佐久市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/08 08:18 UTC 版)
姉妹都市・友好都市
国内
2018年7月現在、佐久市には日本国内において「銀河連邦共和国」に連なる自治体と友好都市関係を持ち、そのほか3つの「友好都市」、3つの「ゆかりのまち」、3つの「交流都市」と提携している[11]（掲載順・表記は佐久市のウェブサイト[11]による）。
- 銀河連邦共和国（友好都市）
文部科学省宇宙科学研究所の研究・観測施設のある自治体で結成したミニ独立国[12]。
- 臼田宇宙空間観測所が所在する佐久市は、「サク共和国」として加盟している。
2018年7月現在、連邦加盟自治体は5市2町。
- サンリクオオフナト共和国（岩手県大船渡市）
- ノシロ共和国（秋田県能代市）
- サガミハラ共和国（神奈川県相模原市）
- ウチノウラキモツキ共和国（鹿児島県肝属郡肝付町）
- タイキ共和国（北海道広尾郡大樹町）2010年4月1日加盟
- カクダ共和国（宮城県角田市）2016年4月1日加盟
子ども留学交流や[12]、物産販売等の経済交流のほか[12]、災害時応援協定も締結している。
- 友好都市
- 佐久市に多い「神津」姓を縁とする交流[13][注釈 2]。1977年より交流が始まり[13]、1979年には神津島に「佐久市神津島村友好乃碑」が建てられた[注釈 3]。双方の行事への参加などを通して交流が続けられ[13]、上信越自動車道佐久インターチェンジの開通と神津島空港の開港を節目として、1994年に友好都市提携調印[13]。
- 1969年、佐久市の公民館移動青年学級が清水市で行われたのを契機に、双方の交流が深まる[15]。交流開始20年の節目に友好都市提携を締結[15]。なお、清水（静岡）と佐久は中部横断自動車道の起終点でもある[15]。
- ゆかりのまち
- 交流都市
- 両市区の子どもたちによる交流が縁[21]
国外
2019年7月現在、佐久市には日本国外に2つの「姉妹都市」、1つの「友好都市」がある[23]（表記は佐久市のウェブサイトによる）。
- 姉妹都市
- 1973年、ヨーロッパ禅大会に出席する貞祥寺住職に、佐久市長がフランスでの提携先紹介を依頼[24][25]。フランスで禅の布教にあたっていた弟子丸泰仙（ヨーロッパ禅協会会長）から自然環境などがよく似ているアバロン市が紹介され、交流が始まる[24][25]。
- 同名の縁による[26]。1998年、当時の駐日エストニア大使館一等書記官が上信越自動車道を通行中に佐久の標識を見つけたことが契機という[26]。2005年にはスペシャルオリンピックス長野大会でエストニア選手団を佐久市民がホームステイで受け入れ[26]。友好都市協定締結後は、相互の子供のホームステイ体験などを通じて交流を重ね[26]、友好協力関係を一層強化するために姉妹都市協定を締結した[26]。
- 友好都市
- 2006年の「モンゴル国建国800年記念」に際し、日本・モンゴル友好年実行委員会からの要請を受けて、佐久市の熱気球とパイロットを派遣したことが縁で交流が始まる[31]。
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東御市 | 小諸市 北佐久郡御代田町 | 北佐久郡軽井沢町 |
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| 北佐久郡立科町 | 
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群馬県甘楽郡下仁田町 | ||
 佐久市 
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| 茅野市 | 南佐久郡佐久穂町 | 群馬県甘楽郡南牧村 |
注釈
- ^
- 佐久市民憲章
- 佐久市は、浅間・荒船・八ヶ岳・蓼科の雄大な山なみと、千曲の清流、満天の星に抱かれ、豊かな自然や先人の築いた歴史と伝統に育まれた、美しい高原のまちです。
- わたくしたちは、このかけがえのないふるさとを受け継ぎ、輝く未来へ躍進する、明るく住みよいまちをつくるため、ここに市民憲章を定めます。
- 一 豊かな自然を大切にし、清らかで環境にやさしいまちをつくります。
- 一 歴史と伝統に親しみ、教養を深め、文化の薫り高いまちをつくります。
- 一 働くことに誇りと喜びを持ち、産業の発展する活力あるまちをつくります。
- 一 心身ともに健康で、互いの命を尊重し合い、安心して暮らせるまちをつくります。[6]
- ^ 佐久の神津氏の中には、その祖先が神津島に渡って「神津」を名乗ったという伝承を有する一族がいる。それによれば、藤原秀郷の末裔の定国が神津島に渡り、その子孫が南北朝時代に佐久に移って根を下ろしたという（神津邦太郎の項目も参照）。ただし、佐久の神津氏の中にも神津島由来を否定する一族があるという[14]。
- ^ 当時の佐久市長は神津武士であった[14]。
- ^ なお、2012年に佐久市が平根発電所施設を買収している[34]。
出典
- ^ 令和2年国勢調査結果（人口等基本集計） 長野県の結果をお知らせします 長野県（企画振興部）プレスリリース 令和3年（2021年）12月3日
- ^ 関義治、大野博之「海から最も遠い地点の探索」『地図管理部技術報告（国土地理院技術資料E3）』第4巻、国土地理院、1997年、47-50頁。
- ^ “佐久 1991年 - 2020年”. 気象庁. 2024年3月7日閲覧。
- ^ 佐久市統計 平成30年
- ^ “新市誕生10周年、佐久で記念式典 功労の57人表彰”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年4月5日)
- ^ a b 佐久市民憲章 （平成22年4月1日制定） 佐久市 2021年10月9日閲覧。
- ^ 市役所・支所のご案内 佐久市役所 2021年10月12日閲覧。
- ^ 佐久警察署 長野県警察 2021年10月12日閲覧。
- ^ 佐久広域連合消防本部 2021年10月12日閲覧。
- ^ “平成31年4月7日執行長野県議会議員一般選挙 市町村別投票結果確定速報” (PDF). 長野県庁 (2019年4月9日). 2019年10月20日閲覧。
- ^ a b “国内”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c “銀河連邦共和国(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e f “神津島村(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b こうづ議会だより159号、p.5
- ^ a b c d e f “静岡市(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c d “由利本荘市(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c “函館市(ゆかりのまち)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c d “甲賀市(ゆかりのまち)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c “岡崎市(ゆかりのまち)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c d “佐賀市(交流都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c “川崎市宮前区(交流都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c “和光市(交流都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ “国外”. 佐久市. 2019年7月17日閲覧。
- ^ a b c d “フランス共和国アバロン市(姉妹都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c “アバロン市 姉妹都市提携の歩み”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e f “エストニア共和国サク市(姉妹都市)”. 佐久市. 2019年7月17日閲覧。
- ^ “日本・エストニア親善協会「交流の経過」”. 日本・エストニア親善協会. 2013年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月7日閲覧。
- ^ “エストニア共和国サク市との友好都市協定調印式が行われました(平成19年5月1日)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ “佐久市とエストニア サク市 姉妹都市に!”. 佐久市. 2019年5月1日閲覧。
- ^ “日本国佐久市・エストニア共和国サク市 姉妹都市協定調印式の開催について”. 佐久市. 2019年5月1日閲覧。
- ^ a b c “モンゴル国ウランバートル市スフバートル区との友好都市協定調印式が行われました(平成20年8月4日)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
- ^ “蔵元紹介 佐久エリア”. 長野県酒造組合. 2020年8月10日閲覧。
- ^ a b 佐久市民生部生活環境課: “佐久市地域新エネルギービジョン” (PDF). 佐久市. pp. 20 (2007年2月). 2016年8月27日閲覧。
- ^ “佐久市統計書 平成26年度版 1-7 佐久市の主なできごと” (PDF). 佐久市. 2016年8月27日閲覧。
- ^ 佐久市「佐久市メガソーラー発電所について」より（2014年7月1日閲覧）。
- ^ シーテック「太陽光で発電［長野県］」より（2014年7月1日閲覧）。
- ^ a b 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成（1975年度撮影）
- ^ 桜庭泰彦(2015年4月10日). “「新たな歴史を地域とつくって」 佐久平浅間小、開校式”. 朝日新聞(朝日新聞社)
- ^ 佐久市 学校施設の長寿命化計画
- ^ “長野・佐久「ホテル一萬里」新型コロナ関連倒産”. HotelBank (メトロエンジン). (2020年5月8日) 2020年8月28日閲覧。
- ^ “佐久の一萬里ホテル、営業「再開」へ”. 信毎web (信濃毎日新聞社). (2020年12月18日) 2021年1月1日閲覧。
- ^ 『信州佐久』佐久市観光協会平成27年3月1日発行20頁、『佐久市民新聞』平成27年5月8日一面左上
- ^ “佐久市の文化財 127 岩村田祇園におけるお船様祭り” (PDF). 佐久市. 2016年2月29日閲覧。
- ^ 成瀬宇平『47都道府県・魚食文化百科』丸善出版、7.31 2011、136頁。
- ^ 長野県佐久市『佐久市志民俗編下』1990年2月20日発行1735頁中1296頁
- ^ 『長野県史 方言編』
- ^ 『佐久市志 民俗編下巻』
- ^ 馬瀬良雄（1971年）『信州の方言』
- ^ “停電情報 佐久営業所”. 中部電力パワーグリッド. 2020年6月15日閲覧。
- ^ “南牧村の生活”. 南牧山村ぐらし支援協議会. 2019年12月19日閲覧。
固有名詞の分類
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