ダム建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 14:08 UTC 版)
大同電力の未開発水力地点の一つに「坂下」地点があった。1920年に水路式発電所の計画で水利権を得た「落合」地点をダム式発電所に変更した際に上流側に残った地点にあたる。水利権は日本発送電を経て関西電力へ引き継がれ、1951年から建設準備が始まった。この坂下発電所(完成時に山口発電所へ改称)は取水口を南木曽町吾妻に設置し、ダム(山口ダム)によって総貯水量348万4000立方メートルの調整池を築いて最大4万2000キロワットを発電するというものである。ダム建設に際し、当時取水口に土砂が堆積して渇水期には十分な取水ができない状態となっていた賤母発電所についても改造し、このダムから取水するよう変更されることとなった。山口ダムは1957年(昭和32年)11月末に完成し湛水を始めた。 2019年(令和元年)5月30日、発電所にて関係者ら50人が出席して運転開始100周年記念行事が開催された。
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