外国人墓地
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外国人墓地(がいこくじんぼち)は、19世紀から20世紀前半の日本において居留地に在住し、そこで死亡した外国人を埋葬するための墓地。
著名な外国人墓地
- 函館 - 函館山の山麓、函館市船見町にある。プロテスタント墓地、ロシア人墓地、中国人墓地からなる。詳細は「外国人墓地 (函館)」を参照のこと。
- 東京 - 青山霊園のなかに東京一の規模を持つ外国人墓地があるが、墓の維持費を払っていない遺族が多いため公園となる可能性もある。他にも多磨霊園、染井霊園、谷中霊園、雑司ヶ谷霊園などの古い墓地に外人墓地区画がある。
- 横浜 - 山手の横浜外国人墓地は半ば観光地化されており、「かながわの景勝50選」にも選ばれている。横浜にはこの他に中華義荘、根岸外国人墓地、英連邦戦死者墓地もあり、詳細は「横浜市内の外国人墓地」を参照のこと。
- 軽井沢 - 宣教師など避暑地として別荘を所有していた外国人の墓地。旧軽井沢六本辻の近く、軽井沢霊園の一角にある。居留地以外の地域に外国人墓地がある唯一の例で、”WE LOVED KARUIZAWA”と刻まれた墓石があるなど特有の異質さがある。
- 大阪 - 現在、大阪市設の服部霊園(豊中市)にある。
- 神戸 - 国指定の名勝。六甲山地は再度山の山頂近くにある。詳細は「神戸市立外国人墓地」を参照のこと。
- 長崎 - 稲佐地区、大浦地区、坂本地区にある。管理者は稲佐地区のみ悟真寺、残り2ヶ所は長崎市。
関連項目
外部リンク
- Foreign Section Trust(FST) - 青山外国人墓地を保護する団体。日本における初期の駐在外国人の墓所の保存を目指し活動しているグループ。
- 公益財団法人 横浜外国人墓地 - 横浜外国人墓地を保護する団体。
外国人墓地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:46 UTC 版)
悟真寺の敷地周辺には日本人の墓地の他に、「唐人墓地」、「オランダ人墓地」、「ロシア人墓地」、「稲佐国際墓地」の4つの外国人墓地が存在する(稲佐悟真寺国際墓地)。これらは現在も悟真寺住職により管理されており、仏教寺院境内に仏教・道教・キリスト教・イスラム教の異なる宗教の墓地が併存する珍しい形態となっている。 1602年(慶長7年)、長崎在住の唐人らは、貿易のため長崎を訪れていた商人や、明からの政治亡命者の死没者のための墓地開設を当時の長崎代官であった末次平蔵に請願。その結果、菩提寺であった悟真寺の隣接地に唐人墓地が開設された。1649年(慶安2年)には、それまで水葬とされていた在留オランダ人の死没者の埋葬が許されるようになり、本寺の唐人墓地の一角にオランダ人墓地が開設された。 以降、1858年(安政5年)にはロシア人を埋葬するロシア人墓地が、翌1859年(安政6年)にはオランダ人・ロシア人以外の外国人を埋葬する稲佐国際墓地が開設された。なお、後者は長崎港東岸の外国人居留地と遠く離れており不便なことから、1861年(文久元年)には大浦国際墓地が居留地近隣に開設されている。
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