国分寺町 (薩摩川内市)とは? わかりやすく解説

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国分寺町 (薩摩川内市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/05 21:02 UTC 版)

日本 > 鹿児島県 > 薩摩川内市 > 国分寺町
国分寺町
薩摩国分寺跡(国指定史跡)
北緯31度50分1.7秒 東経130度18分15.1秒 / 北緯31.833806度 東経130.304194度 / 31.833806; 130.304194
日本
都道府県 鹿児島県
市町村 薩摩川内市
地域 川内地域
人口
2020年10月1日現在)
 • 合計 1,657人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
895-0073
市外局番 0996
ナンバープレート 鹿児島
運輸局住所コード 46514-0150[1]

国分寺町(こくぶんじちょう[2])は、鹿児島県薩摩川内市[3][4]。旧薩摩郡川内町国分寺町川内市国分寺町郵便番号は895-0073[5]。人口は1,657人、世帯数は690世帯(2020年10月1日現在)[6]

地理

薩摩川内市の西部に位置している。字域の北方には高城町、北方から東方にかけては中郷町、中郷、東方には原田町、西方には御陵下町、南方には大小路町にそれぞれ接している。

字域の南端を国道267号が東西に通っており、肥薩おれんじ鉄道線が北西に通っている。

西部には薩摩国分寺跡史跡公園がある。薩摩国府跡と薩摩国分寺跡が発掘されており、1.5ヘクタールが国の史跡となっている。中央台地に国府、国分、下台、後牟田の4集落が密集している。

字名の由来

「国分寺町」という町名は、薩摩国分寺の遺跡があることに由来している[7]

歴史

1940年昭和15年)2月10日に鹿児島県公報に掲載され、同日に施行された「 薩摩郡川内町、町名改稱竝區域變更」(鹿児島県告示)により「同郡同町大字大小路ヲ廢止シ其ノ區域中(中略)字當田、中當田、前迫、下台、大都、國分、西原、追田、石走島、鴨ヶ迫、杉山、藝ノ尾、後牟田、字後田ノ内(番地一覧略)ノ區域ヲ国分寺町(コクブンジチヨウ)ト」することが鹿児島県知事によって許可され、薩摩郡川内町大字大小路のうち當田、中當田、前迫、下台、大都、國分、西原、追田、石走島、鴨ヶ迫、杉山、藝ノ尾、後牟田の全域及び字後田ノ内の一部の区域を以て川内町の町「国分寺町」が設置された[3]。翌日の2月11日には薩摩郡川内町が単独で市制施行川内市となった[8][9]

2004年(平成16年)10月12日川内市東郷町入来町祁答院町樋脇町下甑村上甑村鹿島村里村が新設合併し薩摩川内市が設置された[10]。この市町村合併に伴い設置された法定合併協議会において川内市の町・字については「現行通りとする。」と協定されたため、名称の変更は行われずに薩摩川内市の町となった[11]

字域の変遷

変更後 変更年 変更前
国分寺町(新設) 1940年昭和15年) 大字大小路(一部)

文化財

国指定

  • 薩摩国分寺跡(記念物(史跡))[12]
    1944年(昭和19年)11月13日に塔跡のみが「薩摩国分寺塔跡」として国の史跡に指定され、1976年(昭和51年)6月16日に史跡範囲の追加指定と「薩摩国分寺跡」への指定名称変更、1982年(昭和57年)10月14日に史跡範囲の追加指定がなされた[13]

市指定

  • 薩摩国分寺層塔(有形文化財(歴史資料))[14]

人口

以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[15]
1,370
2000年(平成12年)[16]
1,472
2005年(平成17年)[17]
1,648
2010年(平成22年)[18]
1,584
2015年(平成27年)[19]
1,519
2020年(令和2年)[6]
1,657

施設

公共

寺社

  • 菅原神社

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[21]

町丁 番地 小学校 中学校
国分寺町 全域 薩摩川内市立可愛小学校 薩摩川内市立川内北中学校

交通

道路

一般国道

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
  2. ^ 本市の町名一覧について”. 薩摩川内市. 2020年8月8日閲覧。
  3. ^ a b 薩摩郡川内町、町名改稱竝區域變更(昭和15年鹿児島県告示第98号、昭和15年2月10日付鹿児島県公報号外所収、 原文
  4. ^ 町・字の取り扱いについて”. 川薩地区合併協議会. 2021年1月24日閲覧。
  5. ^ 鹿児島県薩摩川内市国分寺町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年1月24日閲覧。
  6. ^ a b 国勢調査 令和2年国勢調査小地域集計 (主な内容:基本単位区別,町丁・字別人口など)46:鹿児島県”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。
  7. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 760.
  8. ^ 川内市設置(昭和15年内務省告示第38号、昭和15年1月30日付官報所収、 原文
  9. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 289.
  10. ^ 市町村の廃置分合(平成16年総務省告示第590号、 原文
  11. ^ 町名・字名の取り扱いについて”. 川薩地区法定合併協議会. 2020年8月8日閲覧。
  12. ^ 薩摩川内市教育委員会 2020, p. 77.
  13. ^ 薩摩国分寺跡 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  14. ^ 薩摩川内市教育委員会 2020, p. 79.
  15. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  16. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  17. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  18. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  19. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  20. ^ 公共施設案内~生活環境施設”. 薩摩川内市. 2021年1月24日閲覧。
  21. ^ 薩摩川内市 義務教育”. 薩摩川内市役所. 2010年9月3日閲覧。

参考文献

関連項目

座標: 北緯31度50分1.7秒 東経130度18分15.1秒 / 北緯31.833806度 東経130.304194度 / 31.833806; 130.304194




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