日本プロ野球名球会 会員

日本プロ野球名球会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 01:19 UTC 版)

会員

新たに入会した選手に、歓迎の意を込めて先輩会員が名球会ブレザーを着せる「名球会ブレザー贈呈式」が行われている。以前は記録達成時の試合終了後に記者会見を開いたうえで行われていたが、現在は試合開始前の連盟表彰時などに行われる。

会員の構成と通算成績は次の通り。五十音順。所属球団の太字は、その球団に在籍時に達成したことを示す。

投手17名、打者48名、名誉会員14名。データはいずれも2023年シーズン終了時点。

野球殿堂表彰者 現役選手

投手

  • 資格:通算200勝以上、通算250セーブ以上
選手名 勝利数 セーブ数 達成日 達成時年齢 所属球団
いわせ/岩瀬仁紀 407 2010年6月16日 35歳07か月 ドラゴンズ/中日
えなつ/江夏豊 206 1982年7月2日 34歳01か月 ファイターズ/阪神、南海、広島、日本ハム、西武
工藤公康 224 2004年8月17日 41歳03か月 ジャイアンツ/ジャイアンツ/西武、ダイエー、巨人、横浜、西武
黒田博樹 203
(日124/米79)
2016年7月23日 41歳05か月 カープ/カープ/広島、LADNYY広島
小山正明 320 1964年8月13日 30歳00か月 マリーンズ/阪神、東京(ロッテ)、大洋
佐々木主浩 381
(日252/米129)
2000年7月16日 32歳04か月 メジャー/大洋(横浜)、SEA、横浜
鈴木啓示 317 1977年4月26日 29歳06か月 バファローズ1/近鉄
高津臣吾 313
(日286/米27)
2003年8月16日 34歳08か月 スワローズ/ヤクルト、CWSNYMヤクルト
野茂英雄 201
(日78/米123)
2005年6月15日 36歳09か月 メジャー/近鉄、LADNYMMIL
DETBOS、LAD、TBKC
東尾修 251 1984年9月15日 34歳03か月 ライオンズ/西鉄(太平洋、クラウン、西武
平野佳寿 250
(日242/米8)
2023年10月2日 39歳06か月 バファローズ/オリックス、AZSEAオリックス
平松政次 201 1983年10月21日 36歳01か月 ベイスターズ/大洋
山田久志 284 1982年4月29日 33歳09か月 バファローズ/阪急
山本昌広
山本昌
219 2008年8月4日 42歳11か月 ドラゴンズ/中日
米田哲也 350 1966年8月14日 28歳05か月 バファローズ/阪急、阪神、近鉄

野手

  • 資格:通算2000安打以上
選手名 安打数 達成日 達成時年齢 所属球団
青木宣親 2703
(日1929/米774)
2017年6月11日 35歳05か月 メジャー/ヤクルト、MILKCSFSEA
HOUTORNYM、ヤクルト
秋山幸二 2157 2000年8月18日 38歳04か月 ホークス/西武、ダイエー
あべ/阿部慎之助 2132 2017年8月13日 38歳04か月 ジャイアンツ/巨人
あらい たかひろ/新井貴浩 2203 2016年4月26日 39歳02か月 カープ/広島、阪神、広島
あらい ひろまさ/新井宏昌 2038 1992年7月8日 40歳02か月 バファローズ1/南海、近鉄
あらき/荒木雅博 [注 6] 2045 2017年6月3日 39歳08か月 ドラゴンズ/中日
ありとう/有藤通世 2057 1985年07月11日 38歳06か月 マリーンズ/ロッテ
いぐち/井口資仁 2254
(日1760/米494)
2013年7月26日 38歳07か月 マリーンズ/ダイエー、CWSPHISD
PHI、ロッテ
いしい/石井琢朗 2432[注 7] 2006年5月11日 35歳08か月 ベイスターズ/大洋(横浜)、広島
いなば/稲葉篤紀 2167 2012年4月28日 39歳08か月 ファイターズ/ヤクルト、日本ハム
うちかわ/内川聖一 2186 2018年5月9日 35歳09か月 ホークス/横浜、ソフトバンク、ヤクルト
王貞治 2786 1974年8月4日 34歳02か月 ジャイアンツ/巨人
大島洋平 2021 2023年8月26日 37歳09か月 ドラゴンズ/中日
おがさわら/小笠原道大 2120 2011年5月5日 37歳06か月 ジャイアンツ/日本ハム、巨人、中日
かとう/加藤秀司 2055 1987年5月7日 38歳11か月 ホークス/阪急、広島、近鉄、巨人、南海
金本知憲 2539 2008年4月12日 40歳00か月 タイガース/広島、阪神
きよはら/清原和博 2122 2004年6月4日 36歳09か月 ジャイアンツ/西武、巨人、オリックス
栗山巧 2120 2021年9月4日 38歳00か月 ライオンズ/西武
こくぼ/小久保裕紀 2041 2012年6月24日 40歳08か月 ホークス/ダイエー、巨人、ソフトバンク
こまだ/駒田徳広 2006 2000年9月6日 37歳11か月 ベイスターズ/巨人、横浜
坂本勇人 2321 2020年11月8日 31歳10か月 ジャイアンツ/巨人
しばた/柴田勲 2018 1980年8月7日 36歳05か月 ジャイアンツ/巨人
すずき いちろう/鈴木一朗
(イチロー)
4367
(日1278/米3089)
2004年5月21日 30歳06か月 メジャー/オリックス、SEANYYMIA、SEA
立浪和義 2480 2003年7月5日 33歳10か月 ドラゴンズ/中日
たなか/田中幸雄 2012 2007年5月17日 39歳05か月 ファイターズ/日本ハム
谷繁元信 2108 2013年5月6日 42歳05か月 ドラゴンズ/大洋(横浜)、中日
どい/土井正博 2452 1977年7月5日 33歳06か月 ライオンズ/近鉄、太平洋(クラウン、西武)
とりたに/鳥谷敬 2099 2017年9月8日 36歳02か月 タイガース/阪神、ロッテ
長嶋茂雄 2471 1971年5月25日 35歳03か月 ジャイアンツ/巨人
なかむら/中村紀洋 2106
(日2101/米5)
2013年5月1日 39歳09か月 ベイスターズ/近鉄、LAD、オリックス、中日、
楽天、DeNA
のむら けんじろう/野村謙二郎 [注 6] 2020 2005年6月23日 38歳09か月 カープ/広島
張本勲 3085 1972年8月19日 32歳02か月 ファイターズ/東映(日拓、日本ハム)、巨人、ロッテ
広瀬叔功 2157 1972年7月1日 35歳10か月 ホークス/南海
ふくうら/福浦和也 2000 2018年9月22日 42歳09か月 マリーンズ/ロッテ
ふくどめ/福留孝介 2450
(日1952/米498)
2016年6月25日 39歳01か月 タイガース/中日、CHCCLECWS阪神、中日
福本豊 2543 1983年9月01日 35歳09か月 バファローズ/阪急
ふじた/藤田平 2064 1983年5月3日 35歳06か月 タイガース/阪神
古田敦也 2097 2005年4月24日 39歳08か月 スワローズ/ヤクルト
まえだ/前田智徳 2119 2007年9月1日 36歳02か月 カープ/広島
まつい かずお/松井稼頭央 2705
(日2090/米615)
2009年8月15日 33歳09か月 メジャー/西武、NYMCOLHOU、楽天、西武
松井秀喜 2643
(日1390/米1253)
2007年5月06日 32歳10か月 メジャー/巨人、NYYLAAOAKTB
まつばら/松原誠 2095 1980年4月23日 36歳03か月 ベイスターズ/大洋、巨人
みやもと/宮本慎也 2133 2012年5月4日 41歳05か月 スワローズ/ヤクルト
やまざき/山崎裕之 2081 1983年9月18日 36歳08か月 ライオンズ/東京(ロッテ)、西武
山本浩二 2339 1984年5月5日 37歳06か月 カープ/広島
A・ラミレス 2017[注 8] 2013年4月6日 38歳06か月 ベイスターズ/ヤクルト、巨人、DeNA
若松勉 2173 1985年10月9日 38歳05か月 スワローズ/ヤクルト
わだ/和田一浩 2050 2015年6月11日 42歳11か月 ドラゴンズ/ドラゴンズ/西武、中日

特例入会

上記の記録案件を満たしていなかった場合でも、「名球会の入会規定に相当する記録保持者」として特に理事会からの推薦を受け、かつ会員の4分の3以上の賛成があれば、特例で入会が認められる制度が2019年に設けられた。

投手

選手名 勝利数 セーブ数 入会認定日 入会時年齢 (最終)所属球団
うえはら/上原浩治 134
(日112/米22)
128
(日33/米95)
2022年12月9日 47 巨人[11]
ふしかわ/藤川球児 61
(日60/米1)
245
(日243/米2)
2022年12月9日 42 阪神[12]

注釈

  1. ^ そのため明治大正生まれであった川上哲治(大正9年生まれ、通算2351安打)、杉下茂(大正14年生まれ、通算215勝)、中尾硯志(大正8年生まれ、通算209勝)、野口二郎(大正9年生まれ、通算237勝)、ヴィクトル・スタルヒン(大正5年生まれ、通算303勝)、藤本英雄(大正7年生まれ、通算200勝)、別所毅彦(大正11年生まれ、通算310勝)、若林忠志(明治41年生まれ、通算237勝)は入会していない[1]
  2. ^ 「週刊ポスト」2009年12月4日号掲載記事(34-38ページ)では、11月12日に旧事務所からの移転作業を開始したこと、および、11月15日に会員や関係者へ移転通知が届けられたことを報じた。
  3. ^ 名球会創設時の会員に、王貞治や張本勲など日本国籍を有さない者がいることによるもの。
  4. ^ このことを強調するために、NPBの球団に入団する以前のMLBの成績を合算するのは「日米通算」ではなく「米日通算」と便宜上表現することがある。例えばアレックス・ラミレスは、2012年に米日通算での2000安打を記録したが入会資格とは認められず、2013年にNPBのみでの通算2000安打を達成して初めて入会が認められた。
  5. ^ 主な選手としてウィリー・デービストニー・フェルナンデスレジー・スミスビル・マドロックリッチ・ゴセージが来日時にすでに条件をクリアした状態であった。またウォーレン・クロマティロイ・ホワイトマティ・アルーラリー・パリッシュフリオ・フランコホセ・ロペスなどが来日後に日本でプレーし、その後日米通算で条件をクリアした。
  6. ^ a b 両打登録の経験あり。
  7. ^ うち3安打は投手時代の登板時に打席に立った時のもの。
  8. ^ 日本球界に入団する以前にMLBで86安打を記録。

出典

  1. ^ 通算215勝の杉下茂さん、実は名球会会員ではなかった その理由とは?”. スポーツニッポン (2023年6月16日18時). 2023年6月22日閲覧。
  2. ^ 2011年(平成23年)3月7日『官報』号外第44号87ページ「解散公告」
  3. ^ 入会規定|日本プロ野球名球会公式ホームページ”. 2021年8月24日閲覧。
  4. ^ 【野球】2000安打ラッシュとなるか。大記録まで残り100本を切った5選手たち”. デイリースポーツ online (2017年5月9日). 2022年8月23日閲覧。
  5. ^ 2000安打より200勝が難しすぎ! エース級のMLB流出で絶滅の危機。”. Number Web. 2018年3月20日閲覧。
  6. ^ 神の領域?NPB通算200勝は達成可能なのか”. SPAIA. 2018年3月20日閲覧。
  7. ^ 投手には厳しすぎ?名球会の入会資格は妥当といえるか”. Basseball Crix. 2018年3月20日閲覧。
  8. ^ “名球会“特例枠”設置を決議、王顧問「時代に合った形に変化を」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年12月11日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/12/11/kiji/20191211s00001173257000c.html 2019年12月12日閲覧。 
  9. ^ “名球会「特別枠」で今後入会が予想される候補 大野豊、三浦大輔、高橋慶彦、山田哲人ら”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年12月12日). https://hochi.news/articles/20191212-OHT1T50013.html 2019年12月12日閲覧。 
  10. ^ “藤川球児氏「誇らしく思う」上原浩治氏とともに特例で名球会入り”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年12月9日). https://www.daily.co.jp/tigers/2022/12/09/0015878108.shtml 2022年12月9日閲覧。 
  11. ^ 上原浩治さんと藤川球児さん 特例で名球会入り プロ野球(NHK)
  12. ^ 藤川球児氏、上原浩治氏と特例枠で名球会「一緒に入れて誇らしい」阪神で現役終えた選手では村山実さん以来(スポーツ報知)
  13. ^ ソリアーノ、名球会入り「喜んで」日米2000H”. サンケイスポーツ (2013年8月9日). 2013年8月9日閲覧。
  14. ^ “元広島ソリアーノ 日米2000安打 日本2安打も名球会規定クリア”. Sponichi Annex. (2013年8月9日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/08/09/kiji/K20130809006379910.html 2022年8月18日閲覧。 
  15. ^ https://meikyukai.jp/members-honor/






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本プロ野球名球会」の関連用語

日本プロ野球名球会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本プロ野球名球会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの日本プロ野球名球会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS