着信御礼!ケータイ大喜利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 18:18 UTC 版)
ルール
投稿
生放送中に番組から出題される大喜利のお題に対して、視聴者が携帯電話(フィーチャーフォン)、スマートフォン、タブレット端末から番組公式サイトにアクセスして、回答を投稿する。携帯電話はiモード(NTTドコモ)・EZweb(KDDI)・Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル)、スマートフォンはiPhone・Android・BlackBerry・Windows Mobile・Disney Web(NTTドコモ・ソフトバンクモバイル)、タブレット端末はiPad・Android・Windows 8・Windows 8.1・Windows 10が対応している。
かつては日本国内のフィーチャーフォンからの投稿のみの受付で、2011年5月7日放送分からスマートフォン及びディズニー・モバイルからの投稿の受付を開始。タブレット端末は2014年4月12日(Windows 10対応のタブレット端末は2015年8月22日放送分より投稿受付開始)放送分から受付開始。2013年4月6日(7日未明・日本時間)放送分より、日本国外からの投稿の受付を開始。
2012年12月まではスマートフォンからの参加の際にNHKネットクラブ非会員はNHKネットクラブへの会員登録、会員はNHKネットクラブのマイページへのログインが必須となっていたが、2013年1月1日放送分から一部緩和された。スマートフォン・タブレット端末からの参加者は、メジャーオオギリーガー(後述)昇格時はNHKネットクラブ非会員はNHKネットクラブへの会員登録、NHKネットクラブ会員はクラブマイページへのログインが必須となる。
日本国外からの投稿の際はフィーチャーフォンでは海外対応の機種で、スマートフォン・タブレット端末の場合はWi-fiモードで参加できるが特にフィーチャーフォンで投稿する場合に限り国際ローミングサービス、スマートフォン・タブレット端末でLTEモードの場合は海外対応のパケットサービスに加入することが絶対条件となっている。
審査
お題は2015年10月以降、毎週火曜日の夜に公開される。
視聴者から送られた投稿作品は、スタジオで待機している構成作家陣による一次審査を経て、千原ジュニアの席にあるパソコンに送られる。そして千原が最終審査を行い、千原に採用された作品は今田耕司がお題を振った後千原が投稿作品を読み上げる形で、その生放送中に発表される(お題によっては下述の回答読み上げゲストが読み上げる場合あり)。
読み上げられた作品は、審査委員長である板尾創路が携帯電話の受信感度風に「アンテナ3本」「アンテナ2本」「アンテナ1本」「圏外」の4段階で判定する。基本的には、アンテナ1本や圏外の判定が下されることは滅多にない。マニアックすぎる内容や番組直前のニュースを見ていないとわからないような内容の場合、アンテナ1本または圏外の札が上げられる。なお、初期には1本判定されることもよくあった。最後に1本の判定が出たのは2017年の正月SPである。これは、大喜利運試しとして2017番目に送った投稿を無条件で採用されたため。
番組のエンディングで、アンテナ3本の判定を受けた作品の中から、その回のゲストが選ぶ「ゲスト賞」と、審査委員長の板尾が選ぶ「最優秀作品賞」が選出される。ゲスト賞には「ケータイ菩薩バッグ」、最優秀作品賞には「ケータイ菩薩Tシャツ」が贈呈される。
2016年度から、板尾の判定札に「アンテナ2本+」と「白紙」が導入された。前者はアンテナ3本にわずかに届かないレベルの投稿のときに出すもので、実際の効力はアンテナ2本と同じである。後者は回答に対して板尾が何か特別な意思を表明したいときに自分で書き込んで表示するもので、スタッフには1年ぐらい出す機会がなくてもいいと言われているという。
段位制
投稿者は、メジャーリーガーになぞらえて「オオギリーガー」と称される。その中で、まだ一度も回答が採用されていない人を「ルーキーオオギリーガー(通称・ルーキー)」と呼び、ルーキーの回答が生放送中に採用され、判定でアンテナ1本以上獲得できれば「メジャーオオギリーガー(通称・メジャー)」に昇格する。
メジャー以上は段位制となっており、ルーキーからメジャーに昇格した人は「初段」となる。メジャーはアンテナ3本の判定を獲得するごとに昇段し、最高位は「九段」である。メジャー九段が生放送中にアンテナ3本の判定を獲得すると、「レジェンドオオギリーガー(通称・レジェンド)」に昇格する。なお、通常放送でアンテナ1本や圏外を出しても降格してしまうことはなく、降格があるのは後述の入れ替え戦のみとなっている。
2016年4月9日放送分からレジェンドも段位制が加わり、レジェンドもアンテナ3本の判定を獲得するごとに昇段し、最高位は「レジェンド四段」である。レジェンド四段が生放送中にアンテナ3本の判定を獲得すると、「シルバーレジェンドオオギリーガー(通称・シルバーレジェンド)」に昇格する。
2017年1月1日放送分のお正月スペシャルで初のシルバーレジェンド到達者が誕生。それに伴い若干ルールが追加され、シルバーレジェンドの段位制が加わった。システムはレジェンド時と変わらず、最高位は「シルバーレジェンド四段」である。シルバーレジェンド四段が生放送中にアンテナ3本の判定を獲得すると、「ゴールドレジェンドオオギリーガー(通称・ゴールドレジェンド)」に昇格する。ただし、番組終了までにゴールドレジェンドは誕生しなかった。
ちなみに、メジャー五段昇段およびレジェンド初段およびシルバーレジェンド初段へ昇格すると、投稿受付センター担当のアナウンサーがクラッカーを鳴らして祝福する。2015年9月ごろから、メジャー五段でのクラッカーは廃止された。
過去の段位システム
番組開始当初から2007年3月までは「ルーキー」「メジャー」「スター」「殿堂入り」の4段階の昇格制だった。最初は「ルーキー」からスタートし、番組外で行われている「メジャー」昇格の企画をクリアするか、あるいは番組中に回答が採用されアンテナ1本から2本の判定を受けると「メジャー」に昇格する。ルーキー及びメジャーが番組中に採用されてアンテナ3本の判定を受けると「スター」に昇格し、スターがアンテナ3本の判定を受けると「殿堂入り」となる。
2007年4月放送分から昇格システムが変更され、「ルーキー」「メジャー」「レジェンド」という現行の名称が採用された。メジャーは「初段」から「七段」までの段位制であり、またその回の「最優秀作品に選ばれた場合はさらに昇段する」というルールが存在した。なおシステム変更前の「メジャー」はメジャー初段へ、「スター」はメジャー二段へ、「殿堂入り」はメジャー三段へそれぞれ編入された。
2011年5月放送分から2016年3月12日放送分までは、メジャーは「初段」から「九段」となり、「その週の最優秀作品に選ばれた場合はさらに昇段」のルールも廃止された。
特別ルール
2015年2月7日・14日(両日とも生放送)の内いずれか1回と15日(全国ツアーin宮城)でメジャー・レジェンド昇格及びメジャー昇段が二重取りになった場合に限り15日の放送後に一斉段位精算し、次回以降から新ランクで参加できる。
二重取りが出来なかった場合と時差放送される広島県と九州・沖縄地区及び海外在住の投稿者は15日の放送後に番組からメール連絡される。
注釈
- ^ 2006年3月28日放送分を含む。
- ^ 九州・沖縄地方は第4日曜日の翌日未明に放送した。
- ^ 4月5日の放送は前夜のプロ野球中継「巨人VS阪神」で、5月17日の放送は前夜のプロ野球中継「巨人VSヤクルト」の延長オプション行使次第で短縮放送または休止する可能性があった。
- ^ 12月6日の放送は前夜のJリーグ中継・J1チャンピオンシップファイナル第2戦「広島VSG大阪」の延長オプション行使次第で短縮放送または休止する可能性があった。
- ^ 9月11日放送分は広島県に限り広島東洋カープ優勝祝賀特番を緊急編成したため、マルチ編成でなおかつサブチャンネルに迂回して放送した。
- ^ パラリンピック中継は日本国内ではNHKの独占放送となっている。
- ^ ほとんど『サタデー・ナイト・ライブ JPN』(フジテレビ→フジテレビNEXTライブ・プレミアム・フジテレビONEスポーツ・バラエティ)の放送日がある場合のみの措置として位置づけられている。
- ^ 赤坂(TBS)から神南(NHK放送センター)までの移動がネックになることを考慮として位置づけられている。
- ^ 投稿は公開収録前週の放送でお題を3問発表され放送終了直後から45分間(1問につき15分間)という時間制限がありルーキーオオギリーグに限り公開収録当日の開始1時間前から60分間だけ投稿を受け付ける。収録放送当日は「事前に投稿を受け付けました」のお断りテロップが挿入される。
- ^ ラッピング電車の運行期間は2015年5月20日〜8月4日までとなっていた。
- ^ 19日 0:00〜0:05は『NHKニュース』のため一時中断。
- ^ 後に全国ツアー限定企画として継続。
- ^ 『涼宮ハルヒの憂鬱』ではいとうが原作イラスト、平野が主演を務めている。
- ^ 2014年4月19日放送分はルーキーオオギリーグがなくなり、2問目も全員が投稿できるルールだったが、メジャー以上の投稿者が気づかなかったためか、放送で紹介された作品はすべてルーキーのものだった。2016年9月17日放送分と2016年10月1日放送分では、2問目も全員投稿できるルールになった。
- ^ 推薦された一部の作品は、お題と回答と判定結果のみ発表される。
- ^ この回においてはアイドリング!!!卒業直前の2014年11月22日に出演予定であった。
- ^ a b c 同グループは2012年3月31日をもって解散。
- ^ 2009年11月21日放送分での予定ではしずるがゲストであったが急病のため、急遽フルーツポンチが出演した。
- ^ しずるとともにニコニコ生放送で実況中継をした。
- ^ 板尾がカンヌ国際映画祭で出演作『空気人形』が公式上映されるため出演者としてカンヌへ赴き放送日当日に帰ってくる予定だったが、もし帰ってこられなかった場合に代理として用意されていた。しかし無事に当日に帰ってこられたため、結局代理ではなくゲストとして参加した。ただ、板尾が毎回する審査は当初からやらせるつもりはなかった模様。
- ^ 司会の今田は、阿藤快・松木安太郎・槇原寛己の3人のナレーションを高く評価し、「回答読み上げ三本柱」と呼称している。
- ^ 実際に東海道(JR東海)・山陽(JR西日本)・九州新幹線(JR九州)の車内アナウンスを担当。
- ^ 『BSコンシェルジェ』(総合テレビ・BS1・BSプレミアム)では司会を担当していた。
- ^ 通常は『ラジオ深夜便』(ラジオ第1・NHK-FM)にアンカーとして出演している。
- ^ 通常「声のお題」はスタジオ内の音声ブースで回答を読み上げるが、このお題は須田がダッシュしながら回答を読み上げ、回答を紹介する毎に桜吹雪を頭上から降らす演出がなされた。
- ^ このお題に限り「アンテナ3本」が連発した。
- ^ 『マサカメTV』の番宣を兼ねて出演。
- ^ 『超絶 凄ワザ!』(名古屋局制作)の番宣を兼ねて、名古屋局が宣伝用に制作した巨大な千原ジュニアの顔を持ち込んだ。
- ^ フジテレビの単発バラエティー番組『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』のめざせ!ものまね名人大集合のコーナーに出演した経験を持っている。
- ^ 松本人志監督の映画『さや侍』の出演者として、同映画祭に招待されたため。白タキシードと、圏外を含めた判定札も通常通り使用された。
- ^ 結局、東京のスタジオと板尾との間でトラブルは無かったので、木村は判定の代理をすることなく通常のゲストとして出演。
- ^ 同日に東京都知事選挙の他一部地域で県議会議員補欠選挙や市区町村議会議員補欠選挙も行われた。
- ^ 同日に兵庫県知事選挙の他一部地域で市長選挙や市町村議会議員補欠選挙も行われた。
- ^ 同日に茨城県議会議員選挙の他一部地域で市区町村議会議員選挙も行われた。
- ^ 8日早朝に2020年の開催地が東京決定に伴い、早朝から急遽祝賀特番を緊急編成した。
- ^ ピースの二人は、単独でもコンビでも、過去に当番組へのゲスト出演経験はなかった。
- ^ 当日の様子は2015年7月18日 23:30〜24:50に放送した。
- ^ a b c 途中、0:00 - 0:05に『NHKニュース』を挿入するため中断。
- ^ 販売はワニブックス。
出典
- ^ “『ケータイ大喜利』12年の歴史に幕 板尾創路「また、どこかで!」”. ORICON NEWS(オリコン). 2017年4月9日閲覧。
- ^ “「ケータイ大喜利」12年の歴史に幕 板尾“審査委員長”が爆笑ラスト”. スポニチアネックス. (2017年4月9日)
- ^ “大喜利ファンの“聖地”的番組が、ほぼ月イチで復活!”. 日本放送協会 (2019年9月18日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ 着信御礼!ケータイ大喜利による2020年3月7日のツイート、2020年10月17日閲覧。
- ^ 「着信御礼!ケータイ大喜利」 おすすめ爆笑作品 - 2005年(平成17年)度〜2010年(平成22年)度までの放送実績。
- ^ おほしんたろう公式Twitter
- ^ 井上マサキ公式Twitter
- ^ 1日2000ボケ。生きてる時間全部大喜利に使っていた『笑いのカイブツ』ツチヤタカユキの正体
- ^ 赤嶺総理公式Twitter
- ^ 鈴木幹也@mickeysuz
- ^ 板尾創路 - NHK人物録
- ^ 土井善晴 - NHK人物録
- ^ 「歌コンブログ」 2008年11月26日 小田切のブログコメント参照。
- ^ 2013年7月20日 NHK番組表参照。
- ^ 「ケータイ大喜利」生放送でハプニング NHKがおわび - スポニチ Sponichi Annex 芸能 2012年4月9日
- ^ nhk_ohgiriのツイート(1092329586644242433)
- ^ nhk_ohgiriのツイート(1092257856915529728)
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