火葬 戦争(紛争)などで起きる火葬に関する問題

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火葬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 22:43 UTC 版)

戦争(紛争)などで起きる火葬に関する問題

ホロコースト

ユダヤ教徒は土葬を選ぶが、ナチス・ドイツホロコーストの対象とされて、アウシュビッツ強制収容所で多数が火葬にされた

シリア内戦

2020年代前半、シリア内戦で反体制に対する処刑が行われたあと遺体が秘密裏に火葬されている実態(火葬場の建設画像)がGoogle Earthなどの画像を用いて明かされる。シリア国民の多数派であるイスラム教徒は土葬が基本である。

ロシアのウクライナ侵攻

キリスト教ロシア正教会の影響で土葬が多いロシアでは、2022年ロシアのウクライナ侵攻で多数の戦死者を出しており、クリミア半島がロシア兵士の火葬場として使われている。ウクライナの首都キーウ(キエフ)在住でクリミア選出の元ウクライナ国会議員のレファット・チェバロフの証言として2022年3月18日伝えられたところによると、ロシアロシアによるクリミアの併合したクリミアで若い男性をロシア連邦軍に動員してウクライナ本土の戦場に送り込んでいるだけでなく、侵攻開始の数年前に近代的な大きな火葬場が建設し、ロシア本国での反戦運動を恐れて戦死者遺体のままロシアに持ち帰らないよう、24時間態勢で死んだ兵士を火葬にしている[42]

3月20日付の英紙サンデー・テレグラフ英語版は、ロシア軍が被害の実態を秘匿するため、ウクライナ戦死した自国兵(ロシア兵)の遺体を極秘裏にベラルーシに移送している可能性があると報じた。これに先立ち、米政府系放送局「ラジオ自由欧州・ラジオ自由」は、ベラルーシ南東部に夜間、次々と到着するロシア軍車両だとする映像を公開。公開された映像の車両の窓は中が見えないよう白いカーテンで覆われ、側面に赤十字が記されていた[43]

ウクライナの大統領ウォロディミル・ゼレンスキーは、3月27日発行の英エコノミスト誌のインタビューの中で「プーチン大統領は自国(ロシア)の兵士たちの遺体を放置している」と非難ウクライナ軍の複数の兵士によれば、一部の戦場ではロシア兵の遺体の腐敗臭がひどく、息もできないほどであるという[44]

今回の「特別軍事作戦」で死亡した兵士の家族には一時金として500万ルーブル、保険金、補償金として742万ルーブル、計1242万ルーブルが支払われることになっている。しかし実際には多くの兵士は「行方不明」として処理されている[45]


注釈

  1. ^ 水谷真成訳『大唐西域記』巻6、藍摩国3.4の注に、「『玄応音義』五に「耶旬 或いはこれを闍維といい、或いは闍毗という。同一の義なり。正しくは闍鼻多 jhāpita という。義はこれ焚焼なり」とある。日本語中の漢語「荼毘」は Pa. jhāpeti の下略形。」とある。サンスクリットではない。なお、jhāpitajhāpeti の受動分詞。
  2. ^ 「行軍中の兵士が死んだ場合は焼いてその場に埋める」ように記述されており、東国から動員された防人が死んだ際も、柩を給付して焼くようにという記事がある[10]

出典

  1. ^ 田中和彦「長野県七五三掛遺跡出土の縄文時代人骨」Anthropological Science (Japanese Series)., Vol.111 (2003) No.1 pp.69-85, doi:10.1537/asj.111.69
  2. ^ 山田康弘「縄文時代の子供の埋葬」『日本考古学』Vol.4 (1997) No.4 pp.1-39, doi:10.11215/nihonkokogaku1994.4.1
  3. ^ 奈良貴史、佐伯史子、萩原康雄、澤田純明「日本の古人骨に関する文献(2006~2015年)」Anthropological Science (Japanese Series)., Vol.124 (2016) No.2 pp.93-148, doi:10.1537/asj.124.93
  4. ^ 石川日出志「縄文・ 弥生時代の焼人骨」『駿台史學』(74) 1988, pp.81-110, hdl:10291/15964
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  6. ^ テキスト / 古墳の禁止と火葬の始まり 船橋市
  7. ^ 古墳に見る埋葬の歴史 ~土壙墓から火葬墓、神式葬儀まで | 歴史人
  8. ^ a b 火葬”. 日本大百科全書(ニッポニカ)/コトバンク. 2020年8月6日閲覧。
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  10. ^ 藤井正雄『仏教早わかり事典』(日本文芸社 1997年)p.149.
  11. ^ 鳴海徳直『ああ火葬』(新潟日報事業社)1995年5月初版
  12. ^ わが国における新しい葬法とその法的問題点” (PDF). 石川美明(大東文化大学大学院). 宗教法学会 (2008年6月). 2014年3月22日閲覧。
  13. ^ 碑文谷創の葬送基礎講座21 火葬の歴史 | 葬研(そうけん)
  14. ^ 宗教によりお葬式の流れは変わる?宗教ごとの違いやマナーについて|葬儀のてびきびと
  15. ^ 「沖縄ではどうやって火葬に変わったの」~沖縄における火葬導入の話②~
  16. ^ “イスラム教徒お墓不足、土葬可能な場所少なく”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年8月14日). オリジナルの2010年8月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100815211630/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100814-OYT1T00418.htm 2010年8月22日閲覧。 
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  19. ^ “ご喪儀:火葬を検討 陵は合葬も視野に…宮内庁長官”. 毎日jp (毎日新聞社). (2012年4月27日). オリジナルの2012年4月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120428170019/http://mainichi.jp/select/news/20120427k0000m040012000c.html 
  20. ^ a b c d e f g 今後の御陵及び御喪儀のあり方について 宮内庁 2013年11月14日発表(12月12日補足事項追加)
  21. ^ 火葬場不足で新ビジネス 一時的に預かる「遺体ホテル」”. NEWSポストセブン (2016年9月10日). 2022年4月30日閲覧。
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  50. ^ “遺灰から貴金属回収、自治体収入に 遺族には知らせず”. asahi.com (朝日新聞社). (2009年1月12日). オリジナルの2009年1月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090116021600/http://www.asahi.com/national/update/0112/TKY200901120227.html 


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