天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会
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各大会の記録・エピソード
テレビ・ラジオの中継
テレビ中継
NHKが総合テレビ(NHKプラスと同時)とNHKワールド・プレミアムにて生放送する。ハイビジョン制作(アナログ総合テレビとNHKワールド・プレミアムは、2006年と2011年以降は16:9のレターボックス形式で、2007年から2010年までは14:9の画像サイズでそれぞれ放送)。かつては衛星ハイビジョン(BShi)でも放送されていた。
解説は第1回から第20回(2015年)までは宗茂(九州保健福祉大学客員教授・旭化成陸上部顧問)、第21回(2016年)からは尾方剛(広島経済大学陸上競技部監督)が担当。
なお、広島県内向けには事前告知番組として、関連イベントとして行われている「駅伝ふるさとひろば」の様子を伝える『がんばれ!ふるさとランナー〜駅伝ふるさとひろばから〜』がレース前日の土曜日昼に放送される。2010年までは当日(日曜日)の18時台に大会のダイジェスト番組(『NHK海外ネットワーク』との差し替えで、同番組は中国地方では放送休止)も中国地方向けに放送していたが、同時刻の番組が『MUSIC JAPAN』に替わった2011年からは広島県のみの放送に縮小された(『MUSIC JAPAN』はその週の土曜日に6日遅れで振り替え放送)。その後、2013年度に『MUSIC JAPAN』が枠移動し、再び『NHK海外ネットワーク』に戻り、同番組の終了後『これでわかった! 世界のいま』を放送するようになった後も、差し替えによるハイライト番組の放送は広島県のみのままであった。2019年度はハイライト番組の制作・放送を行わず『これでわかった! 世界のいま』を通常通り放送している。
いずれも駅伝中継を含めてNHK広島放送局制作(ただしメイン実況担当アナウンサーは大阪局から派遣されるケースがある[注 8])。
中止の決定が遅かった2022年は、事前に1月23日の放送枠を確保していたことから、急遽『あなたが主役 50ボイス』の2022年1月3日放送分(後述の番組に関連)とNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第1話・第2話の再放送を編成した。
2024年の第29回大会は能登半島地震に伴う非常放送体制に伴い、テレビ放送では一部時間帯でマルチ編成を行い、サブチャンネルにて放送した[7]。
ラジオ中継
中国放送(RCC)をキーステーションにJRN系列全国38局にネットする(NRN系列とのクロスネット局を含む。JRN系列局が複数ある大阪エリアはMBSラジオにネット)。特別協賛社の冠「○○スポーツスペシャル」を付けるとともに、その特別協賛社や大会協力社のマツダなどの複数協賛制である。また、NRN系列単独加盟のLuckyFM茨城放送・栃木放送・KBS京都[注 9]の他、独立局の岐阜放送(ぎふチャン)・ラジオ関西にもネットする。
- 2014年以降のメインは、実況を一柳信行(中国放送アナウンサー)が担当し、解説を原晋(世羅高校OB、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督)が担当する。2023年からは同局アナウンサーの石橋真が実況を担当する。
- また、これまでメイン実況を担当した長谷川努(中国放送アナウンサー)は2013年では第1・第5中継所の実況を担当した。
- またメイン実況者がCMに入る前に必ず○○スポーツスペシャル 天皇盃第×回全国男子駅伝実況中継、この放送は全国38局をネットして広島から生中継でお送りしていますと伝えてからCMに入る事になっている。
- 各中継所では、かつてはTBSラジオ[注 10]・毎日放送(現在のMBSラジオ)[注 11]・中部日本放送(現在のCBCラジオ)[注 12]のアナウンサーもリポーターを担当していたが、2008年以降は全てRCCのアナウンサーが担当している。
- 関東圏のTBSラジオでは中継中数回、CM後に交通情報が入る事があり、地元ランナーによるコメントが放送されず、実況の途中から始まる事がある。また、当番組や後述の代替特番がある場合、2020年までは12時台の番組は休止となり[注 13]、13:00からの『爆笑問題の日曜サンデー』(2009年以後)は中継終了後15:15から開始していた。中継の間に時報を跨ぐため、13時・14時・15時の時報スポンサーは代替措置として直後の『日曜サンデー』内でスポットとしてCMを流していた。2023年以降は、以前とは反対に12時台の番組を駅伝中継終了後15:15から本来の時間から変更して放送するなどの対応で『日曜サンデー』は休止となる。
- 普段15時台に中央競馬の実況中継を放送している青森放送[注 14]・ラジオ福島・新潟放送・長崎放送[9](ラジオNIKKEI制作)、山梨放送(ラジオ日本制作)、MBSラジオ・西日本放送・山陰放送・中国放送・山口放送・宮崎放送(MBSラジオ制作)、CBCラジオ(原則MBSラジオ制作のネット受けだが中京競馬第3場開催時は自社制作)では、本番組がある場合は中継終了後15:15から開始する。2018年まで九州朝日放送で競馬中継[注 15]を放送していた福岡県では、2019年から本番組をネットしているRKB毎日放送に移行し[注 16]、他局同様15:15からとなる。
- ニッポン放送が一部のNRN系列局(独立局の岐阜放送を含む)向けに放送していた裏送り番組[注 17]もネット局全局でこの番組を放送していたため、該当週は放送休止となっていた[注 18]。
- NHKラジオ第1放送では放送しないため、当日はテレビと同時放送される『NHKのど自慢』は休止となり、2018年など『日曜バラエティー』を12:15からに拡大して放送することが多いが(2018年など)、2017年は『日曜バラエティー』も休止してNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』関連の特別番組『井伊ね! 直虎ジオ』を編成した。また2019・2020年は12:15 -13:00に『萩原健太のポップス・クロニクル』を編成して『日曜バラエティー』→『うたことば』を通常通りの放送枠とした。
大会中止時の代替番組
RCCでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で本大会が中止された2020年度(2021年)と2021年度(2022年)に、大会中継の代替番組を全国38局ネット向けに制作した。中継と同じくダイソーが冠スポンサーに付いたうえで、中継を予定していた時間帯に、『ダイソースペシャル 原晋のふるさとおしゃべり駅伝』を同時生放送番組として編成している(パーソナリティ:原晋、アシスタント:田村友里<RCCアナウンサー>)。
- 2021年には、増田明美と森脇健児をゲストに迎えて、1月24日の12:00 - 14:00に編成した。一柳信行(RCCアナウンサー)が中継リポートを担当したほか、鶴崎修功がリスナーに向けてプレゼント付きのクイズを出題した[10]。
- 2022年には、増田と徳本一善(この年に初めて箱根駅伝の本選へ出場した駿河台大学駅伝部の監督)をゲストに迎えて、1月23日の12:15 - 15:15に編成(12:00 - 12:15は『おしゃべり駅伝まもなくスタート』という前座番組として田村のみ出演)[11]。
大会テーマ曲
第3回大会(1998年)前に最初のテーマ曲「きっと翔べる」(作詞:小椋春平、作曲:大矢知華、歌:バッキー守岡)が製作される[12]。第15回大会(2010年)からは「Rainbow」(作詞・作曲:岡野昭仁、編曲:ak.homma・ポルノグラフィティ、歌:ポルノグラフィティ[注 20])を使用している[13]。放送では、NHK総合テレビ・RCCラジオの双方で使用されている。
注釈
- ^ NHKは前身の中国駅伝を、西日本地域向けにラジオ中継していた。
- ^ 女子大会については、開催地の京都市内がまん延防止等重点措置を適用されるほどの感染状況に至っていないことから、当初の予定に沿って1月16日(日曜日)に2年ぶりの開催へ漕ぎ着けた。
- ^ 北海道は「道民共済」、東京は「都民共済」、大阪・京都は「○○府民共済」、神奈川は「全国共済」の表示となっていた。神奈川が「全国共済」となっているのは、独立生協系の神奈川県民共済生活協同組合による「神奈川県民共済」と区別するためである。なお、第25回大会では鳥取・徳島・高知・沖縄の4県については県民共済が行われていなかったことから「都道府県民共済」がそのまま表示されていた。
- ^ 名古屋地区はNRN加盟の東海ラジオではなく非加盟のCBCラジオにネットされたが、12:30から放送の『0時半です松坂屋ですカトレヤミュージックです』の提供スポンサーとの兼ね合いで13:00からの飛び乗りネットとなった。
- ^ 男子の部はニッポン放送アナウンサーの深澤弘、女子の部はRCCアナウンサーの深山計が実況を担当(肩書はいずれも当時)。なお深山は同大会中継に携わったことがきっかけで翌々年共同制作相手のニッポン放送に移籍することになる。
- ^ なお、後者については翌々年の1988年に舞台を千葉県に移し国際千葉駅伝として復活したが(引き続きフジテレビがテレビ中継を担当)、2014年の大会を以て終了している。
- ^ 女子大会はジュニアB選手の起用区間のみが固定で、ジュニアA選手および大学生・社会人の選手はそれ以外のどの区間にも区別を問わずエントリー可能である(ただしジュニアA選手が必ず3区間以上を担当しなければならないというルールはある)
- ^ 2017年は福岡局より派遣された坂梨哲士(当時福岡局)、2018年は下境秀幸(当時広島局)、2019年は曽根優(当時広島局)、2020年は浅井僚馬(当時広島局)、2023年は佐藤洋之(当時広島局)、2024年は地元広島局より高木修平がメイン実況した。
- ^ 香川県の西日本放送ラジオは第1・2回大会の時点ではNRN単独加盟だったがネットした。
- ^ ラジオ部門の分社(2001年10月)と、それに続くテレビ制作子会社の統合後(2004年10月)は、アナウンサーはTBSテレビの所属となっている。
- ^ ラジオ部門の分社後(2021年4月)も、アナウンサーは毎日放送所属となっている。
- ^ ラジオ部門の分社(2013年4月)と、それに続く持株会社化によるテレビ部門の分社後(2014年4月)は、アナウンサーはCBCテレビの所属となっている。
- ^ 2018年までは平日ナイターオフ夜の帯番組に内包並びに時間変更して放送していたが、TBSラジオが野球中継から撤退した影響で、2019年は6 - 9時台の『プレシャスサンデー』に内包した。2020年は17時台後半枠で放送(更にその玉突きを受ける形で本来であれば該当の時間帯で放送している『横山だいすけ はじめのいっぽ』は該当週のみTBSラジオでは放送を休止し、ネット局であるラジオ関西への裏送り対応を実施する[8])。なお、2019年秋まで12時台前半枠で放送していた『道上洋三の健康道場』(ABCラジオ制作)は『もぎたてラジオ』と同様の対応だった。2020年は12時台前半枠の『RADIO-EX』(単発枠)はそのまま本番組(12:15までは一部地域のみネットの直前情報番組)に振り替えられ、12時台後半枠の『千葉ドリーム!もぎたてラジオ』は時間変更としていた。
- ^ 2023年4月より15時台に放送を開始した。
- ^ 原則毎日放送制作のネット受けだったが、小倉競馬第3場開催時はKBCが自社制作。ネット受けの場合15:00 - 15:15までKBCに向けて裏送り。
- ^ プロ野球シーズン中(原則4月 - 9月)はラブエフエム国際放送が競馬中継をネット受けする。
- ^ 2018年までは『中村こずえのみんなでニッポン日曜日!』、2019年からは『中村こずえのSUNDAY HAPPY MAP』。2021年3月で終了し、同局が裏送りで放送していた当該枠は廃枠となった。
- ^ 2021年は、「中村こずえのSUNDAY HAPPY MAP」をGBSのみ14:00 - 14:56で放送。それ以外の局では休止。
- ^ ネット局は番組内で紹介された順に記述。平年は本大会の中継枠を15:15まで編成しているため、TBS以外の全局でネットを完全に返上している。
- ^ 広島県出身のバンド。
出典
- ^ a b c d e f g 帖佐寛章・梶原學『マラソンへの憧憬 帖佐寛章伝』、ベースボール・マガジン社、2008年、220-222頁。
- ^ 全国都道府県対抗駅伝、正式に中止を発表「2021年度大会に襷をつなぎ」(朝日新聞社『4years』2020年9月18日)
- ^ ひろしま男子駅伝が中止 広島県内での新型コロナ感染拡大受け 中国新聞 2022年1月12日
- ^ 1985 WORLD CUP MARATHON HIROSHIMA 2021年12月12日閲覧。
- ^ “2p01k ワールドカップマラソン・記念碑”. yutaka901.fc2web.com (2007年10月25日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ “1986 IAAFワールドチャレンジロードリレー”. 2022年1月22日閲覧。
- ^ “NHKスポーツ@nhk_sportsのポスト”. X(旧・Twitter) (2024年1月21日). 2024年1月21日閲覧。
- ^ “<お知らせ>「これまで番組で呼びかけた皆さんのメッセージを紹介!」2020年1月19日(日)放送分(TBSラジオ『横山だいすけ はじめのいっぽ』毎週日曜日夕方5時30分から放送中)※今回はラジオ関西でのみ放送”. TBSラジオ(2020年1月18日作成). 2020年1月19日閲覧。
- ^ NBCラジオ佐賀を含む。
- ^ RCCラジオ発 全国AMラジオ38局ネット特別番組(RCCラジオ2020年12月28日付プレスリリース)
- ^ “青学大の原監督と駿河台大の徳本監督がラジオ共演「キラキラとギラギラ」”. スポーツ報知 (2022年1月23日). 2022年1月24日閲覧。
- ^ 駅伝企画「支える」(中国新聞)
- ^ “男子駅伝のテーマ曲完成”. 中国新聞. (2009年12月4日). オリジナルの2009年12月8日時点におけるアーカイブ。 2024年3月15日閲覧。
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