唐沢なをき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 07:01 UTC 版)
人物など
血液型はB型。
- 趣味・嗜好
- 子供の頃はかなりの偏食で「海臭い物は全てダメ」だったという。当然魚類も苦手だったが、握り飯の中に入った鮭の切り身を美味いと感じてから、徐々に克服していった。
- 上述の通り大の怪獣及び特撮好きで、漫画にそれを生かしている他にも、著名人との対談集『怪獣王』を出版している。妻・唐沢よしこは当初怪獣の知識が全く無かったため、良い夫婦関係を築くためにもということで、いくつかの特撮作品を鑑賞させた。結果、大ハマりしたのは『ウルトラマンタロウ』だったが、これは唐沢も予想だにしなかったという。
- 筆名
- デビュー当時に使用していた南里こんぱると言うペンネームは、昭和初期の俳優で後には企画スタッフとしても東映映画に関わった南里金春の名前をもじったもの。なお、唐沢は後年刊行された初期作品集の名前に「金春」と名付けている。
- なをき・俊一のそれぞれの名前、及び「唐沢商会」は作品によっては「唐澤商会」「唐澤なをき」のように「唐沢」が「唐澤」と表記される場合がある。
- 名前が似ているせいか、浦沢直樹と間違えられる事があるらしい。
家族・親族
妻はエッセイストの唐沢よしこ。作家で「と学会」元運営委員でもある唐沢俊一は実兄。
唐沢よしこ | 唐沢なをき | ソルボンヌ K子 | 唐沢俊一 | ||||||||||||||||||||||||||||
作品リスト
現在連載中の作品
- 俺とねこにゃん(モバMAN)
- パチモン大王(フィギュア王)
- ぶよ通信(ガンダムエース)
- モニ太のデジタル辞典(YOMIURI ONLINE)- イラスト担当、文は唐沢よしこ担当
- 唐沢なをきの必殺! 屋根落とし!!(時代劇専門チャンネル)
- オフィス ケン太(読売新聞夕刊)
過去の主な連載作品
- カスミ伝シリーズ
- ホスピタル(月刊アニマルハウス)
- 鉄鋼無敵科學大魔號(月刊少年キャプテン)
- 鉄鋼無敵科學大魔號改(マガジンGREAT)
- BURAIKEN(ぶらいけん)(月刊アニマルハウス)
- 夕刊赤富士(夕刊フジ)
- 必殺山本るりこ(コミックガンマ)
- 学園天国(小説すばる)
- ヌルゲリラ(ファミ通)
- からまん(週刊SPA!)
- 二十一世紀科学小僧(コミックビンゴ)
- 怪奇版画男(ビッグコミックスピリッツ21)
- 唐沢なをきのうらごし劇場(B-CLUB、AX、1994年 - 2000年)2001年に単行本化
- けだもの会社(MANGAオールマン)
- さちことねこさま(コミックビーム)
- パソ犬モニ太(読売新聞夕刊)
- 漫画家超残酷物語(月刊IKKIなど)
- 唐沢なをきの幻獣辞典(マガジンGREAT)
- ウルトラファイト番外地(特撮エース)
- 犬ガンダム(月刊ガンダムエース)
- 電脳炎(ビッグコミックオリジナル)
- がんばれみどりちゃん(イブニング)
- けんこう仮面(ビッグコミックオリジナル増刊) - 唐沢よしこと共著
- 機動戦士ぶよガンダム(ガンダムエース)
- ヌイグルメン!(イブニング)
- とりから往復書簡(月刊COMICリュウ) - とり・みきとの共著
- 電脳なをさん(週刊アスキー→cakes、2020年5月に連載終了)
- 僕らの蟹工船 小林多喜二『蟹工船』より(コミックビーム)
- まんが家総進撃(コミックビーム)
短編集
- 八戒の大冒険(1988年3月20日、徳間書店)
- 金春(1989年8月31日、白泉社)
- 金春-唐沢なをき初期傑作集-(2004年、エンターブレイン)
- 百億萬円(1992年4月20日、扶桑社)
- ハラペーニョ(1996年10月22日、アスキー)
- 唐沢なをきの楽園座(1997年8月27日、講談社)
- YAPOOS - ヤプーズ -(1997年10月22日、アスキー)
唐沢俊一との共著
挿絵
その他
- バラバラくん - 絵本
- おへそに太陽を - 山中恒よみもの文庫
- 理科子先生と学ぼう! - キャラクター。読売新聞 第3水曜日掲載。
- 唐沢なをきの大富豪(ボトムアップ、1997年)- パソコンゲーム
- モロ★次元世界物語(『諸星大二郎 デビュー50周年記念 トリビュート』収録[27]、2021年)
- あの日の生物都市(『諸星大二郎 デビュー50周年記念 トリビュート』収録[27]、2021年)
- ^ a b c まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月、ISBN 978-4816917608、109頁
- ^ a b c 唐沢俊一『B級学「マンガ編」』海拓舎、1999年 ISBN 4-907727-00-3、184 - 216頁。
- ^ a b c d e おしぐちたかし『漫画魂 おしぐちたかしインタビュー集』白夜書房、2003年 ISBN 4-89367-911-2、45-52頁
- ^ 怪獣博士・マンガ家の唐沢なをき氏に聞くウルトラ怪獣の魅力(1)怪獣が来た!
- ^ a b c 「「笑い」を生む技術 唐沢なをき、ギャグマンガ家一代」『野性時代』2007年7月号、角川書店、28-33頁
- ^ a b c d マンガ家・唐沢なをきの軌跡 - オレのギャグマンガ道 (1) マンガを描きまくった少年時代
- ^ a b c とり、132頁
- ^ 裏モノ日記2005年 :: 07月 :: 05日(火曜日)
- ^ a b マンガ家・唐沢なをきの軌跡 - オレのギャグマンガ道(2) マンガ家になることを決意
- ^ a b c d 中野渡淳一『漫画家誕生 169人の漫画道』新潮社、2006年、ISBN 4-10-301351-6 、296-297頁
- ^ 漫画家に訊く! ~ぶっちゃけそのへんどうなんスか!~ 第12回 唐沢なをきさん part.1(インターネットアーカイブ)
- ^ a b c d マンガ家・唐沢なをきの軌跡 - オレのギャグマンガ道(3) 迷走する持ち込み時代
- ^ a b c 南信長取材「'96年版〔とてもエライ5人〕その3 唐沢なをき』(別冊宝島編集部『このマンガがえらい!―マンガの「いま」がわかる最新パーフェクト・ガイド』宝島社、1996年12月、ISBN 978-4796611695 、68-71頁)
- ^ a b 本谷有希子『イママン 本谷有希子マンガ家インタビュウ&対談集』駒草出版、2007年、ISBN 9784903186511、84-97頁
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- ^ 「有名マンガ家「師匠と弟子」の物語」『FLASH』光文社、2002年4月30日号、73頁
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- ^ a b とり・みき「解説」『八戒の大冒険 2002 REMIX』エンターブレイン、2002年、ISBN 978-4-7577-0763-4、172-174頁
- ^ 「とりから対談 第二章」『とりから往復書簡』徳間書店、2008年、ISBN 978-4199500916 、32-33頁
- ^ 唐沢なをき「貧乏自慢 頭のねじ」『オール讀物』2000年8月号、文藝春秋、338頁
- ^ とり、128-130頁
- ^ からまんブログ『マンガのゲンバ』取材中止しました
- ^ 『コミックビーム』2009年10月号掲載 第42話「いや、そうじゃなくて」
- ^ 2012年9月24日付読売新聞夕刊(東京版)に社告が掲載されている。
- ^ 西川魯介「解説」『八戒の大冒険 2002 REMIX』エンターブレイン、2002年、170-171頁
- ^ 「Alternative Juke Box インタビュー・唐沢なをき」『文藝』1998年夏季号河出書房新社、12-13頁
- ^ a b “浦沢直樹、萩尾望都、星野之宣、山岸凉子らが描き下ろし「諸星大二郎トリビュート」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月7日) 2021年9月7日閲覧。
- ^ 平成21年度の官報および唐沢俊一の個人事務所の登記簿による
- ^ a b マンガ家・唐沢なをきの軌跡 - オレのギャグマンガ道(5) 心の支え
- ^ とり、138頁
- ^ とり、137頁
- ^ 「本当にやった[トホホな初仕事]体験集」『週刊SPA!』2004年4月6日号、151頁。
- ^ とり、127-128頁
- ^ 南信長『現代マンガの冒険者たち:大友克洋からオノ・ナツメまで』NTT出版、2008年 ISBN 978-4-7571-4177-3、197頁
- ^ 唐沢なをき・唐沢よしこ『なをき・よしこのパソコン夫婦バンザイ』コーエー、1995年、ISBN 4-87719-248-4、162-165頁
- ^ 唐沢なをき「すごいやせなくん」(瀬奈陽太郎『博士のストレンジな愛情』シューベル出版、 ISBN 4883322602 、2002年9月、204頁)
固有名詞の分類
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