四町)」を館林市および邑楽郡邑楽町・千代田町・明和町・板倉町の1市4町で共同運営している。単に「路線バス」とも呼ばれ、系統名も多用される。路線は館林駅を中心に市内各地・周辺市町へ伸び、また一部の系統を除き館林厚生病院を発着する。
館林市の「広域公共路線バス」の特徴は「広域・独占・低運賃・簡単」である。これは極力民営バスにありがちなデメリット(運行の偏り・事業者毎の分断・高い運賃・系統などのわかりにくさ)を取り除いたためである。この背景にあるのは「路線バスが存在しない市」の経験である。
1970年代頃までは、東武鉄道(現:東武バス)を含めて民間3社が市内や周辺自治体への路線バスを運行していたが、モータリゼーションの進行に加えて比較的平坦な土地だったことから自転車が普及し[29]、路線バス利用者が減少したため、1980年頃から路線の廃止が進み、1986年12月31日限りで茨城県古河市・栃木県下都賀郡藤岡町(現・栃木市)を結ぶ2路線が廃止された[29]。これにより、当時日本に653あった市のなかで唯一「路線バスが存在しない市」となった[29]。
その後、高齢者へのタクシーチケット配布の時期を経て、1993年から地元事業者2社に委託する形で広域公共路線バスの運行を開始。完全自治体主導による全市的かつ都市圏内共同の路線バス再構築が行われた。「路線バスが存在しない市」を経験した経緯を踏まえて利用しやすい特徴を持たせたため、地域の足として維持しようという意識も高く利用が多い。
各路線の詳細については「広域公共路線バス (館林市外四町)」の記事を参照。
高速バス
日本中央バスが運行する高速バスが、館林市役所と同社の館林バスセンター(赤生田町·2017年3月閉鎖)に停車する。
- 「伊勢崎・桐生-羽田空港線」館林市役所 - 羽田空港(日本中央バス、東京空港交通が共同運行)
- 「シルクライナー」館林市役所 - 館林バスセンター - 金山駅南口 - 名古屋駅太閤通口 - JR奈良駅東口 - 大阪OCAT(日本中央バス)
- 「シルクライナー」館林市役所 - さいたま新都心駅東口 - 京都駅八条口 - なんばOCAT (日本中央バス)
- 「仙台ライナー」館林市役所 - 館林バスセンター - 仙台駅東口(日本中央バス)
道路
- 高速道路
- E4東北自動車道 (6) 館林インターチェンジ
- 一般国道
- 都道府県道
栃木県足利市 栃木県佐野市 | ||||
邑楽町 | 板倉町 | |||
館林市 | ||||
千代田町 | 明和町 |
注釈
出典
- ^ 総務省統計局 経済センサスと統計地図(大都市圏の売上高)【1.関東大都市圏】[1]
- ^ 『君は隅田川に消えたのか―藤牧義夫と版画の虚実』駒村吉重、講談社 (2011/5/12) p22
- ^ a b 気象庁 | 館林観測所移設
- ^ 2010年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング。他に埼玉県熊谷市でも同じ日数の猛暑日を観測した。
- ^ 2011年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング
- ^ 2012年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング。他に埼玉県熊谷市、鳩山町、兵庫県豊岡市でも同じ日数の猛暑日を観測した。
- ^ 2014年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング
- ^ 2015年夏 猛暑日、真夏日等の日数のランキング
- ^ 「ズル林」の汚名返上なるか 群馬・館林アメダス移設へ:朝日新聞デジタル
- ^ “平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2024年2月閲覧。
- ^ “観測史上1~10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年2月閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 10群馬県”. 2018年3月14日閲覧。
- ^ a b 館林と立林およびその呼称について丸山瓦全、『館林郷土叢書. 第5輯』館林郷土史談館 編 (館林図書館, 1940)
- ^ 鎌倉大草紙13 上杉禅秀の乱・その4鎌倉大草現代語訳、芝蘭堂
- ^ 享保年間における館林騒動川島勘左衛門、『館林郷土叢書. 第4輯』館林郷土史談館 編 (館林図書館, 1940)
- ^ “群馬 館林市・板倉町合併協議会が休止を決定 住民サービスなどめぐり溝”. 産経新聞. 2019年2月2日閲覧。
- ^ “里沼(SATO-NUMA)-『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた館林の沼辺文化―」が令和元年度文化庁「日本遺産」に認定されました|館林市”. www.city.tatebayashi.gunma.jp. 2023年1月7日閲覧。
- ^ “新館林市議18人決まる”. 2018年11月18日閲覧。
- ^ “議員の紹介 勤続年数・年齢順 - 群馬県議会(令和5年4月30日現在)”. www.pref.gunma.jp. 群馬県. 2023年4月30日閲覧。
- ^ “アゼリアモール”. アゼリアモール. 2018年8月25日閲覧。
- ^ “アクロス館林”. 大和情報サービス. 2018年8月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “館林市の交流都市”. 館林市. 2016年5月17日閲覧。
- ^ a b c “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2016年5月17日閲覧。
- ^ “都市間交流事業について”. 姫路市. 2016年5月17日閲覧。
- ^ “榊原公ゆかり都市災害時相互応援に関する協定” (PDF). 姫路市. 2016年5月17日閲覧。
- ^ “資料編” (PDF). 館林市. 2016年5月17日閲覧。p.322
- ^ “資料編” (PDF). 館林市. 2016年5月17日閲覧。pp.321-322
- ^ 『2020年6月6日(土) ダイヤ改正を実施! 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・鬼怒川線など【一般列車に関するお知らせ】』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道株式会社、2020年5月11日 。2023年1月29日閲覧。
- ^ a b c 『鉄道ジャーナル』1987年4月号、通巻245号(第21巻第5号)、p.140。鉄道ジャーナル社。
- ^ 谷村左右助勝武万延元年遣米使節団員名簿
固有名詞の分類
- 館林市のページへのリンク