ヘーパイストス ヘーパイストスの概要

ヘーパイストス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 10:04 UTC 版)

ヘーパイストス
Ἥφαιστος
炎と鍛冶の神
ヘーパイストス像。ルーヴル美術館所蔵。
信仰の中心地 レームノス島, シケリア島
住処 オリュムポス
シンボル 帽子, 武具, 金床, 金鎚, 矢床
配偶神 ホメーロスイーリアス』:カリス(あるいはカレー
ホメーロス『オデュッセイア』:アプロディーテー
ヘーシオドス神統記』:アグライアー
ゼウス, ヘーラー
兄弟 アテーナー, アポローン, アルテミス, アレース, ヘルメース, ディオニューソス, エイレイテュイア, ヘーベー
子供 アグライアーとの子供:エウクレイア, エウペーメー, ピロプロシュネー英語版, エウテニアー
カベイローとの子供:カベイロス
アイトネーとの子供:タレイア
ローマ神話 ウゥルカーヌス
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その名前の語源は「炉」「燃やす」という意味のギリシア語に由来するといわれているが、インド神話の火の神・ヤヴィシュタに由来するともいわれる。古くから小アジアおよびレームノス島シケリア島における火山帯で崇拝された神といわれる。

ローマ神話ではウゥルカーヌス(Vulcānus)に相当する。あるいは、ローマ神話名を英語読みしたヴァルカン(Vulcan)や、日本語では長母音を省略してヘパイストスヘファイストスとも呼ばれる。

小惑星ヘファイストスはヘーパイストスにちなんで命名された[2]


  1. ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』。
  2. ^ (2212) Hephaistos = 1978 SB”. MPC. 2021年9月25日閲覧。
  3. ^ a b 『イーリアス』18巻。
  4. ^ 『イーリアス』1巻。アポロドーロス、1巻3・5。
  5. ^ アポロドーロス、1巻3・5。
  6. ^ ヘーシオドス『神統記』927〜928。
  7. ^ ホメーロス風讃歌』第3歌(「アポローン讃歌」)。
  8. ^ ヒュギーヌス、166。パウサニアス、1巻20・3。
  9. ^ 『ギリシア・ローマ神話辞典』231頁。
  10. ^ 『イーリアス』21巻。
  11. ^ アポロドーロス、1巻3・6。ピンダロス『オリンピア祝勝歌』第7歌35〜37。ルキアーノス『神々の対話』。
  12. ^ 『オデュッセイア』8巻ほか
  13. ^ ヘーシオドス『神統記』945〜946。
  14. ^ ルキアーノス『神々の対話』。
  15. ^ アポロドーロス、3巻14・6。ヒュギーヌス、166ほか。
  16. ^ アポロドーロス、3巻16・1。パウサニアス、2巻1・4。
  17. ^ アポロドーロス、1巻9・16。
  18. ^ 『ギリシア・ローマ神話辞典』232頁。
  19. ^ 『オデュッセイア』8巻。
  20. ^ ルキアーノス『にわとり』3。
  21. ^ アポロドーロス、3巻14・6。
  22. ^ ヘーシオドス『仕事と日』。
  23. ^ ヒュギーヌス、140。
  24. ^ 『イーリアス』18巻ほか。
  25. ^ アポロドーロス、1巻9・26。
  26. ^ アポロドーロス、2巻5・6。


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