マウント・ホイットニー (揚陸指揮艦)とは? わかりやすく解説

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マウント・ホイットニー (揚陸指揮艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 00:53 UTC 版)

艦歴
発注 1966年8月10日
起工 1969年1月8日
進水 1970年1月8日
就役 1971年1月16日
母港 イタリア ガエッタ
性能諸元
排水量 18,400t
全長 194m
全幅 32.9m
吃水 8.8m
機関 主缶2基、ギヤード蒸気タービンx1基
1軸推進(22,000hp)
速力 23ノット(43km/h)
航続距離 13,000海里(16ノット時)
乗員 士官52名、下士官兵790名
兵装 Mk.15 20mm CIWSx2基
Mk.38 25mm単装機関砲x2門
M2 12.7mm単装機銃x4丁
Mk 36 SRBOC チャフ・ロケット
艦載機 格納庫なし。ヘリコプター発着艦スペースのみ。
モットー

マウント・ホイットニー (USS Mount Whitney, LCC-20) は、アメリカ海軍第6艦隊旗艦ブルー・リッジ級揚陸指揮艦の2番艦。以前は第2艦隊の旗艦であった。艦名は、カリフォルニア州シエラネバダ山脈ホイットニー山にちなむ。略称は、「MTW」[1][リンク切れ]

艦歴

マウント・ホイットニーはAGC-20として分類されたが、1969年1月1日にLCC-20に再分類された。ニューポート・ニューズ造船所で建造され、1969年1月6日に進水した。

同艦は乗組員の90日間分の食料を搭載し、3,000人が緊急避難可能な物資供給支援を行うことができる。また、同艦の蒸留施設は一日あたり400m3の真水を作り出すことができる。同艦はアメリカ海軍初の女性兵士搭乗に対応した艦である。

マウント・ホイットニーは、最も高度なC4I(Command, Control, Communications, Computer, and Intelligence)設備を搭載した艦であり、ジョイント・タスクフォース下の全ての部隊指揮する能力を保有する。

マウント・ホイットニーは、HFUHFVHFSHFおよびEHF帯の無線交信を行うことができ、大量のデータを安全に送受信することができる。これによって、ジョイント・インテリジェンス・センターおよびジョイント・オペレーション・センターとして適時な作戦支援を行うことができる。

1994年ハイチでのアップホールド・デモクラシー作戦に参加した。1999年には「ラ・サール」の後任として地中海展開し、第6艦隊旗艦に就任した。

2002年11月12日にマウント・ホイットニーは、エンデューリング・フリーダム作戦の指揮艦として作戦参加した。配備中に、同艦はジョン・F・サットラー中将指揮下、ノースカロライナ州のキャンプ・ルジューンを基地とする第2海兵師団海兵遠征軍を搭乗させた。

2005年2月25日に「ラ・サール」と交替して第6艦隊旗艦となった。ラ・サールは同年5月に退役した。

2008年8月20日国務省のウッド副報道官代理は、南オセチア紛争で被害を受けたグルジアへの人道復興支援のため、第6艦隊旗艦「マウント・ホイットニー」を始め、同艦隊所属のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦マクファール」および沿岸警備隊ハミルトン級カッター「ダラス」の3隻に人道支援物資を積載した上で黒海に派遣することを発表した[1][リンク切れ][2][リンク切れ]

2011年3月、国連安保理決議1973で定められたリビア飛行禁止空域を実行するため、オデッセイの夜明け作戦参加部隊の旗艦を務めた。

脚注

外部リンク




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