オンボード‐ダイアグノーシス【on board diagnosis】
オー‐ビー‐ディー【OBD】
OBD
クルマの排出ガス対策システムの故障診断を行い、故障の場合、故障していることをドライバーに知らせると同時に、故障箇所などを記録しておく警報システムの取り付けを義務づけた法規がOBD規制。とくに、アメリカ・カリフォルニア州が1988年モデルから規制したものをOBD-Ⅰ、94年モデルから強化されたものをOBD-Ⅱと呼ぶ。
参照 オンボードダイアグノーシスオンボードダイアグノーシス
クルマの排出ガス対策システムの故障をモニターして、警告灯を点灯させドライバーに故障を知らせると同時に、故障内容を記録しておく警報システムで、英語名を略したOBDまたは車載式故障診断装置と呼ばれる。OBDの装備を義務づけた規制は最初にアメリカで実施されたもので、日本においては2000年の排出ガス規制強化の際に初めて適用された。故障をモニターするおもな対象には、燃料系、EGR、O2センサー、エンジンの失火、サーモスタットなどがあり、これらの装置が故障した場合、その内容がコンピューターに記録され、サービス時に読み取ることができるようになっている。なお、現在は日米欧でOBD規制が実施されているが、国により細かい要件が異なる。
参照 排出ガス対策システム、平成12年度排出ガス規制- on-board diagnosisのページへのリンク