し・める【締める/閉める】
読み方:しめる
1 強く引っ張ったりひねったりして、緩みのないようにする。「三味線の糸を—・める」「元栓を—・める」「ねじを—・める」
2 長い布やひもなどを巻きつけて、緩まないように固く結ぶ。「帯を—・める」「ネクタイを—・める」
5
㋐(「緊める」とも書く)気持ち・態度などを緊張させる。また、管理を厳しくする。「気を—・めてかかる」「新入部員を—・める」「派を—・める存在」
6 出費を切り詰める。節約する。「交際費を—・める」「家計を—・める」
7 物事のまとまったことを祝ってみんなで一緒に手を打ち合わせる。手打ちする。「最後に手を—・めていただきましょう」
8 (「〆る」とも書く)そこまでを一区切りとして合計する。また、飲食店で会計を頼む。「売り上げを—・める」「いったん—・めてください」
9 (「〆る」とも書く)あれこれ飲み食いして、終わりの食べ物とする。「鍋料理は雑炊で—・めよう」
10 (「〆る」とも書く)塩や酢で魚の身をひきしめる。「サバを酢で—・める」
12 (閉める)あいていた窓や戸などをぴったりとじる。「雨戸を—・める」⇔開(あ)ける。
13 (閉める)その営業・業務を終了する。また、廃業する。「店を—・める」「窓口は五時に—・めます」⇔開(あ)ける。
「胸中残さずうち明けて、評議を—・めむといふ間もあらせず」〈浄・忠臣蔵〉
「—・めてはなれし身なりしを、また結びかへ行く旅の」〈浮・御前義経記・三〉
→閉(と)じる[用法]
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