スーパーファミスタ3 スーパーファミスタ3の概要

スーパーファミスタ3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/23 04:15 UTC 版)

スーパーファミスタ3
ジャンル 野球ゲーム
対応機種 スーパーファミコン [SFC]
開発元 ナムコ(パースタ3チーム)
発売元 ナムコ
デザイナー きっしい
三瓶山
音楽 DONALD KAWAGEN
GAKO KOJIMARO
美術 しましま
人数 1 - 2人(対戦プレイ)
メディア 8メガビットロムカセット[1]
発売日 1994年3月4日
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前年(1993年)まで、同じ任天堂製家庭用ゲーム機向けソフトとして、ファミリーコンピュータ(ファミコン)版やゲームボーイ[2]と並行して発売していたが、本年より1996年まで、原則SFC版に一本化された('96年のみ、ゲームボーイ『ナムコギャラリーVol.2』に内包する形で『ファミスタ4』を発表)。

概要

本作より、バッテリーバックアップ機能の導入により、実際の日本プロ野球のリーグ戦(当時130試合制)さながらに楽しめる「リーグモード」が導入された(過去に『ファミスタ'90』で導入されたことがあるが、最大45試合で現実の試合数の半分にも満たなかった)。

選手のデータ設定では、守備力・肩がアルファベット6段階によるランク付け(上から、S,A,B,C,D,Eの順)だったが、守備・肩が15-0の間に数値化された[3]。なお、他の最高値は、打率が.999、本塁打が99、打点が255、走力が99に、投手の球速は255km/h、変化率については、左右が99、下(フォーク)が16にそれぞれ設定された。また、投手の打撃データは、従来一律打率.150、本塁打・打点0だったのが、セ・リーグについては実際の成績を反映したものに差別化された。守備力・肩は概ね5に設定されたが、ゴールデングラブ賞受賞者[4]については7に設定された。走力については、一部を除き一律6(本作最低ランク)に設定された[5]。ちなみに淡路島出身の投手には、特殊な能力値に設定されている選手が存在する。

グラフィック面では、打者の体型が従来の太めの三頭身キャラに加え、二頭身キャラとやや細い長身キャラ(攻略本ではそれぞれ「ポチャ」「ミニ」「スリム」と表記)が追加された一方で、一本足打法神主打法などのバッティングフォームは廃止され、投手のピッチングフォーム・グラフィックは、オーバースロートルネード投法サイドスローの3つに絞られ、アンダースローなどは廃止された。前作にもあった試合後のナムコットスポーツや、ホームランを打った後のアトラクションに加え、「3」ではファインプレイと盗塁成功時に選手名が表示されバックの歓声が場を盛り上げる。

『スーパーファミスタ』シリーズとしては唯一、操作面ではバットの長さ調節が、ゲームモードではオールスターモードが採用されていない。

本作では、基本的に1994年シーズン開幕前時点のデータを採用しており、前年に導入のFA制度による選手移籍を反映。松永浩美などが移籍先の所属となっている。一方で過去の『スーパーファミスタ』シリーズ同様、前年シーズン終了後日本プロ野球界を去った外国人選手ヤクルトスワローズレックス・ハドラーオリックス・ブルーウェーブケルビン・トーベほか)や現役引退選手も在籍している(ヤクルトスワローズ八重樫幸雄杉浦享)。

試合終了後の新聞「ナムコットスポーツ」では、前作『スーパーファミスタ2』で削られた個人成績欄が再掲載された。また、見出しにはチームごとの略称が入るようになったほか、『2』で掲載された4コマ漫画『野球くん』の続編『野球くん2』が掲載された。

ちっちゃいモード時には、攻撃しているチームのマスコットが登場する様になった[6]

登場球団

セントラル・リーグ
パシフィック・リーグ
架空チーム

※以下、ファミスタシリーズに登場する球団一覧#スーパーファミスタ3を参照。

  • アッシーズ
  • カットバス
  • ウケローズ

  1. ^ 『スーパーファミコン パーフェクトカタログ』、ジーウォーク、2019年9月28日、 113頁、 ISBN 9784862979131
  2. ^ ファミコン版は『ファミスタ'94』(12月発売)、ゲームボーイ版は『ファミスタ3』(10月発売)。
  3. ^ 『スーパーファミスタ2』では、「きみがヒーロー」モードで作成した選手のデータを表示する際、走力・投手の変化率もアルファベットとなっていたが、攻略本では数値で表記していた。
  4. ^ セ・リーグでは、今中慎二桑田真澄。パ・リーグでは、野田浩司
  5. ^ アッシーズの既存投手とちーむえだ(「TEAM EDIT」モードに登場する淡路島出身選手)は、16に設定。
  6. ^ 1994年当時はまだマスコットキャラクターが存在していなかった広島などペットマークのキャラクターが登場する球団もある。また、ダイエーは前年にデビューしたハリーホークではなく平和台球場時代のマスコットであったホーマーホークが登場する。
  7. ^ ただし、ゲームボーイ版『ファミスタ2』(1992年発売)にも、「よこはま」という似た形状の球場が登場していた。『スーパーファミスタ4』(1995年発売)のオープニングムービーで「みなとのよこ」を紹介する際には、初登場年を1994年としている。


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